ギャラリー日記

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10月19日 TAIPEI VR TOKYO 2021

今年もアート台北の参加を断念した。
これで2年続けての不参加となる。
同様に韓国のアートフェアKIAFも参加を取りやめた。
現地からの報告では昨年もそうだったが、韓国の美術市場も昨年からかなりのバブルのようで、出展した画廊の話では途中で作品を追加しなくてはならないほどの盛況だそうだ。

今回で不参加は三回目となるが、その三回とも景気がよくて、そういう時に限って参加できないのは普段の行いのせいなのだろうか。

さてアート台北では昨年と同じく出品予定であった作家さんの作品を展示して、VRにて台湾をはじめとした直接作品を見ることができない方達に作品を見ていただき、アート台北の雰囲気を少しでも味わってもらおうと企画をさせていただいた。

昨年は好評でほぼ完売に近い成果をあげることができた。
これに味を占めたというわけではないが、今年もアート台北と同じ会期にてやらせていただくことにして、今日明日で展示をすることに。

前の展覧会が終わったばかりで、息つく暇もない展覧会だが、それぞれ力作揃いで皆様には楽しんでいただけるのではと思っている。


10月11日 寺田小太郎コレクション

多摩美術大学美術館で開催されている「寺田小太郎コレクション いのちの記録 継承」展に行ってきた。
私どもが納めた多くの作品が展示されていて、私どもと寺田氏との深い繋がりに改めて想いを馳せるのであった。
会場に掲げられた寺田氏の言葉がまず目に入る。
「私の生きた証として何を残すのか。私は最終的には芸術しかないと感じるのです」
その生き様を見事に貫いた寺田氏に心からの尊崇の念を捧げたい。
コレクションからは豊潤な温かさと優しさが感じられる。
そうした7000点に及ぶコレクションから今回私どもが扱った多くの作品が展示されていることを誇りに思うとともに、継承というサブタイトルがついているように、次世代にコレクションが繋がっていくことを願うばかりである。




10月10日 ポーラミュージアムアネックス最終日

ポーラミュージアムアネックスの中村萌個展も今日が最終日となった。
ギャラリー椿での個展は一足早く終了したが、ポーラでは約2ヶ月にわたり展示をしていただき、心よりの感謝申し上げる。
多くのお客様に中村萌の多様な表現を見ていただくことができたことを作者ともども大いに喜んでいる。
今後もさらなる展開を見ていただくことになると思うが、引き続きの応援をよろしくお願い申し上げる。
尚、10月21日から4日間の短い会期だが、ギャラリー椿にてコロナのため参加できなかった「アート台北」に代わり「TAIPEI VR TOKYO 2021」展を開催し、そこにも中村萌が参加するのでご覧いただければ幸いである。
また台北でも中止になった恒例の「Toy Show」に代わり、11月19日から23日まで「Art Monster 」展が開催され、中村萌作品が展示される。
台湾の皆様にも久しぶりに間近で見る中村萌作品にご期待をいただきたい。


10月7日 新たなコレクター

昨日はお客様のお宅に作品のお届け。

会社とご自宅が近くにあり、どちらも素晴らしい建物。
コレクションもさることながら、ご自宅のリビングにはプールがあるから驚き。
水流が流れるようになっていて、それに向かって長時間泳げるそうだ。
庭にプールがあるお客様はいるが、家の中にプールがあるのは初めて。
大阪の画廊に勤めている頃、和歌山の山持ちのお宅を商談で訪問した際に時間があるならゴルフでもしていかないかと言われ、 ゴルフの練習場でもあるのかと思ったら、庭に本格的な6ホールのゴルフコースがあるのに驚かされたことがあったが。

お届けしたご自宅や会社にはセンス良く現代美術が所狭しと飾られている。
今は市場で人気がある作家ばかりだが、ほとんどが有名になる前にコレクションをしていたそうで、その先見の明は大したものである。

最近はこうした新たなお客様との出会いが多く、アートの価値観の多様性とともに、スケールの大きいコレクターが増えてきたのを実感させられる。

こうした方達と以前のお客様同様に長いお付き合いをさせていただきたいものである。

10月1日 柳澤裕貴個展

早いものでもう10月。
  コロナ騒ぎも12月には2年になる。
私どもではめげずに展覧会を続けている。

中村萌個展が終わり息つく間も無く、10月2日(土)より柳澤裕貴個展が始まる。
色濃い樹林からの木漏れ陽を情感豊かに描き出し、あたかもその場にいるような温もりを感じさせてくれる。
今回は新たに建物を取り入れた風景画も発表するが、自然の情景だけの方が柳澤らしく思えるのだが。
そこはこれからの課題で新たな展開を期待したい。

余談だが、柳澤の私どもの初めての個展が東北の震災の日で、その後2回続けて台風や大雨にたたられていて、 今回もまたかと思ったが、どうやら明日には台風は通り過ぎ無事初日を迎えることができそうである。




9月29日A 偽版画

ようやく世間を騒がせた偽版画事件の当事者が逮捕された。
私が加盟し理事長も務めた日本現代版画商協同組合所属の画商が主犯であったことは誠に遺憾であり、被害に遭われた方には心よりお詫びを申し上げる。
昨年の春から偽物の疑いがある版画が出回っているという情報をもとに、組合有志が中心となって調査を続け、結果組合員である大阪の画商が自白をし、理事会においてこの画商を除名処分にするとともに警視庁に被害届を提出することになった。
その後の経過はテレビ新聞などで報道されたが、版画の販売に携わった百貨店、美術業者、オークション会社などはその対応に追われ、オリジナル版画までがその影響を受けることになり、市場は大混乱となった。
9ヶ月にも及ぶ捜査の結果ようやく逮捕に至ったのだが、お客様の被害はもちろんのこと、美術業界の信用失墜も著しく、今後の結果次第では更なる被害も予想され、業界としても二度とこのようなことが起こらないよう、偽物が出ない土壌を作っていくことが求められる。

ただオリジナルの偽物と違い、今回の版画の多くは作家の手によるものではなく、工房が新聞社や出版社の依頼を受けて制作したものが多く、私たち組合ではオリジナル版画とこうした版画を区別して、作者の手によるもではない版画を複製版画と呼ぶことにしていた。
今回の作品の中にも複製版画のさらに復刻版、それをまた復刻した新復刻という版画もあって、こうした偽版画ができる土壌が根底にはあったのは間違いない。

油絵や日本画、彫刻などは作者の手によるものだけに複製や贋物を作ることは難しく、その判定も識者が見れば判明できるものが多い。
ところがこうした類の版画はスキャナをしたりデジタル化することで容易に複製することができるので、専門家が見てもそう簡単にはその違いはわからない。 私も事件が発覚した折に今回の版画を弁護士立会のもと数人の画商と見ることがあったが、その違いは全くわからなかった。
そこでサインの筆圧や落款を見ることになるのだが、それも精巧に真似をしていて、そう簡単には識別できるものではなかった。
巷間では目利きの画商がいなくなったのが問題の一つと言われているが、そういうことではなくデジタル化により複製版画と偽版画の違いがわからなくなっていて、今回の事件はその盲点を突かれたと言っていいのではないだろうか。
さらに言えばこうした複製版画を作者や著作権者が監修することなく工房で制作したのも問題であり、これを安易に販売した美術業者、出版元や百貨店にもその因があるように思う。
これを機会に複製版画のあり方にも言及し、今一度信頼回復に努めるのが我々に課せられた使命ではないだろうか。

9月29日 中村萌展終了

先週土曜日でギャラリー椿での中村萌個展は好評のうちに終了した。
ポーラミュージアムアネックスとの相乗効果もあり、多くの方が画廊を訪れてくれた。
おそらくその多くが中村萌を初めて知った方達で、こうした方が中村萌のアートグッズを買ってくださったり、フィギュアや版画の抽選に参加してくださった。
抽選も個展終了と同時に締め切ったが、何と応募総数は1500を超え、今はその整理に追われていて、開票までにはしばらくお時間をいただくことになりそうである。
また、フィギュアはまだ見本だけで、当選した方のお手元に渡るのは早くても3ヶ月になることをご了承いただくようお願いをすることになる。
ポーラミュージアムアネックスでは10月10日まで開催しているので、まだご覧いただけない方は是非お立ち寄りをいただきたい。
また画廊でも金曜日まではアンコール展示で奥のスペースに作品を飾っているのでご覧いただければ幸いである。



9月12日 オリパラとコロナと現代アートバブル

オリンピック、パラリンピックも色々取り沙汰されたが、日本選手の活躍もあって盛会のうちに終了した。
暑さやコロナ、テロなど心配されることも多かったが何事もなく運営されたことは何よりであった。
これも選手はもちろん組織委員会、東京都の大会関係者やボランティアの奮闘の賜物である。

東京ではここに来てコロナ感染者数も減少傾向にあり、これもワクチン効果なのかと微かな光明が見えてきた感がある。

ただ油断は禁物で重症者は増加の傾向にあり、医療従事者のご苦労は察するに余りある。 私の身近でも同業者がコロナで死亡したり、重症化し一歩手前で一命を取り留めたお客様や仕事に大きな影響を被った方もいて、他人事ではない事例が相次いだ。

緊急事態も9月いっぱい延長になり、画廊周辺の飲食店でも閉店したり休業を続けるところも多く、事態が深刻化しているところも多くなっている。

こんな状況の中、私のところは作家さんやスタッフの頑張りもあって、5月以降の展覧会は好調で、現代アートバブルの恩恵を多少は受けているようだ。

ただ、これもコロナといっしょで油断禁物、いつバブルが弾けてもおかしくない状況にある。 私どもでは、こういう時こそアートの裾野の拡大に努めなくてはいけないと思っていて、フィギュアや版画、アートグッズの制作、オンラインショッピングの拡充、企業とのコラボなど、マスを対象にしたアートの普及に努めている。
投機とか流行による景気は、一度破綻すると止めどもなく、そこに依存していた顧客層は雲散霧消してしまうことは、過去の例にいとまがない。
純粋なアートファンの掘り起こしこそが今の私に課せられた使命だと思っている。
こうした方達のサポートが私どもの多くの作家たちの活躍につながることを願って。




9月6日 メッセージと会場構成

中村萌展

中村萌の作品が何故こんなんに多くの人から愛されるのだろう。 作品の可愛さ、癒しが多くの人に愛される大きな要素となっているが、それだけではないように思う。

材質を生かした表現の多様性もあるだろう。
それ以上に練りに練った立体ならではの会場構成もまた大きな要素となっている。
台座ひとつにしてもギャラリーからのあてがいぶちではなく、自分で考えた作品をより効果的に見せる台座を考える。
台座の高さや位置では1センチの誤差にも気を配る
椿では杉の丸太を、ポーラでは床の色に合わせた台座を作り、それぞれの空間に作品がより浮き立つように工夫をしている。

配置も全体が一つの作品であるかのような構成を考える。
今回の両会場を見ていただくとその空間構成の巧みさがよくわかる。。
作品をただ並べるのではなく、如何に引き立てているかを見ていただきたい。

更に重要な要素はテーマとメッセージを展覧会ごとに発していることである。
今回はポーラでは「Our Wereabauts 私たちの行方」椿では「inside us 」というテーマを掲げている。
そうした幾つもの要素が重なり今の中村萌があると思っている。

「私たちのゆくえ」

私のようで、わたしではなく、
だれかのようで、だれでもない。
そんな曖昧な存在を探るようにして、つくりつづけています。

まるで目隠しをして歩いているような、
目に見えない不安と閉塞感が漂い続ける今、
私たちの向かう先に、
わずかでも明るい光があることを祈って、本展覧会を構成しました。
一方、同時開催のギャラリー椿では、その光の影に存在する、
拭いきれない孤独のようなものに寄り添うことができたらと思い
作品を展開しています。

木との関係性、絵画と立体の境界、その行方についてなど、
ここ数年、自分が思いめぐらせてきたことを、
そのまま会場全体で表現できたらと思っています。


9月2日 ポーラ ミュージアム アネックス

こちらも準備が終わり明日からのオープンを待つばかり。

中村萌が苦労して練り上げて会場プランだけあって、素晴らしい空間構成になっていて、空間も彼女の作品として見ていただきたい。
私どものスペースもそこそこ広いと思っていたが、こちらの広さには敵わない。
銀座の一等地にこれだけのアートスペースを持てるのは羨ましい限りである。

展示作品はお客様からお借りした立体作品と板絵13点が飾られている。
それぞれの作品が邪魔をせず、調和のとれた展示となっていて、ゆっくりと展示を楽しんでいただけるのではないだろうか。

ぜひ両会場に足を運んでいただきたい。


9月1日 今日から9月

早いものでもう9月。
今朝は秋の気配を感じさせる涼しい朝となった。
予報もここ1週間天気はあまり良くないようで、気温もいつもに比べると低く、過ごしやすい日が続きそうだ。
とはいえ、気候の変化は激しく、残暑の暑さと涼しさの繰り返しなのかもしれない。
春の訪れを三寒四温というが秋の訪れはなんというのだろう。

今日で画廊、ポーラともに中村萌の展示は一段落。
お客様からお借りした作品を含め総点数50点余が展示される。
ポーラとうちは中村萌がデザインした展示空間となっていて、それぞれが趣のある空間を構成していて、見応えのある展覧会となりそうだ。

ポーラの方はまだお見せすることができないが、ギャラリーの方の展示風景を取り敢えずお見せする。
木彫の大作を囲むようにそれぞれ違った色で着彩されたブロンズ作品が13点が無垢の杉の丸太の上に置かれる。
壁には初個展以来の100号キャンバスの油彩が飾られ、対面の壁には大きな板絵が飾られる。
この板絵はポーラでは13点が天井から吊り下げられその様は圧巻である。
明日には紹介できるだろう。
ギャラリーの奥には六甲ミーツで屋外展示された作品が折り重なるように並ぶ。
森に分け入るような感覚で作品を見ることができる。

このように各空間を作家の感性で構成し、作品と空間を意識した展示を皆さんに見ていただくことになる。
楽しみにしていただきたい。


8月31日 8月も終わり。

8月も今日で終わり。
コロナ禍に振り回される中、8月は梅雨のような長雨となり、お盆休みに海や山でのレジャーを計画していた人達にとってはがっかりの夏休みとなってしまった。
6月に早々と2回目のワクチン接種を終えた私だが、念には念をでコロナ感染リスクをを避け、河口湖で8月中は過ごすことにした。

そんなこともあって、今日は画廊には久しぶりの出勤となった。
涼しい山の中にいただけに東京の蒸し暑さはこたえる。

ただ9月3日から始まるギャラリー椿とポーラミュージアムアネックスで開催される中村萌個展の反響が大きく、暑いなどとは言ってられない。
ポーラとうちの画廊は信号を一つ越えた近いところにあるので、来られた方は両方を一度に楽しんでいただける。

まだ作品が未到着でどんな作品が来るかはスタッフに任せているので、明日からの搬入、展示が楽しみである。
新たのアートグッズも発表されるようなのでそちらも楽しみにしていただきたい。

コロナ禍と残者が続く中ではありますが、是非のお越しをお待ち申し上げる。


8月7日 オリンピックと横田尚個展

日本のメダルラッシュに沸いたオリンピックも明日閉会式。
開催中の横田展も来週水曜日までとなった。
メダルラッシュ同様に横田作品も大作を含めほぼ完売となり、わずかに残った作品にも問い合わせが来ていて,この暑さを吹き飛ばす勢いとなった。

個展を繰り返すうちに少しづつファンが増え、彼女の地道な努力がようやく身を結んだようだ。
今のバブル景気で俄に人気作家となったのとは違い、一歩一歩精進した結果だけに嬉しさもひとしおである。
昨年の個展をコロナの影響で小学校の教員をしている横田にとって大きな負担となっていて、結果キャンセルをしてきた経緯があった。
その時、そうした中でも制作に頑張っている人たちがいるのだから、更なる努力をしないと次がないぞと私は厳しく言ったのだが、その叱咤が彼女を一回り大きくしたようだ。
金井訓志氏の紹介で個展を開催したのが16年前で、当時の絵はどちらかというと重苦しい不気味なシュール的な表現だったのが、次の個展からガラッと画風が変わり、 今のような目の大きい女性像に金魚を配する画風に変貌し、タッチの粗い画面も徐々に深みのあるマティエールとなり、こうした変化が多くの人の目に留まることとなったのだろう。

それでもまだまだ発展途上、この結果に満足することなく、ますますの精進をしてもらいたい。

7月27日 メダルラッシュ

オリンピック開催には賛否両論があったが、始まってみると日本はメダルラッシュでオリンピックは大いに盛り上がっている。
アートと同じでスポーツは心を揺さぶられ感動を呼ぶ。
アスリートの一挙手一投足にみんなが手に汗握り、テレビの画面に釘付けになる。
暗いニュースばかりが続く中、オリンピックの明るいニュースが心を晴れやかにさせてくれる。
勝者の涙も敗者の涙も美しい。
こうした感動をもたらしてくれたアスリート達、5年間ここを目指して頑張ってきたアスリート達に大いなるエールを送りたい。


7月24日 オリンピック

オリンピック連休で交通規制などもあって、混雑を避けて河口湖に疎開中。
開催については賛否両論あったが、決まった以上は日本人選手の活躍を期待して、今までのモヤモヤを吹き払ってもらいたい。
ただ個人的に思うのは言葉尻を捉えたり、過去の事柄ほじくり返して辞任に追い込むメデイアの姿勢には疑問を感じる。
特に昔の過失は時間が経っても免罪されないものなのだろうか。
犯罪の時効とは次元が違うかもしれないが、それでも法律で免罪される制度があるのであれば、こうした瑕疵は時間と共に許されて然るべきものではないだろうか。
自身で告白をし悔いていても許されないものなのだろうか。
オリンピック精神を盾に魔女裁判のようなことが続かないことを願う。

7月19日 アートフェアA

フェアも二日目に入った。
人出も昨日ほどではないが途切れなく人は入ってくる。
昨日もそうだったが、若い人が圧倒的に多い。
東京でもSPES展の時は同じように若い人が画廊に来ていた。
今までとは違いアートに興味を持つ若い人たちが増えているのだろう。
次のコレクターに繋がればと期待をする。

今日は各ブースをゆっくり回ったが、人気の可愛い系はかなり売れているが、抽象系の作品はあまり売れてはいないように感じた。
ブースでは逆に抽象系の作品が目立つだけに、そちらにも目を向けてくれると良いのだが。
うちに限ればそれなりには売れているが、全体を見るといまひとつと言ったところだろうか。

私は夕方に帰ることにしていて、あと1日スタッフからの報告を楽しみにしている。




7月19日 印象記

紋谷幹男氏展覧会巡り印象記

木村繁之展

人体がモチーフの彫刻は、
人の具体的な姿形を現す技術ですが、
彫刻家にとっての目的が、
姿形の再現(=造形)ではなく、
「詩」を語らせることならば、
一方で、当然のことながら、
言葉に頼ることができないなら、
言葉が滲む、佇まいや仕草、様子などを
そのまま彫刻化することになります。

それが達成できたかどうかは、
観る側に、視覚情報の奥の何かが
届いたかどうかによりますが、
筆者もじっと見ているうちに、
個々の作品の言葉に想いを馳せていることに
気付きます。

言葉がその表現の場を得るのは、
文字だけではない。
そんな印象でした。



7月18日 ART OSAKA

ART OSAKAが始まった。

私は大学を卒業してすぐに大阪の画廊に勤め、社長の家に住み込んで5年間を過ごしたことがあるので、東京生まれで故郷のない私には大阪は第二の故郷である。 また大阪を拠点にした現代美術交流会の集まりが月に一回開かれたり、大阪に本社のあるオークション会社の役員をしたこともあって、20年前までは大阪に頻繁に出かけたものであるが、交流会が解散しオークション会社を退職したこともあって、それ以降大阪を訪ねることがなくなった。

久しぶりに大阪駅に降り立ちあまりの変わりように目を見張った。
梅田に画廊があったので、この辺の土地勘はあったはずだが、大きなビルが立ち並び、右も左も分からない。
フェアの会場がある中之島公演の川の両岸が整備され、美しい散策路に大変貌。
当時の大阪の街は緑が少なく、潤いの少ない暑苦しい街のイメージがあったのだが一変していた。

その中にある重要文化財の中之島公会堂がフェアの会場である。
重厚な造りと歴史を感じさせる装飾には目を奪われる。
ただ限られた会場に予約制とはいえ、多くのお客様が詰めかけ、2回のワクチン接種を終えたとはいえ、この密集状態に耐えかね、早々に会場の外に出てしまい、屋外のレストランの椅子でのんびり川辺の風景を眺めながらお茶をすることにした。

そんなわけでフェアの様子をお伝えできないが、明日スタッフの報告を聞いて、改めて日記に書かせていただく。




7月18日 印象記

紋谷幹男氏の画廊巡り印象記より

大島康之展

展覧会タイトルは、〜AKE FUR ーchair 2021ー〜。

人が動物の種別を見分ける拠り所は、
体表と形の総体である姿(=外見)です。
姿を体表と形に分けて認識するのは慣れない作業ですが、
このように、
「ちなみに、これが体表です」と有無を言わさない実体で
提示されれば、
それが生半可な仕事ではなく、
このような、妥協のない徹底したリアリズムで押し切られれば、?
認識というもろい心の働きは、
右往左往してしまいます。
同時に、哄笑したくなる開放感もあります。

自身が洋服を着ているように、
他の動物も洋服を着ているという前提で、
見直すならば、
逆に、本質はそこではないことに気付きつつ、
感性にとって重要なのはそこであることも
自覚できます。

彫刻は、架空の物語のある、
彩色された木という物質です。
確たる形と色があるので、
質が生まれます。
強い具象性は、このように抽象性を併せ持つ。
そんな印象でした。


7月16日 梅雨明け

どうやら関東甲信、東北は梅雨が明けたようだ。
鬱陶しい雨が続いたり突然の雷雨も怖いし、梅雨が明けるのはありがたいが、明けたら明けたで今度は猛暑。
勝手なものでこっちもできればごめん被りたい。
画廊もSPES展が終わりほっとしたのも束の間、展覧会のの事後処理にスタッフは夜遅くまでおおわらわである。
それが終わらないままに大阪のアートフェアがあり、スタッフの一人は今朝から車で大阪に向かっていて、もう一人のスタッフも明日早くに大阪に向かう。
明日午後から飾り付けが始まり、土曜日の12時からART OSAKAが開催されることになっている。
コロナの感染者も増加の一途で心配は尽きず、来場者は予約制にして入場制限をすると主催者側は言っているが、退場時間は決められていないので、次々に人が入ってくることになり、密になることは間違いない。
さてどのようなことになるのだろうか。
私も日曜日、月曜と画廊が休みなのでたいして役には立たないが、手伝いを兼ねて久しぶりに大阪に行くことにした。
私は6月初めには2回目のワクチン接種を終えているので、まだ一回目も終わっていないスタッフに比べれば、多少密になってもそれほど心配はしなくていいと思っているのだが。
フェアが終わるとオリパラになる。
フェアと一緒でこれも強行されることになるのだが、果たしてどんな結果になることやら。
ただやる以上は出場する日本選手には頑張ってもらい、コロナの不安を吹き飛ばし大いにオリパラを盛り上げてもらいたい。
ただ大阪から帰ってくるスッタフはオリンピックどころではなく、28日からの二つの個展の準備が待ち受けている。
暑さもあって体調を崩さないようになんとか頑張ってもらいたい。
頑張ったご褒美でボーナスは当然はずまなくてはならない。

art osakaについては下記のリンクよりご覧ください。
-http://www.gallery-tsubaki.net/2021/art%20osaka/info.html-



7月11日 「Life Art Exhibition」

無印良品銀座、Idee Tokyoなどで「Life Art Exhibition 」が始まった。
無印良品銀座では一階に尾関立子の作品が展示されている他、各フロアーに他の作家たちの作品が展示されている。
画廊とか美術館ではなく生活用品や家具の中にアートが展示されることで、アートが生活の一部であることを知ってもらえるいい企画である。
7月9日から9月5日まで観ることができる。


7月9日 寺田コレクション

寺田小太郎 「いのちの記録」コレクションよ、永遠に
多摩美術大学美術館で今日から始まった。

40年を超えるお付き合いをさせていただいたコレクター寺田氏のコレクションに再び出会うことができた。
寺田氏はそのコレクションをオペラシティアートギャラリーをはじめ多くの美術館に寄贈されその数は4500点に及ぶ。
寄贈されていない作品を含めるとおそらく7000点を超える美術品を蒐集された稀有のコレクターである。
多くの無名のアーティストを支えていただき、私の今があるのは寺田氏のおかげと言っても過言ではない。
美術館に寄贈することで再びコレクションされた作品に光が当たることとなり、アーティストにとってこれほど嬉しいことはないだろう。
前編、後編に分かれていて、後編には私どものアーティストの作品が多数出品されることになっている。

今回の展覧会では寺田氏の本業であった造園業にもスポットをあて、自然の造形と美の探求の関連にも触れている。

前期 7月10日〜9月20日
後編 10月2日〜11月22日

7月8日 ポーラミュージアムアネックス

ポーラミュージアムアネックスから9月に開催される中村萌個展のリリースがアップされたので紹介させていただく。
ギャラリー椿でも同時に個展を開催する。
こちらはリリースの準備が出来次第紹介させていただく。
信号を一つ隔てた直近のスペースでの開催となり、両会場を行き来しつつ展覧会を楽しんでいただきたい。

国内初の大型個展
『our whereabouts -私たちの行方-』
ポーラミュージアムアネックスにて

展覧会名:中村萌「our whereabouts - 私たちの行方 -」
会 期:2021 年 9 月 3 日(金)- 10 月 10 日(日)[38 日間] ※会期中無休
開館時間:11:00 - 19:00 (入場は 18:30 まで) / 入 場 料:無料
会 場:ポーラ ミュージアム アネックス
(〒104-0061 中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3 階) アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7 番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9 番出口から徒歩 6 分
主 催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
協 力:ギャラリー椿
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/


※諸事情により内容が変更になる場合がございます。ギャラリーHP で最新の情報をご確認のうえ、ご来場をお願い致します。

【リリースに関するお問い合わせ】
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス コーポレートコミュニケーション室
info-annex@po-holdings.co.jp
TEL 03-3563-5540 / FAX 03-3563-5543
【読 者 か ら の お 問 い 合 わ せ 先 】
ポーラ ミュージアム アネックス
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細はこちらから

https://www.po-holdings.co.jp/news/pdf/20210708_csr.pdf



7月2日 コロナ感染

スコットランドでは行われたサッカー欧州選手権で観戦者を通して1900人がコロナに感染したというニュースが流れた。
いよいよ東京ではオリパラが始まるが大丈夫だろうか。
東京の感染者も再び増加傾向にある。
酒類提供の自粛がまた取り沙汰されている。

政府や自治体が色々と施策を講じるが収まる気配はない。 テレビのインタビューで、政府ががどうのこうのと言うよりは人それぞれの自覚ではと答える人がいた。
まさに正論である。

休みの日に家内とうちの隣にあるお店で昼を食べていると、食事を終えた若い男女が数人でマスクもせずに大声で喋ったりバカ笑いをしていて、それが延々と続き、思わず注意しようとしたが家内に喧嘩になるからやめなさいと止められた。
默食とまでは言わないが、せめて食事が終わったらさっさと帰って欲しいものである。 若い人は感染しても重症化しないと言うが、感染が学校や職場、家庭に広がると言う自覚がないのだろうか。
画廊でも微熱が出たスタッフに無理せず5日ほど休んでもらい、念のためPCR検査も受けてもらった。
結果は陰性で、どうやら小学生の息子さんの風邪がうつったようだ。
お客様商売をしているので、万が一も懸念しスタッフ達も万全を期してほしい。

オリパラで海外からも多くの人がやってくる。
心配の種は尽きない。

7月1日 現代アートバブル

早いもので一年の半分が過ぎ今日から7月。
梅雨入り宣言があってからは天気予報は雨マークが多いにもかかわらず、大した雨も降らず、展覧会の人出にもそれほどの影響がなく喜んでいたのだが。
ところが昨日の夜からは大粒の雨が降り続き、今日一日も止みそうにもない梅雨空となった。

昨日まで画廊はSPES展の抽選申し込みの整理に追われていたが、ようやく抽選も終わり当選者への告知メールの準備も整い、1日遅れだが今日から当選した方には嬉しいニュースをお届けすることができる。

ただこうした状況を手放しで喜んではおられず、もう少し冷静な眼で見る必要があるのではないだろうか。

今、現代アートはバブルの様相を呈していて、今回のSPES展もその流れの中に入ってしまったようだ。
国内外のオークションでは、イラスト、コミック系のアートの高騰が続き、(かたや日本市場だけだが美人画人気も高い)こうした作家の作品には注文が殺到していて、私のところと同じように抽選など今まで考えられなかった状況が続いているようだ。
おそらくコロナ禍で、使い道がなくなったITやファンド、不動産といった業種の若手経営者のお金がこうした現代アートなどに流れ込んできているのだろう。
これはアートだけではなく、株や金、タワマン、高級時計、貴金属、はたまたウィスキーやワインも同様で、、高騰に拍車がかかっている。
今回の展覧会でも今まで見たこともないような若い人が多く来ていて抽選に参加をしていたのもそうした現象の一つかもしれない。

巷ではバブル期末期にあったような投機を目的とした高額美術品の共同所有などの広告が流れ、経済誌や一般紙も現代アート特集を組み、投機熱を掻き立てるような記事が目立つようになってきた。
こうしたことが起きてくると、もはや末期症状といっていいのかも知れず、手当てをしないと瀕死状態に陥ってしまうのではないかと危惧する。

バブル崩壊もそうだが、こうした状況はいずれはじけるのが常であり、私も50年を超える経験の中でこうした悲喜劇を何度も見てきた。
ついこの前まで無名のアーティストの作品に1000万円を超える値がつき、それが当たり前のように売れていき、結果あっという間に暴落し、私自身も昭和48年のオイルショック時には、そうした憂き目に遭い、取り返しのつかないような痛い目に遭った経験がある。
振り返るとその時の渦中にあったアーティスト達は数人を残し全て消えていった。

それだけに今の現状に有頂天にならず、先を見据え、私どもが関わる作家さんが露頭に迷うようなことはしたくない。
そのためにも高みを目指すのではなく、長きに亘り作品を愛し、特定の作家だけを求めるにわかコレクターや画商ではなく、私どもの多くの作家たちを支えてくださる真のお客様とともに地道に歩んでいきたいと思っている。


6月29日 抽選締め切り

SPES展の抽選は土曜日にて締め切った。
日月とお休みをいただき、本日抽選申し込みシートを確認し、作品ごとに抽選をさせていただく。
出品作品76点、うちエディション作品が7点あるが、申し込み総数が何と620件となった。
抽選申し込みがなかった作品は8点でこちらは改めて先着順にてお申し込みをいただくことにしている。
こちらは下記をご覧いただくと確認ができる。

http://www.gallery-tsubaki.net/2021/Spes/Spes_list_Gallery%20Tsubaki210629.pdf


私どもの予想をはるかに超える多くの数の申し込みがあったこと厚くお礼を申し上げる。
明日から当選された方には順次ご連絡をさせていただくが、ご連絡のいかなかった方は大変申し訳ないが次の機会をお待ちいただきたい。
尚、抽選結果については混乱をきたすのでお問い合わせはご遠慮いただきたい。


6月24日 お客様の投稿

お客様からの投稿が心に響いた。
私も同じ思いでいたので我が意を得たりでとても嬉しい。

ギャラリー椿で開催中の「SPES」展を見に行った。
9人のアーティストによる見応えのある展示。
特に岩渕華林さんの、和紙に墨や鉛筆を使って描いた絵がとても良いなと思った。
いま、巷ではやりの「美人画」を私は好きでない。それはただ若さゆえの混乱と過剰な自意識と稚拙さばかりが目について全く美しさを感じ取れない「美人画」があまりにも多いから。
だが今回の岩渕さんの絵には確かに豊潤な「美」が感じられ、改めて素晴らしい作家だと思った。 全ての作品が抽選販売なので数点に申し込み。倍率は高いと思うが、当たるといいなぁ
下記のリンクから作品を見ることができます。

http://www.gallery-tsubaki.net/2021/Spes/info.htm



6月23日 抽選申し込み

緊急事態宣言が解除となり、初日、二日とSPES展も賑わいを見せている。
油断はできないが、私が2回目のワクチンを終えたことで気分的にも楽になり、大勢のお客様で賑わう会場を見ていると今までの不安も一掃されるようだ。

今回出品の作家たちは皆人気作家ということもあって、購入希望が殺到することが予想され、お申し出のお客様には申し訳ないが抽選とさせていただいた。
ただ、出品作品のインフォーメーションが初日ギリギリとなったこともあり、勢いこんだ割には事前の問い合わせが少なく、一抹の不安を覚えながらのスタートとなった。

ところがどっこいで、蓋を開けると同時に抽選申し込みのメールが雪崩の如く押し寄せ、会場にも早くから投票用紙を片手にじっくり作品を見さだめる人が多く見られ、そうした不安も杞憂となった。
来られている方も従来のお客様だけでなく比較的若い年齢層の方が多く、美術ファの裾野が広がっているのか、はたまた現代美術バブルに乗った人たちなのかは定かではないが。

抽選申し込みの数は二日間で300をはるかに超え、今朝もパソコンを開けるとずらっと申し込みメールが並んでいる。
どの作家の作品にも申し込みは来ているのだが、一部の作家の作品には相当数の申し込みが集中していて、他の作家の作品の方が当選確率が高く、その辺を考慮して申し込んでいただくと大変ありがたい。

今週いっぱい抽選申し込みを受付け、来週には当選した方には連絡をさせていただく。 当たらなかった方には連絡が行かないことでご了承をいただき、画廊への問い合わせはお控え願いたい。
落札された作品はホームページにてご案内をさせていただき、結果残った作品は先着順にて販売する事にさせていただく。
残り物に福ではないがそちらも楽しみにしていただければ幸いである。

最後に一つお願いがあり、山本麻友香のフィギュア作品は見本となっていて、作品制作はこれからとなることもあり、抽選に当たった方は予約ということで、かなりのお時間をいただくことをご了解いただきたい。

6月19日 「SPES」展開催

梅雨に入り今日は本格的に雨が降るようだが、そんな中9名のアーティストによるグループ展「SPES」が始まる。
会場には70点余の力作が陳ぶ。
作品リストがまだ出来ていないが、出来次第ホームページ、SNSにて紹介させていただくのでご覧いただきたい。

人気の作品ばかりなので、今回は全て抽選とさせていただき、会期が始まって一週間後に抽選をさせていただき順次当選の方にはお知らせをさせていただく。
複数の作品への申し込みも可とさせていただく。
抽選後お知らせの通知がなかった方は残念ながら当選しなかったということでご了承をいただきたい。
抽選の対象とならなかった作品はその後先着順にて販売をさせていただくことにしている。 抽選の申し込みの方法もホームページにて作品リストと共にご案内をさせていただくのでご覧いただきたい。
画廊に来られた方は直接に、来られない方はメールまたはFAXにて申し込んでいただき、電話では聞き間違いがあるのでお断りをさせていただく。

お客様にはご厄介をかけることになり大変申し訳ないがご理解をいただきたい。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだコロナ禍が続く中くれぐれもお気をつけいただき是非のお越しをお待ちしている。






6月15日 ART OSAKA

久しぶりにアート大阪に参加する。
コロナ禍で海外のフェアも昨年来全て参加を取りやめにしていてフラストレーションも溜まっていた。
そんな折、アート大阪の案内が来た。
以前は参加していたホテルの部屋を使ったホテルフェアだったが、狭いのと大阪の暑さがきつく、ここ数年は参加を見合わせていた。
今回は中之島にある歴史的建造物の中央公会堂を使って開かれるということでブースも広いこともあり、久しぶりに参加の申し込みをした。
幸い選考に通り、久々の大阪のフェアへの参加である。

アート大阪はアートフェアのはしりで、CASOという名称で大阪の南港で開催されたのが始まりだった。
その時の主催者で長年の知己があるギャラリー山口のオーナー山口氏に誘われて参加をすることになったのだが。
まだ大阪というよりは日本でアートフェアの黎明期で認知度も少なく、さらには大阪の中心から外れたところでの開催ということもあって、成功とは言い難いフェアであった。
山口氏には名前のCASOが過疎に聞こえて仕方がないと言ったのを覚えている。
そこからホテルフェアに移行し、現在は大阪の若手美術商のグループによる主催となり、大阪だけではなく東京でもホテルフェアを開催するようになり、年と共に盛んになってきたフェアである。

大阪では大学を卒業して5年間当時の一番の大手画廊であった梅田画廊にお世話になった。
ここでは社長宅に住み込みで働いていて、いわゆる丁稚奉公というのを経験した。
当時は大阪万博があり、絵画ブームも到来し、大阪の美術市場が一番華やかな時期でもあった。
その後のオイルショックによる美術品の大暴落も味わったが、私にとっては美術商のいい時期悪い時期を一度に凝縮して経験した思い出深い所である。
そんなこともあって、今回このような時期ではあるが、久しぶりの参加を楽しみにしている。


6月9日 ワクチン接種

6日の日曜日に家内ともども2回目のワクチン接種を終えた。
これで一安心。
お客様商売をしているので自分の安全もそうだが他人に感染しないためにも早くワクチンを打つことができてホッとしている。
ワクチン打つなという人もいるが、こういう人は概して理屈っぽく、自分の得た知識をひけらかし、いかにワクチンが怖いかを声高に語る。
打つ打たないは自己責任であって他人に強制するものではないと思うのだが、こういう輩に限って何だかんだとお節介をやいてくる。
コロナが蔓延し始めた頃、そんなに騒ぎ立てることはなく、インフルエンザよりはマシであると叫んでいたご仁もいたが、これだけ世界で蔓延し死者もインフルエンザをはるかに超えることになると、何も言わなくなってしまった。
ワクチンもそうなってくれることを願い、私のような小市民は大きな流れに身を任せることにしている。

6月8日 「spes」展

6月19日(土)より9名のアーティストによるグループ展「SPES」が始まる。
SPESとはラテン語で希望、勇気と言った意味を表す言葉である。
コロナ禍にあってアートの力で沈みがちにな気持ちを奮い起こすことができればとこのタイトルを付けさせていただいた。
立体を中心に癒し系の作品が並ぶ。
心が和み晴れやかな気持ちになっていただければ幸いである

尚、大変申し訳ないが作品は全て抽選となることをご了承いただきたい。

6月7日 骨董通り

先日銀座百点について書いた折、京橋界隈がアートゾーになっていて、「京橋アートゾーン百点」みたいなものができたらいいなと書いたが、何と「京橋、日本橋骨董通りマップ」というものが送られてきた。
現在京橋に本社ビルを建築中の戸田建設が発行した小冊子である。

そこに100を超える古美術店や画廊が紹介されている。
実際は150を超える美術商が軒を連ね、マップには銀座に次ぐと書かれているが、銀座を超えるアート密集地となっている。
銀座はどちらかというと近代美術系の画廊が多く集まり、京橋日本橋は古美術、現代美術の専門店が多いといった違いがある。
特に古美術店は日本橋から京橋を繋ぐ東中通りに集中し、日本橋の壺中居から京橋の繭山龍泉堂までが骨董通りと呼ばれている。
現代美術では伝説の画廊「南画廊」があったところで、その後南天子画廊や佐谷画廊、かんらん舎、かねこアートといった現代美術のパイオニアの画廊が開廊し、 私もそこに惹かれて銀座よりは京橋とその一角に38年前にギャラリー椿をオープンした。
当時はまだ上記の画廊があったくらいで、今のような数ではなかったこともあり、このエリアを現代美術のメッカにしたいと思い、南天子、かねこ、 かんらん舎やその後に参入したユマニテ、トコロ、池田美術、東邦画廊などに声をかけ、銀座一丁目を含め京橋界隈と名付けて、同時企画やオークションなどを開催した。
そのことが呼び水になったのかもしれないが、多くの現代美術系の画廊が集まるようになり、今の賑わいとなった。
古美術、現代美術はともに海外のコレクターからの関心も多く、コロナが終息した後は、国際的なアートゾーンとなることを願っている。

6月2日 アート振興政策の動向

5月28日、主催文化庁、財務省、協力全国美術商連合会によるアート振興の動向、保税地域の活用に関する説明会がオンラインにて開催された。

まずは文化庁文化経済国際課課長補佐の林保太氏より近年のアート振興政策の動向についての説明がなされた。

平成25年に政府予算案に「現代アート」を対象とした文化庁予算が初めて計上。
平成26年「現代美術の海外発信に関する検討会」が設置。
現代美術の海外発信について短、中、長期目標を設定。

平成27年国税調庁通達の改正により美術品の減価償却が20万円から100万円に変更。
平成28年文化庁の京都移転決定。
平成29年内閣官房文化経済戦略特別チーム設置
文化芸術基本法成立

平成30年政府予算「アート市場活性化事業」計上
  文化経済戦略 「美術館機能強化、国際ネットワーク構築などをアート市場の活性化」が重点戦略
自民党政調文化立国調査会アート市場活性化小委員会発足
文化財保護法改正
令和元年税制改正 登録美術品に係る物納の特例に制作者が生存中の美術品も加える

令和2年財務省関税局 国際的オークションやアートフェア開催に際し、保税地域の活用を明示。

令和3年文化審議会アート市場活性化ワーキンググループ報告書「文化芸術立国の実現に向けて」公表
以上の説明があった。

次に財務省関税局監視課 保税調査官 川上司氏より保税措置に関する通達改正及び保税許可申請手続きについての説明があった。

保税地域とは輸入許可前の海外からの貨物、または輸出の許可を受けた貨物を「外国貨物」とされ、税関長が外国貨物を置く許可した場所
民間企業の申請で税関長が許可した場所を保税蔵置き場という。
保税地域において国際的なオークション、ギャラリー、アートフェアが許可を受けて作品の展示販売が可能になった。
販売された外国貨物が国内に引き取られるときは輸入となるので関税の納付をしなくてはならないが、販売されず輸入されることなく、外国へ送られる時は関税の納付の必要はない。
今までは販売の有無に関わらず、一度輸入したものには関税が課せられ、外国に戻すときに改めて関税を戻す手続きをしなくてはならなかった。
保税蔵置場の許可を受けたギャラリーや倉庫にアートフェアやオークションから運送するときは保税運送の承認申請ができる。
面倒な手続きはあるが、これによりアートフェアやオークションに海外のギャラリーが参加しやすくなり、アート市場の活性化につながる。

以上保税についての説明がなされた。

海外に比べるとまだまだの感はあるが、行政も少しづつアートの活性化に向けた施策を講じていることへの理解を深めることができた。

6月1日 木村繁之個展。

GT2では大島とは対照的な手のひら大の繊細で可憐な木彫作品が並ぶ。
木版用の彫刻刀と木版に使う絵の具で彩色された作品はどこか唐の時代の出土品を彷彿とさせる。
台湾の故宮美術館で見た唐三彩の女官の姿体と重なる作品もある。
デリケートな表現から奏でられる音色が観る者の心の奥底で響く。





6月1日 大島康幸展。

画廊では二つの木彫展が始まりまった。
一つは広いスペースで大島康幸展。
ダイナミックかつ繊細な表現は圧倒される。
動物や爬虫類だけでなく今回は人をイメージした作品も発表した。
どの作品も実体のない皮膜の表現と一部のリアリズムがバランスを取り合い、不可思議な存在感を感じさせてくれる。
木彫とは思えない材質感を体感していただきたい。




5月29日 「銀座百店」

銀座の文化的タウン誌「銀座百店」の「私のとっておき」に銀座ヨシノヤのマネージャーさんがギャラリー椿を紹介してくださった。
並み居る銀座の名店ではなく、京橋の私どもを紹介していただき感謝に堪えない。
「銀座百店」誌は創刊から70年近く経つ歴史ある冊子で、銀座百店に名前を連ねるのも一種のステータスで、並大抵のことではない。

京橋は老舗のお店が多くある銀座や日本橋と違い、デパートも映画館もなく、どちらかというとビジネス街といっていいかもしれない。
ただ、画廊や古美術店は今や日本の中でも一番多く集まっているところで、ブリヂストン美術館があり、近くには出光、三菱一号館、東京ステーションギャラリーなどもあって、アートの香り高い街といっていいかもしれない。

私もこの地に画廊を出して、40年になろうとしていて、この界隈では古株の画廊となった。
「銀座百店」同様に「京橋アートゾーン百店」のようなものが出来て、京橋が国内はもとより、海外にもアートのメッカとして発信できるようになればいいのだが。


5月26日 紋谷幹男氏展覧会印象記

紋谷幹男氏から先日の塩澤宏伸個展の印象記が送られてきましたので紹介させていただきます。

展覧会タイトルは、
ー妄想内燃機工匠 / 並走式巡行装置図鑑ー。

陶による立体作品。
緻密に再現的に作られたパーツ群を組み合わせて
「あり得ない事態」が、
「実際、ここにこうやってあるじゃないですか」的
清々しいまでの
ふてぶてしさ、唯我独尊さで、
アクリケースに収まっています。

この造形的説得力は、
いい加減さ、妥協を許さない作風によるもので、
ここが緩まると、
「アート」は「趣味のクラフト」へ押し出されてしまいます。

恐竜や昆虫などの生物(有機物)と
内燃機関(無機物)の組み合わせは、
主に、意思決定と、作動部分は有機物が担い、
仕事のエネルギー部分を無機物が担い、
姿形は有機物で、
メカの部分が無機物という、
ロボコップ系サイボーグの「約束」に準じています。

情報過多によって
観る側の好奇心を刺激する。
そんな印象でした。





5月20日 ワクチン接種

16日に第一回目のワクチン接種を済ませ、また息子夫婦に厄介になり、6月6日に第二回目接種の予約が取れることになった。

接種会場は予約時間が大幅に遅れて大混乱、受付や案内をするスタッフを怒鳴り散らす人達も見受けられた。
65歳以上の年寄りばかりなので、会場でも右往左往、問診表の記載漏れや間違いなどもあって、混乱は避けられないようだ。

若い人より先に優先して接種を受けられることに感謝して、スタッフ達も慣れない中を一生懸命やっているので、もう少し優しい気持ちになれないものかと思いながら帰ってきた。

5月15日 ワクチン接種

明日、日曜日に高齢者優先のワクチンを接種する事になった。
息子夫婦がパソコンとiPad2台を使い、朝一番からウェブ予約の申し込みを頑張ってくれたおかげで、思いの外早くの予約を取ることができた。
家内は今日の午後に予約が取れ、夫婦揃って明日からは多少ほっとした日を過ごすことができそうだ。
ワクチンがどうのこうのという輩もいるが、今考えられる最善の予防策はワクチンの接種で、自分のことだけではなく、家族や他人への感染を考えると、ワクチン接種が多くの人に行き渡ることを願うばかりである。

1回目の接種でかなりの確率で感染予防ができるそうだが、変異株には効果が薄く、2回の接種が必要だそうで、これはまた息子夫婦に頼るしかない。
ネット予約というのは年寄りにはそう簡単にはできず、結局は電話や直接窓口に並ぶしか手がないようだ。
友人達もなかなか予約が取れず、私が早くに接種できることに驚いている。
これも息子夫婦のおかげである。

どちらにしても、蔓延してから一年半を超えていて、経済もそうだが、心の不安が大きく、みんな落ち着かない日を過ごしている。
神戸の震災以降、バブル崩壊、東日本の地震と原発事故、温暖化による異常気象そしてコロナの蔓延とこの25年は世界もそうなのだが、特に日本列島は痛めつけられている。
それまでは高度成長、バブルによる金満国家を謳歌していただけにそのツケが回ってきたのだろう。
私は昭和21年生まれで、戦争も体験せず、団塊の世代の一年手前で学年に人が溢れる競走世代でもなく、豊かな時代の恩恵に浴して日々のほほんと過ごしてきたのだが、50歳を過ぎてこんな時代になるとは予想もしなかった。

ただこうした苦難が、人の生き方考え方を変え、次なる時代に対応して生き抜いていくしかなく、わたしたちのような軟弱な世代と違い戦前の人たちと同様に打たれ強い強靭な精神を持った人たちが多くなっていくのかもしれない。

そういう意味では大変な時代だが、次に期待をすること大である。

5月12日A 崔恩知展

崔恩知は多摩美術大学に韓国から留学し、日本滞在も12年に及びます。
渡辺達正教授の指導により銅版画を学び、このたび同時に個展を開催する事になりました。
銅版画は教授の影響もありますがモノタイプ、ミックスメディアは独自の世界を展開しています。


5月12日 渡辺達正個展

5月31日まで緊急事態が延長されましたが、休業要請業種が緩和されたことで延期していた渡辺達正個展、崔恩知個展を今日12日から25日まで開催いたします。
多摩美術大学元教授と教え子の二人が同時にメーンスペースとサブスペースにて、それぞれの作品を発表します。
渡辺達正は銅版画と銅版ベースにしたコラージュ、彩色による作品を展示します。



5月7日 営業再開

11日まで都知事にはには怒られそうだが、県境を超えて河口湖の山中にある別荘に疎開している。
富士河口湖町のコロナ感染者数は1月半ばから4月半ばまで0人で、その後の1週間で4人ほどが出たようだが、東京の感染者数に比べるとすこぶる安全である。
それだけに東京からの人間は肩身を狭くしていなくてはいけないのだが、標高1000m近いところの自然の森に囲まれたところでは、人に会うこともなく、 新鮮な空気を胸いっぱい吸い込んで、東京にいる時のようにビクビクしながら過ごす心配がない。

休業要請に従って11日まで休業して、展覧会も8日からを延期して12日から始める事にしていたが、どうやら緊急事態宣言は31日まで延期になりそうである。

のんびり過ごすのはいいが、仕事ができないのは困る。
国や都の指示に従い画廊を後20日自粛休業するのは辛い。
頑張って制作してきた画家さんにも酷な話で、展覧会を楽しみにしているお客様もおられる。

昨年のこの時期は2ヶ月休廊して、展覧会の会期をずらしたり、オンラインによる販売でなんとか乗り切ったが、同じことを繰り返すには私どももいささか息切れがしてきた。

ここは腹を括り、12日から営業を再開する事にしようと思う。
そもそも画廊は飲食店やデパート、美術館などとは違い、人が密になるようなことはなく、大声で話したり飲み食いすることもない。
その美術館でも多くは12日から再開するようなので、画廊の再開は問題ないと思っている。

換気に心がけ、消毒に努め、お茶やお菓子を出すことも控えさせていただき、お客様にはソーシャルディスタンスを守っていただき、マスクの励行、手指の消毒をお願いして、安全安心で展覧会を楽しんでいただく事にした。

予約による来場も考えたが、昨年の経験で予約が面倒で来られないお客様も多く、私自身も美術館の予約が億劫で取りやめた展覧会もいくつかあった。

そんなこともあって、12時から18時の短縮営業で、電車やバスの混雑時間を避けてお越しいただければと思っている。

不自由、ご迷惑をおかけするが、ご容赦いただき是非のご来廊をお待ちしている。

4月25日 緊急事態宣言

25日からコロナ感染拡大により三度目の緊急事態宣言が発令された。

またかという思いが強いが致し方ない。
画廊も休業要請業種に入っているようなので、今日から画廊を閉じて、5月11日まで休廊することにした。
連休明けの5月8日からは渡辺達正個展と崔恩知個展が予定されていて、すでに案内状も配布済みということで、さてどうしたものかと悩んでいるが、5月12日からの開催に変更せざるを得ない。
作家さんやお客様には迷惑をおかけする事になるがご理解をいただきたい。

ただ何故画廊が休業要請業種なのかがよくわからない。
うちは比較的お客様が来る方だが、それでも他の業種に比べたら静かなものである。
その上コロナ禍で余計に来る人が少なく、東京都はどんな基準で決めたのか教えてもらいたいくらいである。
遊園地やゴルフ練習場が無観客で開催ができるというが、これも意味がわからない。
遊園地やゴルフ練習場は行った人が楽しむところで、それを見物する人はそんなにいないと思うのだが。
また古本屋さんや自転車屋さんも対象のようだがこれも何故なのだろうか。 画廊も含めて考えられるのは、どれも古物商の鑑札が必要な業種で、古物商という括りで指定されたとしか思えない。
小池知事も大雑把なものである。

古物商というのも不思議な法律で明治時代の法律がそのまま残っている。 この法律は盗品故買を防ぐためにできたもので、美術商も盗品と知って美術品を購入すると罰せられることになる。
同様に古本屋や自転車屋、衣料品店、貴金属店、眼鏡屋などもその対象になるが、リサイクルショップのようなところなら別だが、今時洋服を盗んで売りに出しても大したお金 にはならず、普通の衣料品店や自転車屋、眼鏡屋が古物商の対象になるのはおかしいと思うのだが。

今回の自粛で感染がおさまればいいのだが、自粛疲れと慣れや油断もあって、最初の時の緊急事態宣言のようにはいかないと思う。 それぞれが自覚して、行動に気をつけるしかないのだろう。


4月24日 APAGA会議

アジアパシフィック画廊協会会議(APAGA)が台湾の主催によりリモートで開催された。
今回の参加国は台湾、韓国、香港、インドネシア、シンガポール、日本の6カ国で、中国、オーストラリアが不参加。

以下は議事録から。

Josephine: 2014年台北サミットにおけるAPAGA設立の原点である出席者について紹介し、その成果を紹介。過去5年間の提携と、議長選挙に関する手続きのルールについて説明。

APAGAの議長選挙に関する議論:

崔様: 選挙を来年に延期し、議長の任期を3年にすることを提案し、原則とルールを強調。

選挙過程に関する規則 参席者からのフィードバック:

椿原様:延期の提案に同意。

張様:次期議長になる機会を得る意向を表明し、台湾は次のステップに進む用意ができている。

規則や議題についていくという提案を尊重する。 再選提案は、ここにいる参加者が議論できる公開討論。

ホリ様:コロナウィルスの期間中にオンラインで会議を実施した場合の効果についてシンガポールの経験を共有。新しい議長をオンラインで選出する可能性はある。

Kherlakian 様:香港は柔軟性があり、選挙を延期するか、オンラインで実施するか、多数の希望に従うことができる。

Papadimitrou様:インドネシアの選挙と委員会のオンラインでの会合の経験を共有。オンライン選挙は現在の状況に対する新しい戦略を考える新しい選挙と議長国を持つ機会。

張様:来期のAPAGAの発展に関する提案。
(1)東南アジアと南アジアの国々を招待
(2)現地の台湾大使館とも強固な関係を構築し、APAGA メンバーとの強固な参加を確立する。
(3)ART TAIPEI 2023 で APAGA メンバーのための特別セクションを構成し、アートマーケットレポートを発行する。

他のメンバーからのフィードバック:

APAGA メンバーと共同展示会の開催について議論。

韓国:APAGA の主な目的は、国際交流を促進し、特にアジア市場を強化することである。

APAGAのメンバーはそれぞれの国で展示会などを開催することができる。

日本:展示会に参加し、メンバー国と交代でイベントを行うことは素晴らしいこと。APAGAのために特別なスペースを提供するART TAIPEIの具体的な提案に特に興味がある。 それを手始めに進めても良いかもしれない。

シンガポール:昨年11月、政府後援の第1回シンガポールアートウィークエンドの開始についての経験を共有。

5月にオープンスタジオプログラムを、8月にはグループ展を開催する予定。 オーストラリア、ニュージーランド、タイ、フィリピン、マレーシア、 インドなどを招待することを賛成。コラボレーションはアートフェアだけでなく他のプログラムもできる。

台湾チーム:シンガポールが発表したプログラムをとても楽しみにしている。

日本:政府からその支援を受けることは素晴らしい。日本では政府の支援がかなり不足。

インドネシア:政府の支援が不足。

代表者たちはパンデミック期間中にオンラインイベントを開始するというアイデアについて話し合った:

インドネシアPapadimitrou 様:インドネシアの現状を共有。 ギャラリーの大部分は閉鎖されていますが、オンラインアクティビティはかなり活発。 オンラインは新しい良い機会である、オンラインイベントをそれぞれ続けれルことを提案。APAGA のパブリック化とソシアルにも良いこと。

台湾Chang 様:オンラインイベントのアイデアに非常に同意し、支持する。台湾チームはVR開発の経験と昨年よりART TAINANとART TAIPEIで開催されたオンラインフェアで、 今後のオンラインプロジェクトの開発の重要性を強調。

シンガポール ホリ様:South Southの例に言及し、オンラインで何かをすると、対象はアジアまたはアジア太平洋に限ったことではなく、インタナショナルになる。

日本 椿原様:現状を踏まえると、オンラインイベントは最も実用的で有望である。

クロージング:

Choi様:今年はオンラインプラットフォームを通じて皆さんにお会いできてとても嬉しい。韓国は積極的に新議長の新事業に支援し、賛成する。

張様:アジアの勢力を結集する彼のAPAGAの設立趣旨について述べた。すべてのメンバーが協力してアジアの大勢力となることを提案。台湾はここにいる全てのメンバーの国に協力する。

椿原様:しばらくの間、旅行は難しいと思う。 今のところ、いくつかのオンラインイベントを開催し、 次のような状況がどのように実現されるかを見ることができるかもしれない。今後のAPAGAにとって良い政策かもしれない。

以上だが、コロナの状況下では難しい面があるが、台湾がAPAGAに対し積極的にその活動を推し進めようとしていることは喜ばしい限りである。

従来からのメンバーは私と韓国の代表だけで、新たな各国の代表がAPAGA各国との連携や拡大を推し進めようとしていることは、更なる発展に繋がると大いに期待をしている。

更なる発展を期待したい。

4月15日 美術品詐欺

高額の美術品詐欺が横行しているようだ。
偽版画といい、世の中盗人の種は尽きない。
関係各位にも注意していただきたいので、名前を騙られたギャラリーからのコメントをお伝えする。

ギャラリーと弊社スタッフの名前を無断で悪用し作品を販売して入金させるといった詐欺が昨年末より発生しており、 関係者の方々にも注意喚起のため情報をお送りさせていただきました。

詐欺にあった方々、そのようなメールを受け取っている方々は、現時点で全て外国人で海外在住者(英語でのやりとり)です。

弊社スタッフの名前とメール署名を無断で使用し、酷似したアドレスを作成して、ターゲットの方に作品紹介のメールを送っています。 (草間彌生、奈良美智、Andy Warhol, KAWS, 五木田智央, バンクシー, Nathaniel Mary Quinn, Javier Callaje, Robert Nava等の作品情報を提供しています)

ターゲットの方々は、直接の弊社のお客様ではありませんが、個人コレクター、ギャラリー等、美術の購入をしている方々で、 詐欺を働いている者も 美術の知識を持っており、ディーラーとして業務をしていると見受けれられます。

その内のお一人の方は、すでに高額な金額を海外送金で支払ってしまっています。
相手側の銀行口座は、アメリカの口座ですでに3つアカウントがあることを確認しています。
他にも、海外のギャラリーが同じような被害にあっているという情報も得ており、関係者の皆様にも同じような被害に遭わないよう、 すぐに対処できるように情報をお送りさせていただいております。

被害にあわれた方は、既に現地の警察に被害届を出しており、我々も地域の警察に届け出を提出しております。
現在は、被害拡大を防ぐため、弊社から犯人と思われる者へ直接メールを送り捜査中である旨を知らせており、それ以来不審な動きはないように思われます。
関係者の皆様にもお気をつけていただくようお願いいたします。

この詐欺行為はハッキングされているわけではなく、別の類似したメールアドレスを取得してそのギャラリーになりすましてやり取りをしているため、 我々に限らず他のどのギャラリーでも被害にあう可能性が高いことが予想されます。

それ故にアート関係者の皆様に出来るだけこの件を周知徹底してもらい、このような詐欺に対しての認識を持ってもらうことが、 被害防止につながると思いますので、何卒お力をお借りさせていただければと思います。

オファーする作品が人気があるもので、値段が少し安い設定なので、気を付ければ簡単におかしいと思うものでも、つい引っかかってしまうようだ。
以上だが皆様もくれぐれも気をつけていただきたい。

4月14日 塩澤宏信個展VR

塩澤宏信個展がVRでご覧いただける。

全てのパーツが陶で制作され、とても陶とは思えないほど精緻に造られている。
今回は並走式内燃機関と題され、親子恐竜が仲良く並走している。
巨大な恐竜にはオートバイが内蔵され、その馬力は途方もなく大きなものとなっていて、作者の夢が具現化されている。
そのリアル感を是非ご自分の目で確かめていただきたい。
〇印をタップすると移動、拡大できる。
!印をタップすると作品データを見ることができる。


4月7日 オケタコレクション展

青山スパイラルホールで開催される「オケタコレクション展」のオープニングに行ってきた。
まさに今真っ只中のアートシーンが会場に展開されていた。
私どももコレクションをいただいてますが、その圧倒的なスケールの大きな作品群と質の高さに目を見張るばかりであった。
特に加藤泉の作品群は圧巻。

オケタコレクションについて。
桶田俊二・聖子夫妻が2000年代より始めたコレクション。長年、ファッションビジネスに携わってきた夫妻が、骨董の収集からスタートし、草間彌生の作品との出会いをきっかけに、コンテンポラリーアートの本格的なコレクションへと大きく踏み出した。

それぞれの作家の、最もアクティブな時期の典型的な作品、完成度の高い作品を直感的に見極める。さらに、今、勢いのある作家に着目し、「一目惚れ(love at first sight)」のように強くインスパイアされた作品をピックアップする桶田夫妻のセンスが、時代を反映した作家、作品の個性と重なり合い、ユニークなコレクションを形成している。

2016年より毎年、限定公開にてコレクション展を開催。具体、アンフォルメルの作家から草間彌生、村上隆、奈良美智、名和晃平といった現代日本のトップ・アーティストたち、またゲルハルト・リヒター、ヴォルフガング・ティルマンスなど大御所から、NYやLAのトレンドを担う作家たちの作品に加え、骨董や盆栽も展示、桶田コレクションの特徴を印象付けてきた。港区にビューイングルームを開設している。
INSTAGRAM @oketacollection






4月7日 あれから一年

思い返すとちょうど去年の今頃は新型コロナによる感染を抑えるため、外出自粛要請が発令され、私どもも3月末から5月末まで画廊を休むことになった。 あれから一年が過ぎ、感染は収まらず、新たに変異型というウィルスまで蔓延し始めた。
街には人が溢れ、以前のような外出自粛はどこ吹く風といった状況ではあるが。

先だって開催されたアートフェア東京も大盛況で人が溢れていたそうだ。 こういうイベントが少なくなっているだけに、みんな楽しみにしていたに違いない。
主催者側は顔認証や入場制限の対策をしたようだが、それにもかかわらずで対策の効果はなかったようだ。

私も海外を含め一年以上アートフェアーに参加していないので、7月に大阪で開催される「ART OSAKA」に久しぶりに参加を申し込むことにした。
従来はホテルフェアーで開催されていたが、今回は中之島の中央公会堂が会場となる。

ホテルの一室をブースとして使うのは狭く息苦しいので参加を躊躇っていたが、公会堂のホールが会場になるとのことなので、選考に通るようだったらぜひ参加をしたい。

ただ心配なのは大阪のコロナの感染者がここにきて東京以上に増加していることである。
それも変異型の感染が増えているようで心配である。
この調子だと開催も危ぶまれるが、なんとか感染がおさまり、開催できることを願っている。

3月30日 VOCA展

VOCA展最終日ぎりぎり間に合った。
岩絵具、色鉛筆、水彩、写真、映像など多様な技法の作品が多く、他の公募展に比べると油彩表現の作品が極端に少ない。
テーマも観るものに問題提起をしているような作品を多く見かけた。
「FACE」展や「昭和会」展もそうだったが、そうしたコンクール形式の公募展では美術流通市場とは距離を置いた作品がほとんどで、以前のように受賞作が市場に結びつくことは難しくなっている。
逆に言えば、今の市場にはコンクールには入選しない安易な作品が氾濫していると言えるのかもしれない。
というよりはそういった作風の人はまず応募をしない。

VOCA展は公募展ではなく、全国の美術館学芸員、ジャーナリストや美術評論家などから推薦された40歳以下作家30名が選ばれ、そこから選考委員によりVOCA賞、奨励賞、佳作賞などが与えられるので、公募のように誰でも応募できるわけではない。
そのため市場からは離れた立場の人が推薦するだけに余計に市場とは無縁の人たちが選ばれるようだ。

これがいいかどうかは意見が分かれるところだが、できうれば健全な市場と研究する立場の人とが同じ目線であればと思うのだが。




3月25日 桜満開の中の

毎日散歩がてらに公園を通って画廊に向かうのだが、昨日今日は桜満開の中の格別の散歩であった。
昨日の代々木公園では花見の宴がコロナのために禁止されていて、公園の中は桜の周りを囲いが施されている。
花見客にとっては物足りないだろうが、ゴミも出ないし、桜の周りで大騒ぎすることもなく、私にはゆっくりと桜見ることができるので、この方がありがたい。
今日は駒場公園を通って画廊に向かうことにした。
どちらの公園も歩いて10分ほどだし、豊かな自然に囲まれ何よりの環境である。
駒場公園は代々木公園に比べこじんまりとしているが、覆い尽くすような桜が見事で、近所の子供や家族連れだけで、花見の絶好の穴場である。 ここの公園には下前田侯爵邸のお屋敷で、豪壮な洋館と閑静な日本家屋があり、更には敷地内に日本近代文学館、隣接して駒場民藝館、 ちょっと足を伸ばせば松濤美術館、戸栗美術館もあり、おすすめの散策コースである。
画廊に向かう前にリフレッシュできるのが何よりである。

代々木公園


駒場公園

3月24日 メダリストの死

柔道オリンピックの金メダリスト古賀稔彦氏の訃報をニュースで知った。
直接は私は知らないが、長男と弘前大学医学部社会人枠の博士課程で学び、ともに医学博士を取得しただけに、とても身近に感じていて、その訃報には驚くとともに53歳の若さでの死は柔道のの指導者として期待されていただけにさぞかし無念なことであろう。

その前には体操のメダリスト小野清子氏の訃報も報じられた。
小野先生には私が大学一年の時に体育の先生として大学に来られ、わずかな時期だったが教えていただいた。
美人で聡明でメダリストでもある先生に、若い私たちには眩しく憧れの先生であった。
その後要職につき衆議院議員にまで上り詰めた。
現在オリンピック組織委員会の長を務める橋本聖子氏の先駆者であり、東京オリンピックを楽しみにしていたのではないだろうか。

運動選手は現役時代激しいトレーニングと競技のストレスもあるのだろう、比較的早死にする選手が多い。
運動することは健康の証なのだが、あるレベルを超えると、それは体をすり減らして命と引き換えに競技に邁進するのかもしれない。

お二人のご冥福を心よりお祈り申し上げる。


3月18日 うじまり個展

GTUでは明日から「うじまり」個展が始まる。
仙台在住の作家で震災に翻弄されながらも制作を続け、今回は6年ぶりの個展となる。
日本画の顔料を使い黒い下地に点描による描写で、花のようでもあり、花火のようでもある。
「少しづつ大人になる」「ひびゆっくりあたためればいい」と言ったつぶやきのようなタイトルがついていて、作品の制作過程を言葉に被せているようだ。
それぞれが画面もタイトルにも拘らず、イメージを膨らませて観ていただければ幸いである。


3月17日 服部知佳個展

息つく間もなく、金曜日から服部知佳個展が始まる。
色が香り立つようで、画廊は服部色に染まり、一足早く春の到来。
魚、クラゲ、イソギンチャク、珊瑚など海の生き物達が透明感のある服部独自の妖艶な色彩で描かれ、まるでアクアリウムの中にいるような錯覚を覚える。 コロナ禍の中癒されにきませんか。






3月12日 オープンスタジオ

中村萌や三木サチコ、内田望達の制作拠点のスタジオ「クンストハウス」に行ってきた。
相模原市周辺は多摩美術大学、東京造形大学、女子美術大学があることから、卒業生達が共有するスタジオが沢山あって、毎年見て回れるオープンスタジオが開催される。

クンストハウス オープンスタジオ
会期 3月の土日、(6,7,13,14,20,21,27,28日)
時間 PM1:00?PM5:00まで
会場 神奈川相模原市 クンストハウス
地図等の詳細はSCHEDULEをご覧ください→
https://www.superopenstudio.net




3月10日 アートフェア

先程、7月開催予定となっている台北のバーゼル系列の大きなアートフェア「ダンダイ」が、昨年に続き今年も中止にするとのメールが送られて来た。

台湾ではコロナ感染者がトータルで1000人を超えず、死者も僅か10名と日本では考えられないくらい封じ込めに成功しているにもかかわらず、中止の決断をした。

それとは逆で、日本では緊急事態宣言の延長の最中にある3月18日から「アートフェア東京2021」が強行開催される。
入場を予約制にして来場者を制限するようだが、それでも台湾や韓国と比べてもかなり狭い会場に141画廊が出展することになっていて、 密になることは避けられず、果たして大丈夫だろうかと心配になる。

アートフェア東京には参加しないが、私のところは台北のフェア「ダンダイ」には参加を申し込んでいて、これが中止になると云うことで、かなりショックである。

私どもも作家さんも準備を進めていただけに、さてどう対応していいか戸惑っている。
できれば昨年の中村萌のように、単独で展示会場を探して展覧会ができればと思っていて、急遽、会場の目処だけはつけようと台北の関係者にもあたってもらっているが、 これだけ厳しい状況だと、日本から行って展覧会を開催するのは難しいのかもしれない。

日本では、中止となった「ダンダイ」と同じ7月にオリンピックも開催の方向で進めているが、無観客にしたとしても果たしてどのくらいの国が参加してくるか疑問である。

オリンピックを目指して頑張って来た選手たちには気の毒だが、観客もいない、参加国も少ないオリンピックの開催に意味があるのだろうか。

シドニー大学の高度医療センターで医者をしている娘によると、オーストラリアでは一人でも感染者が出ると、その地域だけではなく広い範囲でロックアウトをするのだそうだ。
ワクチンもまずは海外からの入国者と接する機会の多い空港関係者、ホテルスタッフが優先だそうで、感染者が少ないこともあるのだろうか、医療従事者は後回しだそうだ。

因みにオーストラリアでは感染者は3万人には達していず、死者も900人である。
日本は約45万人、死者は8000人超である。

かくのごとく、厳しい規制を敷く国と比べ、規制の緩い日本では未だ毎日死者と感染者の数が減ることはない。
命を優先するか、経済を優先するか、難しいところだが、私のところもその渦中に巻き込まれ途方にくれている。

3月6日 印象記

久しぶりに紋谷幹男氏の印象記が届いた。
昨年暮に開催された開催された金井訓志展の印象記。

咲いた花の、花の部分だけが極大化されています。

光源からの光を受けた花の各部分が色を示します。
視細胞は刺激され、色を認識します。
とはいえ、人はそのような色の集合体を、
総体として感じ取りますので、
微細の個別の色には、意識しない限り注意を向けません。

金井訓志は、極大化された花を、
二次元上の色面の集合体として捉え直します。

結果、これらのドローイング群は、
克明に花を再現した花の表情ではなく、
花の見え方(感じ方ではなく)の記号化(抽象化)と言えるでしょう。

見ているだけでは出会うはずのない、
花が見せているはずの「野生」が差し出されている。
そんな印象でした。

3月3日 FACE展

SOMPO美術館、読売新聞社主催の公募展「FACE2021」展を見に行ってきた。
私のところで発表している高見基秀が優秀賞、内藤亜澄が入選をしていて、他の作家の作品もレベルが高いように思えた。
市場で人気のイラスト系、細密美人画系とは一線を画していて、流行に惑わされない独自の作品が目立つ。
この後開催される第一生命主催の「VOCA展」もおそらく同じ流れになるだろう。
売れる絵を描くことと審査員受けを狙う絵もどちらもそれぞれの野心であり、どちらが良くてどちらが悪いとは言えない。 ただ私が長い経験で思うのは、その野心を貫き通している作家が結果残っていくように思う。
賞とか市場とは無縁の作家でも地道に制作を続けていくことで、のちに評価される作家もたくさんいる。
私はどちらかと言うとそう言う作家を応援したいと思っているのだが。






2月28日 「as it is」

古美術の名店「古道具坂田」が運営する千葉の長南町の山の上にあるミニ美術館「as it is」を訪ねた。
ここでは昨年の9月から3月27日まで望月通陽展が開催されていて、私どもの望月展が終了したこともあって、ようやく見に来ることができた。
よくぞこんなところにと思う場所にあるので意を決して出かけないとなかなやって来れないところだが。
主人の坂田氏とは望月を通して以前からの知人なのだが、松濤美術館で開催された「古道具、これからの行き先  坂田和實の40年」のオープニングで会って以来で久しく会うことはなかった。
その坂田氏が病に倒れ、目白のお店もたたみ、この「as it is」も望月展終了後に閉館し、建物自体も壊すことになっているそうだ。
この建物はシンプルな建築で知られる中村好文の設計によるもので、山の中の味わい深い建物がなくなるもの寂しい限りである。
実は望月の初めての個展は、坂田の目白の店で開催され、「as it is」の終焉も望月展とはなんとも感慨深いものがある。
展示をじっくり見せてもらったが、型染め、筒描き、ガラス絵、ブロンズ、木彫、レリーフと望月の集大成とも言える展示で、 これがこのシンプルな空間に実にマッチしていて、このまま終わらせてしまうのが惜しいくらいである。
足の便も悪く、是非にとは言い難いが、お時間がある方は見てほしい展覧会である。






2月26日A 武田史子ギャラリーコレクション

今日からGT2では武田史子ギャラリーコレクション展が始まる。
ここに並ぶ作品の多くは偶々まとまって市場に出てきた作品で、全てが額装されていて、私が一括で購入することになった作品である。
私が今まで見ていなかった作品や絶版になった作品もあり、よくぞ私の前に出てきてくれたものと感謝している。
多くは植物をテーマにした作品で、確かな観察眼と精緻なテクニックによる作品は、その香りさえ漂わせるようで、空想の建物をテーマにした作品が多い中、 武田のもう一つの側面を見せてくれる。
新作展が主になる私どもの展示だが、過去の作品に触れることで、作家の軌跡を知ることになり、こうした展示も満更ではないと思っている。

フェースブックに河原と武田の展示を同時に見ることができ、盆と正月が一緒に来たようだとのコメントがあった。
嬉しいことである。
是非のご高覧をお待ちしている。


2月26日 河原朝生個展

明日から河原展が始まる。
深いマティエールで描かれた河原独特のミステリアスな作品が並ぶ。
哀愁が漂うようでいて、どこか不気味な作風は私が河原を扱う以前から惹かれていて、20年前縁あって私の画廊で個展を開催するようになった。
ローマ国立美術学校で油彩画を学び、帰国後に肉筆浮世絵を世に広め、孤高の画家長谷川利行を世に送り出した羽黒洞店主木村東介氏に見出され、初個展が開催された。
木村の死後、私同様に河原に魅入られた画廊轍で個展を重ねていたが、轍が画廊を閉じることになり、念願であった河原の個展を私どもで開催することになった。
今は亡き大コレクター寺田小太郎氏もファンの一人で、オペラシティーミュージアムに多くの作品を寄贈している。
大規模なコレクション展が同館で開催されることになっていて、そこで河原の作品のいくつかを観ることになるだろう。
また、一昨年来、札幌で事業を幅広く展開する北部グループの会長小西政秀氏の独自の視点で蒐集した作品をもとに設立された美術館「HOKUBU記念絵画館」にも 多数の作品が収蔵されることになった。
今回の出品作品の一部も北部記念絵画館に収蔵が決まっている。
ご子息である小西政幸氏は河原の作品にインスパイアされ、写真小説「DO IT」を著し、私どもでも個展に合わせ紹介させていただくことになっている。
更に美術館名は教えていただけなかったが、香港の美術館のキュレーターが選んだ大作が数点海を渡っていて、いずれの日か公開されることを楽しみにしている。
コロナ禍の折だが、是非のご高覧をお待ちしている。


2月24日 富士山の日

昨日2月23日は語呂合わせで富士山の日だそうだ。
そういうわけでもなかったが、画廊が2月から月曜日を休みにしたので、昨日まで三連休ということで久しぶりに河口湖に行ってきた。
富士山の日にふさわしく、絶好の天気の中、富士山の絶景を見ることができた。
家の前の朝日に染まる富士山も素晴らしかったが、千円札の裏面の富士山と同じ本栖湖からも富士の眺めを満喫した。
今年は富士山に雪が積もらず、正月に行った時も頂には雪がなく、噴火の前兆かと心配したが、今は三号目あたりまで雪が被り、まずは一安心であった。

本栖湖からは身延山の日蓮宗総本山久遠寺を訪ねることにした。
延々と山を車で登り、駐車場からはミニロープウェイがあって、歩くことなく難なく到着。
写真でもお見せするが、以前は山道を登り、急な階段を上がって、麓からここ久遠寺まで辿り着くのは容易なことではなかっただろう。

久遠寺は壮大な伽藍が続き、拝観料は無料で先のロープウェイもタダ、賽銭箱だけが置いてあるだけ。
京都の小さなお寺が1000円近くの拝観料を取るのとは大違いである。
いく棟かの伽藍を廊下伝いに巡ったが、これがまた金箔に覆われた荘厳な伽藍が続き、見応え十分である。
圧巻は本堂の天井に掲げられた「龍墨」図である。
加山又造画伯の手によるもので、11m四方の巨大な墨絵で、龍の姿は迫力満点である。

長いこと河口湖にいながら行くことのなかった久遠寺であったが、ようやく拝観することができて大満足であった。
帰りにボケ防止のお守りを買ってきた。




2月19日 認知症検査

今年の6月で75歳となり、後期高齢者の仲間入り。
その第一関門で、運転免許証更新前の認知症検査を受けに行ってきた。
日頃の行動を思うと不安でいっぱいだったが、結果はほぼ満点で一安心。
物忘れや思い込みも多く、家内にはボケ老人としょっちゅう言われているが、これで今夜は胸を張って帰ることができそう。
これで運転もしばらくは出来そうだが、判断力が衰えているのは間違いなく、油断は禁物である。

2月18日 昭和会賞

私どもで発表を続ける内藤亜澄から新人の登竜門と言われる日動画廊の「昭和会」展でグランプリを受賞したとの知らせが届いた。
同時に損保ジャパン日本興亜の公募展「FACE」展にも入賞したとのことでダブルで嬉しいニュースである。
私が初めて内藤の作品を観たのは、「シェル賞」で審査員賞を受賞した時のことであった。
このように内藤は公募展に応募し多くの審査員の目に留まり、次々に成果を出してきている。

それ以来私のところで個展を開催し、海外にも紹介してきて、内外の目利きのコレクターの目にも留まり、将来を期待する作家の一人として応援をしてきただけに、 今回の知らせは大変嬉しいことである。

ダイナミックで幻想的であり、未来を暗示するかのような内藤の画風は、とても惹かれるところで、スケールの大きい作家として今後の期待は大である。

ただ心配なのは受賞したことで、主催の日動画廊に囲い込まれることである。
以前にも、大いに期待し応援した作家が、昭和会で受賞することで囲い込まれ、予定していた個展をキャンセルしてきたことがあった。
歴史ある洋画界の重鎮画廊での発表は作家にとっては魅力的で、そうなるのも仕方がないこととは思うが、やはり複雑な思いをするのは否めない。

ただこの経験があるので、このことは作家の考え次第だと割り切るようにしている。
さらに飛躍を求めて大手画廊で発表するのも一つの選択であり、零細な私のところで細く長く発表することを選ぶのも作家の考え方一つである。

受賞したからといって、急に絵が良くなるわけでもなく、その賞も一つの評価の証と受け止め、さらに先を見据え進んでいくのが作家としての心構えではないかと思っている。

毎日新聞主催の当時は同じように注目を浴びた新人作家の登竜門「安井賞展」というのがあり、そこで大賞を受賞した作家は、 初めての個展が私のところで、それ以来いまだに私のところで発表を続けている。
その時彼に言ったのは今まで振り向かなかった人が、受賞を機に振り向くようになったくらいに思って、そこが頂点ではなく、 逆に受賞がハンディーだと思って頑張ってほしいと言ったことがある。

同じ言葉を内藤亜澄にも送りたい。

-内藤亜澄 アーティストページ-

2月9日 税務の豆知識

顧問をしてもらっている会計事務所から事務所通信というリーフレットが毎月送られてくる。

今月は「絵画が経費で処理できる?」というテーマ。
身近な問題なので要約加筆して転載させていただく。

絵画を会社で飾ろうと思うが経費として処理できるかという質問が来た。
業務のために用いられる資産で、建物や備品は時間の経過とともにその価値が減っていく資産を原価償却資産という。
絵画や彫刻などの美術品は2015年以後に取得するものから新たな取り扱いが適用されることになった。
それ以前は一点20万円以上かどうかで判定されていたが、改正後は1点100万円未満の美術品は原則として減価償却資産に該当することになった。
ただし、金額に関係なく時間の経過により価値が減少することが明らかなものは減価償却資産として扱われる。
壁画とか屋外のモニュメントなどはそうした範疇に入る。
また展示されていなくても倉庫に保管されて維持管理ができていて、いつでも展示ができる場合は償却資産の対象となる。
償却期間は金属の彫刻などは15年、それ以外の彫刻、絵画、陶磁器などは8年となる。
額縁の費用も絵画の一部として取得価格に含まれる。
古美術品は今のところ減価償却の対象となっていない。

以上ですが参考になったでしょうか。

2月8日 偽版画

昨日今日の新聞,テレビニュースで「日本画巨匠の偽版画」と大きく報じられた。

報道の内容については事実であり、業界全体の問題として既に弁護士にも相談し、その対応について準備を進めているところであった。

偽版画を制作販売をした画商は私も以前に理事長をした組合のメンバーであったが、この件は許し難い由々しき問題であり、組合の信頼を著しく傷つけたということで、 この事実が判明した時点で除名処分にしている。

また、全国美術商連合会の理事長の呼びかけで、各美術商組合や交換会(美術業者だけのオークション)の代表が集まり、業界全体の問題として捉え、 「臨時偽物版画調査委員会」を設立し、判明した偽版画の対象となる作品については東美鑑定評価機構を通して鑑定をすることになった。

すでに警察では著作権侵害ということで捜査を進めていて、詳しい内容についてはいずれ解明されることになるだろう。

2月6日 小原馨展

今日からGT2では小原馨展が始まる。
彼も望月同様に古い付き合いである。
うちの元スタッフが彼の奥さんという縁もある。

小原が作品を持ち込んでみてほしいというのがきっかけだった。
当時彼は盲学校で子供たちに美術を教えていた。

目の見えない子供達に美術を教えるのは並大抵のことではない。
色も形も健常者と違い認識ができない。
それでも形は手で触ることで漠然と判るが全体像を立体的に把握するのは難しい。

小原は手の感触で作品を作ることを教えた。
ドロドロに溶かした紙を伸ばし、子供たちはその紙を引っ掻いたり摘んだりして形を作っていく。
本人達には実体の感覚がないままに線や形が創出されていく。
そこには当たり前に形や線を認識する健常者と違った手によるイメージだけの絵画が生まれる。
それは小原にとっては新鮮な形であり線であった。

子供たちに触発されて、小原は「子供の情景」というタイトルの作品を制作するようになった。
それが今に繋がり、「子供の時間」というタイトルの連作が生まれ、今回の発表になった。
紙に染み込む色彩は微妙に混ざり合い、海や空の色を見るかのように遠く深い色となる。
線や形も自在に躍動し、その融合からポエジーが生まれる。
パウル・クレーがそうであったように、小原の絵画から音が聞こえ詩が奏でられる。

コロナ禍の中、小原の作品を観ることで、少しでも荒んだ心が癒され揺さぶられれば幸いである。


他の作品画像はこちらから
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/kaoru_obara/works.html

2月5日 望月通陽展

ギャラリー椿オークションも終了し、はや2月。
緊急事態宣言は更に延長されましたが、私どもではめげずに今年初の二つの個展が明日から始まります。
一人は望月通陽、もう一人が小原馨で二人とも長きにわたりお付き合いをさせていただいているアーティストです。
特に望月は私が新たに独立して京橋にギャラリー椿を構えて最初の個展をやらせていただいた大変ご縁のある作家であります。
当時は彼は全く無名の染色家で、個展は絵画と違い染色ということもあってか、また開いたばかりの画廊ということもあって、会期中ほとんど訪ねてくる人はいませんでした。

その彼が今や染色界と言っても伝統工芸の世界ではありませんが、そうした中では第一人者と目されていて、染色にとどまらず絵画、立体をはじめ多方面で活躍をしております。
特にブックデザイナーとしては大手出版社では欠かせない存在となっていて、装丁画集というのが出てもおかしくないほど素晴らしい仕事を数多くしております。
尤も新潮社が創立百年を記念して望月の画集も出したくらいですから、装丁集の出版ももさほど遠くない話のように思います。

今回は染色でも型染めと違い筒描きという糊を筒から絞り出して描く技法で、それを絵画表現だけではなく、王羲之の書のような文字による筒描き作品も多く出品されています。
中でもヨブ記の一節を表した超絶的な技法による作品は実に見事で、絵画以上の表現といっても過言ではありません。
コロナ禍の中、大変な時期ではありますが、その卓越した表現をぜひご覧ください。

小原馨の紹介は次の日記にて。


他の作品写真はこちらから
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/Michiaki_Mochizuki/works.html

1月28日 フェースブックより

去年の今頃、中国の展覧会でFBにこんな事を書いていました。
それから一年、中国のことを心配していたのが、それどころではなくなり、日本も今や二度目の緊急事態が出されるまでになってしまいました。
アートの力がどこまで発揮できるかは分かりませんが、作家の皆さんとともに作品を発表し続けることで、少しでも皆さんに勇気、元気を与えることができたらと思っています。

2020年1月26日

新型肺炎が中国で猛威を振るっている。
日本を始め諸外国にも感染は広がり、不安はつのるばかりである。

4月から7月にかけて中国7都市で私どもの作家30名による展覧会が予定されていて、果たして実施できるのか心配になってきた。
参加を予定している作家さん達も動揺しているに違いない。

恐らく発表される中国の感染者や死者はそんな数字ではないと思っている。
そんな時にのこのこ出かけて行って、展覧会ををやっていいものか、それどころではない状況なのに決まったことだから展覧会は計画通りにやって欲しいとはとても言えない。

今日も中国側と連絡を取り、無理なようなら延期もしくは中止もやむを得ないと伝えてある。

ただ私の考えは正直なところ真逆なことを考えている。
こういう時だからこそ迷惑でなければ展覧会を本当はやりたいと思っている。
アートの力がどのくらいあるかは知らないが、不安に慄き身を竦める人がいるならば、展覧会を開き中国の人たちに見てもらい、 少しでも癒しになったり、勇気付けることができるならと思う。

神戸の震災の時に避難所に行って歌を歌い続ける人がいたそうだ。
こんな時に何だと思う人もいたそうだが、だんだんと人が集まりじっと歌声に耳を傾ける人たちが増えていったという。
物資を送ったりボランティアで被災地で復旧に手助けをする人もいるが、音楽が被災者の人たちの救いになっていることを知った。

原発事故の風評で疎開先でいじめにあったり、海外で福島の野菜や魚の輸入を禁止した国も多い。
もう少し被災地や被災者の身になって考えたらどうなのかと思ったものである。

中国の人たちを避けるのではなく、寄り添うことも大事ではないかと私は思う。
参加者が減っても私はできれば展覧会をやりたいと思っている。

中国の関係者にもその思いは伝えてある。


1月25日 オークション終了

オークション無事終了。
コロナ禍と週末の悪天候の中にあって結果はまずまずといったところでしょうか。
緊急事態宣言下、寒さの中をお越しいただいた多くの方に厚くお礼申し上げます。

いつものオークションに比べて落札率、落札総額は劣りますが、正直なところ今回のオークションは殆どお客様には来ていただけないものと思っておりました。
当然落札も微々たるものと予測をしていました。
そのために急遽作品を撮影し、オンラインによるオークションへの参加をお願いすることにしました。
その効果もありメールやFAXによる入札もありましたが、それ以上に初日にたくさんの方に来ていただいたのには感激しました。
やはり絵好きな方達にとっては一年に一度のオークションで掘り出し物を探すことが楽しみなことを改めて実感させられました。

落札の詳細はホームページに掲載されておりますのでご確認ください。
また落札された方には請求書を送らせていただきますのでご入金と引き取りをよろしくお願いいたします。
配送希望の方はお申し出ください。
不落札の方にはお知らせは届きませんので、ご不明の方はホームページにてお確かめください。
なお同額落札の方は私どもが代行しジャンケンにて落札者を決めさせていただきましたのでご了承ください。

今一度皆様にお礼を申し上げ、引き続きのご厚誼をよろしくお願い申し上げます。

1月24日 冷雨

予報通り昨日今日と冷たい雨が降っています。
幸い雪にはなりませんでしたが、雨は止みそうにありません。
暮れからずっと雨が降らず、乾燥しきっていただけに雨が降るのを願ってはいましたが、よりによってオークションの時に降るとは。

私は友人達には稀代の雨男として知られていて、ゴルフや旅行に友人たちと出かけるとかなりの確率で雨になります。
晴天下でゴルフをしていると突然空が掻き曇り雹が降ってきたり、台風が日本列島を襲うという予報の中、 釜山に行った折には進路が急に変わり釜山を直撃し大変な目にあったこともあります。
数え上げたらキリがありませんが、嵐を呼ぶ男とも言われております。
日照りでお困りの時は私を呼んでいただければ喜んで参上いたします。

そんなわけで今年も年明けから雨力を発揮しておりますが、そんな中でも画廊にお越しいただき熱心に作品を品定めし、 入札していただく方も多く、大変ありがたい事と心より感謝申し上げます。

今日明日とあと2日ありますので、ご興味のある方はこんな中ではありますがぜひご参加ください。
コロナ禍の中、来ることが叶わない方にはギャラリーのホームページのリストと画像をご覧いただき、メールやFAXにて入札いただくこともできます。

こうした状況下の中で開催できたことだけでも大変有難いことで、これもご出品いただいたお客様、悪条件の中お越しいただいたお客様のお蔭と厚くお礼申し上げます。
引き続きのご支援よろしくお願い申し上げます。

1月22日 オークションスタート

オークション始まりました。
緊急事態宣言下にあって、蓋を開けてもお客様が来てくださるか心配しましたが、心配は杞憂となり、来る人が途絶えることはありませんでした。
と言っても密になるほどではなく、じっくりと作品を見定め、入札していってくださいました。
また画像をホームページに掲載したことで、お越しいただけない方からもメールやFAXで入札をいただいております。
土日は雨模様で少し心配ですが、今日のような具合で皆様に来ていただければ有難いのですが。


1月20日 ギャラリー椿オークション

22日よりいよいよオークションが始まります。
準備もほぼ整い皆様のお越しを待つばかりですが、今回ばかりはそうもいきません。
WEBによる画像紹介もほぼ終わりましたので、お越しいただけない方には、こちらをご覧いただきオークションにご参加ください。

詳細は以下の通りです。

ギャラリー椿オークション2021

【オークションの開催につきまして】
ギャラリー椿オークション2021は1月22日〜25日の日程にて予定通り開催いたします。
現在の状況を踏まえ、オンラインからもオークションへご参加いただけますよう出品作品の画像をwebにて公開致します。
ご入札をご希望のお客様は、参加方法をご確認・ご了承の上メールまたはFAXにてご入札ください。

ギャラリーでは従来通り作品を展示致しますので作品を実際にご覧頂くことも可能です。
ご来廊の折は必ずマスクを着用の上、アルコール消毒をしていただくなど感染予防のためご協力をお願い致します。
会場が混雑した場合には入場制限などさせて頂きますのでご了承ください。

皆さまに安全に楽しんでいただけますよう準備を進めて参りますので是非ご参加下さい。
今後も状況により変更が生じる場合が御座います。
ギャラリーのウェブサイト、SNSにてご確認下さい。

2021年1月22日[金] - 25日[月]
22 January − 25 January , 2021
会期中無休 / 12:00AM - 6:00PM
24日[日]は営業いたします。

25日16:30 入札締め切り
17:00より開札

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リストはこちらから

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1月12日 仕事始め

今日から仕事始めです。
今年はコロナ騒動から幕が開きました。
昨年から続くコロナ感染が更に増加し、1月7日には再び緊急事態宣言が発令され、暗雲垂れ込める新年となりました。
私どももそれに備え、長い冬休みを取ったつもりでおりましたがそれどころではなく、一応2月7日まで自粛要請がなされております。
その間の私どもの予定は1月22日から25日まで「ギャラリー椿オークション2021」が予定されております。

本来は昨年8月に開催予定でしたが、当時の状況を鑑み、延期として今年1月に開催を予定しており、昨年末には出品リストも皆様に送らせていただいておりました。
今回は多くのお客様から売却依頼の作品が来ており、またオークションについての作品問い合わせもすでにいくつかきております。
そんなこともあり、苦渋の決断ですが今回は実施ということにさせていただきます。

但し、オークション前日の1月21日までは画廊は閉廊とさせていただき、画廊内にてオークションの準備をさせていただくことにいたしました。
スタッフもその間は行き帰りのリスクを少なくするためにフレキシブルに出勤することにいたします。
ご用事のある方は前もって電話にてアポイントを取っていただいた上でお越しいただければと存じます。

また従来ですとリストを参考にお問い合わせをいただくか、会場ライブで作品をご覧いただき入札をしていたでいておりましたが、 今回は全作品画像を掲載したPDFを作成し、皆様にはそれをダウンロードしていただいた上で作品をご覧いただき、メールもしくはFAXにて入札をしたいただくようにいたしました。
また、会場には従来通り作品を展示させていただき直接ご覧いただくことも可能です。
但し、ご来廊の折はマスク着用の上、入り口にて検温、アルコール消毒をしていただき、ソーシャルディスタンスをとって、ご覧いただくことにいたします。
私どもも出来うる限りの安心、安全の準備で皆様をお迎えすることにいたしておりますので、どうぞご無理のな範囲でお越しいただければと存じます。

大変な幕開けとなってしまいましたが、皆様のご支援のもと今年も何卒よろしくお願い申し上げます。


12月28日 来年は丑年。

かって、農家では牛を飼っていて、水田を耕したり重い荷物を運んだり、農家にとってはかけがえのない大切な動物でした。
台湾の知人には牛肉を食べない方がおられます。
宗教上の理由かと聞くとそうではなく、牛は一家のために一生懸命働いてお金をもたらしてくれるということで、牛肉を食べないのだそうです。
それだけ人にとっては身近な動物だったようです。

コロナで今年は大変な一年でした。
亡くなられた方も多く、画廊の近所でもお店を閉じたり、長く休業しているところがいくつかあり、私どもも4月5月とは休業を余儀なくされました。
営業時間も短縮したり、展覧会に来ていただく方を予約制にしたりと、今までにない経験をいたしました。
幸いオンラインによる作品紹介で国内外の方から多くのご注文をいただき、この苦難の年を乗り切ることができました。
これも皆様の支えがあってこそと心より感謝申し上げます。

まだまだコロナの勢いが収まる目処が立ちません。
来年もまたコロナに振り回される年になりそうですが、牛のように牛歩の歩みで慌てずゆっくりと時の流れに身を任せながら歩んで行きたいと思っております。
さすれば牛がご褒美を運び、世の中に平穏安寧幸をもたらしてくれるに違いありません。

画廊は12月30日より1月12日までお休みさせていただきます。
どうぞ皆様におかれましてはお身体に気をつけていただき良き年をお迎えください。


12月14日 入院

9月に発症し、10日ほど入院して、炎症がひどくて後回しになっていた胆嚢の全摘手術を12月初めに終えて、ようやく昨日くらいから痛みも取れ、これで安心して年末年始を過ごすことができそうです。
驚くのは医療技術の進歩で、友人が30年前に胆嚢の手術をした時は、開腹手術で1ヶ月入院し、術後も具合が悪くなりもう1ヶ月入院したそうですが、私は腹腔鏡手術で二日後には退院ですからびっくりです。

コロナもようやくワクチンができて、これがうまく行けば収束に向かうことになるのでしょうが、 今のところは感染者は増えるばかりで、Go To トラベルも休止、65歳以上は外出自粛となり予定していた旅行もやめることにしました。
身体は元に戻りましたが、まだ脂系は食べては行けない、3ヶ月は散歩以外運動禁止で、年末年始旅行にも行けず、美味しいものも食べられず、ゴルフにも行けずではてさてどう過ごしたらいいのやら。

ひたすら冬眠するしかありません。

12月12日 個展初日

桑原展の作品購入は先着順ということになっていて、毎回コアなお客様が徹夜で並ぶのが恒例となっていましたが、 今回はコロナのこともあり、始まる二日前の18時に順番に整理券を出して、初日の朝に整理番号順に作品を選んでいただくことにしたのですが。
そうしたにもかかわらず、展覧会4日前から熱心なお客様が何人かお見えになり、整理券を受け取るまで昼は画廊の中で、夜は外でお待ちいただくことになりました。
ただ今回は早めに並んでいるのをみて、諦めて帰られる方もいて、混乱なく初日を迎えることになりました。
私どもにとっては大変ありがたいことなのですが、時節柄体調を崩されていないことを願うばかりです。


12月9日 金井訓志個展

桑原展と同時に金井展をギャラリー椿で開催いたします。
私どもで発表する作家ではベテランの部類に入りますが、相変わらず色彩の華やかさとメリハリの効いた画面は若々しさを感じさせてくれます。

金井氏のコメント
 今回は「せつりのかたち」というテーマで、引き続き花のかたちにこだわって描きました。また人間もチャレンジしてみました。
 掲載の作品は昨年から今年にかけて制作した大きい作品です。自然の摂理は自由奔放なフォルムを生み出します。わたしの頭には摂理などない訳なのに、 不自由な「かたち」ばかりを作ってしまう。まだまだ勉強が足りません。
 コロナ禍の中ですが、もしお近くにお出掛けの際にお立ち寄りいただければ幸いです。


12月8日 桑原弘明個展

12月12日から桑原展が始まります。
例年だと徹夜組が出たり、会期中も毎日長い行列ができる人気の展覧会です。

ところが今年はコロナ禍。
それもここに来て第三波、感染者が増加し開催も危ぶまれましたが、精緻な作品のため一年に4、5点しか制作されない桑原作品、新作を心待ちにしているお客様も多く、その方達のためにも感染防止を万全にして開催をすることにいたしました。

そのためには完全予約制として一日の観覧時間も区切り、その時間に観ていただく人数も制限することにいたしました。

また、いつもですとボランティアの方たちにお願いし、小箱の中を覗いていただくときには、いくつか開けられた小さな穴からペンライトをかざして光の変化を楽しんでいただくのですが、今回はそれも避けなくてはならず、鑑賞者がご自身でペンライトをかざして観ていただくことにいたしました。
v このように桑原ファンの方には大変ご不便をおかけいたしますが、どうぞこういう状況下でありますのでご無理をなさらずお越しいただければ幸いであります。

なお、日本橋高島屋美術画廊Xでも9日から13日まで桑原作品が展示されますので、併せてご覧ください。



12月6日 台湾バブル

台北のオークションが昨日今日と開催されました。
私どもの作家の作品が驚くような価格で落札されたました。
中には30万円で売った作品が手数料を入れると1000万円を遥かに超える価格で落札されました。
簡単なドローイングでも300万円を超えていて怖いくらいです。
他の日本人作家も高値で落札されていて、オイルショック前の絵画ブーム、20年前のバブル時代が思い出されます。
キャリアのあるアーティストがそれなりに評価されるのはいいのですが、まだ無名の発展途上にあるアーティストたちが高値となり、 結果ブームがはじけると消えていくのを何度も見てきました。

コロナ禍にあっても国内でも一部の若手アーティスト達の作品が即日完売や抽選といった状況が多く見られます。
一部のアーテェストに群がる状況は昭和40年代の絵画ブームとそっくりです。
バブルの時は企業や美術館、富裕層が著名作家を高値で購入する時代でしたが、今は内外共に若手作家に殺到する状況です。

私どももその渦中にありますが、バブルに踊らされず、本当に作品を愛し、 若い作家を支援する方達も多くおられ、そういう方とともに足元を見つめながら歩んでいきたいと思っております。

そのためにも人気作家だけを求める方ではなく、私どもの多くの作家を支え、長くお付き合いをしてきた方、 人気の出る前から支援をしてくださった方、新たな出会いの中で私どもと信頼関係を築けると思える方とお付き合いをしていきたいと思っております。

12月5日 蔦屋展覧会

4日夜8時から銀座シックスにある蔦屋ギャラリーにて蔦屋のVIPを招待して一夜限りの展覧会が開催されました。
私どもから山本麻友香、横田尚、中村萌が参加しました。
私は残念ながら入院中で伺うことができませんでしたが内外のお客様で賑わっていたそうです。
蔦屋は書店から広く文化事業を拡大させ、今後は上海にも大きなスペースの建設を予定していて、そこでの文化事業の展開を計画しているようで、私どもにも協力を依頼されています。
蔦屋ブランドを活かしての文化事業に注目が集まります。



12月2日 師走

早いものでもう今年も最後の月となりました。

先生も走る忙しない年となるはずでしたが、コロナ感染者増加で外出自粛、飲食店の時短要請や65歳以上は旅行も自粛せよとのお達しです。 ということで、高齢者の私はじっとしているに越したことはありません。 画廊は4月5月のように休業するような事態にまでは至っておりませんが、お客様やスタッフにも何かあったらと心配は募ります。

そうは言いつつ、今開催中の展覧会が終わると、あと二つの展覧会が12日から始まり、年末29日までは営業をすることにしています。
その間、ソウルでも山本麻友香の個展が予定されていて、休むわけにはまいりません。

年始は12日からとなりますが、夏から延期されたギャラリー椿オークションの開催を予定していて、年明けから忙しくなりそうで、暫しも休まず槌打つ響きといったところでしょうか。

プライベートでは本来なら、年末年始に北海道に子供達ニ家族を連れてスキーに行く予定を立てていましたが、これは早くに断念し、そこで私は年明けに金沢から鳥取島根に行く予定を立てました。
椿原神社という神社が金沢にあると聞いていて、一度はお参りに行かなくてはと思っていて、鳥取には生前お世話になった写真家植田正治先生の美術館があり、島根にはこれも私が大阪の画廊に勤めていた時にお世話になった足立美術館、それと元スタッフが嫁いで開いているイタリアンのお店があり、それぞれを回ってみようと計画を立てていたのですが。

それが65歳以上はGO TO トラベルを控えよということで、年末年始の長い休みもまた4、5月のようにじっとしているしかありません。

思ってもみない年末年始となりますが、画廊はコロナに負けずに頑張りますので、皆様よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。

11月29日 オークションの免税

読売の朝刊一面に「オークション免税で誘致・美術品など対象」の見出しが。

財務省は美術品などの国際的なオークションを国内で開きやすくする方針を固めたようです。
海外の富裕層の消費拡大や関連する美術イベントなどによる文化・経済振興を図ることに。

競売品を海外から持ち込む場合には10%の消費税がかかり、高額な作品の税負担は大きく、我が国で国際的なオークションは開催されていませんでした。
一方、国が指定する保税地域では消費税や関税を払う必要がありません。
そこでオークション主催者が会場を保税地域とするように申請すれば、税関が許可を出し納税の必要がなくなることになります。

アジアでは優遇税制を敷く香港で国際オークションが開催されることが多かったのですが、政情不安もあり日本での開催を検討する動きが出てきているそうです。

美術品などの取引は年7兆円を超え、アメリカ4割、イギリスと中国が約2割を占めていますが、日本はわずか3%にとどまっています。

ここまでは読売新聞の記事ですが、税金以外にもう一つ問題になるのが追及権という遺族や著作権者に二次市場で売買された美術品の売買額の一部を還元しなくてはならないという法律です。
フランスで制定されて以降EU諸国などで広く施行されてきました。 文学や音楽などは印税で著作権者が保護されているのに、美術の世界では作品自体が複数作られるものでないため、印税といった制度にはそぐわず、遺族などにいくら高額で美術品が取引されても還元されないという矛盾があり、こうした制度ができてきた経緯があります。

ただしこうした法律を日本やアメリカ、香港などでは未だ制定されておらず、そのため多くのオークション会社がヨーロッパではなくアメリカや香港でオークションを開催するようになりました。

免税措置が講じられた上で、追及権による支払いの必要がないということは、日本でのオークションや大規模な国際アートフェアの開催は大きなメリットがあることになります。
ところが我が国の富裕層が美術品をコレクションするケースが少ない日本では、追及権がないにもかかわらず国際規模のオークションやアートフェアは開催されることはありませんでした。
こうした日本の状況が続く限りは、もし実施されても海外からの富裕層に頼らざるを得ないでしょう。

昨日も日本に帰化した台湾出身のご婦人お二人を案内して、ワインのオークションに行ってきましたが、会場の多くは日本在住の海外の方のようでしたし、入札、電話でのオークション参加も多くは海外の方だったようです。

ただ現状はそうであっても、こうした優遇税制による国際オークションの誘致が日本の美術市場の活性化の起爆剤になれば、私たちにとってこんなありがたいことはありません。

11月25日 コロナの中の展覧会A

TTF終了
TTFは無事に22日に終わりました。

コロナ禍の中で心配しましたが杞憂でした。
入場券の販売も制限して、入場者を少なくするなどの対応をしたようですが、入場待つ人で延々長蛇の列。
台湾は感染者が少ないこともあるのでしょう。
送られてきた写真を見ると三密どころか、濃密状態でこれで大丈夫なのかと心配してしまいます。
ギャラリー椿ブースは1番の賑わいだったようで、ブース前には連日400人の人が並んだそうです。
フィギュアの抽選、Tシャツやポスター、ポストカード、画集などの販売でブースに詰めていただいたモンスター台北のスタッフの方にはすっかりお世話になってしまいました。
ただ残念なのは毎回のことですが、転バイヤーに雇われたおじさんおばさんが早くから並んでいて、抽選をしたフィギュアの一部はそういった方の手に渡ってしまったようです。
TTFでは不特定多数の人が大勢押しかけるので、こうした方法を取らざるをえないのでしょうが、
私どもでは顔の見えない方、今までお付き合いがなく初めての方、所謂一見さんには販売をしないようにしています。
抽選もそういう方が参加できないようにしています。
それでも手を変え品を変えてやってきます。

人気があるのは大変ありがたいことなのですが、本当に欲しい方の手に渡らないことは残念でなりません。
TTFの最終日に別の場所で開催されたオークションでも中村萌の以前に制作されたフィギュアが数種類出て、販売価格の5倍、6倍で落札されていました。
市場原理で仕方のないことなのでしょうが、私たちは地道にやっていくしかありません。




11月25日 コロナの中の展覧会

コロナがまた蔓延してきました。
その影響なのかもしれませんが、土曜日初日を迎えた展覧会も見に来る人が少なく、二日目になる連休明けの昨日も同じような状況でした。

幸い海外からの注文や大作の予約などで作品は売れているのですが、やはり実際に作品をじっくりと鑑賞していただくのが展覧会の本来のあり方ですので、 仕方ないとはいえ、こういう状況を心配しております。

2ヶ月の休業中や真夏の山本麻友香個展、先日までのオンラインフェアーでの売り上げは予想をはるかに超える売り上げとなっていて、 大いにSNSの恩恵に与ってはいるのですが、やはり見にきて実際の目で作品を鑑賞していただきたいというのが本音です。

いくら精度の高いカメラでも本来の色彩や質感は再現できませんし、それをさらに画像にしたり、印刷をすることでその精度は落ちてしまいます。
また会場での臨場感はSNSではなかなか味わうことはできません。

私どもでは360°VRを使い、会場の雰囲気を味わっていただくようにしていて、 見たくても画廊に来れない方たちに少しはお役に立てていると思うのですが、やはり現場で見るのとはだいぶ違ってしまいます。

GO TO トラベルも制限されることになり、外出していただくのは更に難しくなってきましたが、画廊は換気に心掛け、密になることに配慮し、 消毒の励行、マスクの着用をお願いし、私たちでできる範囲で皆様をお迎えすることにしておりますので、どうぞご無理のないところでお越しいただければ幸いであります。

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11月20日 台北トイショー

今日から台北トイフェスティバルTTFが始まりました。
私たちはコロナ禍のため台北に行くことができませんが、ギャラリー椿としては参加していて、 ブースでは主催者のモンスター台北の黄社長をはじめスタッフの方にお任せしています。
コロナのため入場券も制限をしていて、入るのにはかなりの狭き門のようです。
フィギュアも間に合わず、見本だけが展示されていますが、3日間毎日20体を抽選予約をするそうです。
ドローイングも展示されているようですが、既に完売をしているみたいです。
私はフィギュアもドローイングも全く見ていなくて、お客様から送られてきた写真で初めて知ることになりました。
ブースデザインも写真で知りましたが、うちのスタッフが森をイメージしてデザインしたようです。
いい雰囲気になっています。
作品以外にTシャツや新たに制作したポストカードなども販売されますがこれも人気沸騰だと思います。

会場はおそらく大変な熱気に包まれていることでしょうが、三日間無事に終わることを願っています。





11月19日 井澤由花子展

21日から始まる井澤由花子展の作品が届きました。
水彩による表現ですが、色彩の美しさに微妙な色の重なり合いが相まって、水彩で描いたとは思えないインパクトのある画面が表出されます。
妊娠した時に浮かんだ胎内のイメージが今のモチーフになっています。
女性作家には妊娠というかけがえのない体験から生まれる本能的なイマジネーションが制作に大きな影響を与えるようです。




11月17日 TAMAVIVANT

TAMAVIVANT2020
幕間以前・以後ー信号・シグナル・標識・サイン

多摩美術大学美術学部芸術学科の学生が企画・構成・運営する現代の美術・芸術のアニュアル展が学内のアートテークギャラリーにて開催され、昨年は井澤由花子、 今年は北村奈津子が参加している。
彼女の飄々としてどこかユーモラスな作品を広い会場に並び、画廊とはまた違った視点で作品と対峙することができ、はるばるやってきた甲斐があったというものである。
11月19日(木)までの会期となるが、是非足をお運びください。
https://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/blog/201116/

多摩美は都心からは遠く離れた八王子郊外の山の上にあるが、自然に囲まれ、紅葉真っ盛りのキャンパスは実に美しく、 この素晴らしい環境でキャンパス生活をおくれる学生達がうらやましい。

私が在学した大学はちょうど70年安保の真っ最中で、書きなぐった立て看板が林立し、バリケードに囲まれた騒然としたキャンパスの中で勉学どころでなく、 この美しい自然に囲まれたキャンパスに当時を思い出し、しみじみと感慨に耽っている。





11月15日 琵琶湖ビエンナーレ

京都駅から琵琶湖線で彦根に向かう。

彦根の手前に草津駅があるが、ここは父親が生まれたところ。
父親は5歳で両親と死別し草津には僅かしか住んではいなかったのだが。
子供の頃に両親に一度連れて来られた記憶があり、ものすごい田舎だったような気がしていたが、 車窓から見ると小綺麗な住宅が立ち並び、全く記憶とは違う風景が広がっている。
聞いてみると草津は今や大阪京都のベッドタウンとして人気の街だという。

彦根駅から三木サチコの展示場にむかう。
途中に昔の城下町を思わせる通りがあって土産物屋やうなぎ屋に立ち寄るが、日曜日とあって人と車で溢れていて、食事するにも土産を買うにも長い行列。

その通りの先の足軽屋敷に三木サチコの作品が展示されているのだが、細い路地が入り組んだところにあり、やっとのことでたどり着いた。
古い屋敷に三木作品では違和感があると思ったが、不思議とマッチしていて、それなりに三木作品の魅力を感じることができた。

他の展示を見るにも場所が点在しいて見切れそうになく、駅に向かいながら彦根城に向かうことにした。
しかしながら、ここで力尽き果てお堀沿いに天守閣を見ただけで、たまたまやってきた人生初の人力車に乗って彦根駅に戻ることになった。
この四日間に実によく歩き、最後に精魂尽き果てたが、久しぶりの国内旅行を堪能させてもらった。






これにて関西の芸術祭見学と紅葉見物は無事終了。11月14日 八坂神社

2泊3日のきついスケジュールだったので、もう一泊京都に泊まり、明日日曜日に琵琶湖ビエンナーレに行くことにした。
昨日の平日でも相当人が出ていたこともあり、今日の観光は三密間違いなし。
あまり遠くには行かずに、注意しながら八坂神社近辺を散策することにした。

祇園祭の山鉾が展示されているところがあり、覗いてみると胴懸けを外して本体の構造と荒縄の絡みが見られるようになっている。
見ていると熱心に解説をしてくださる人がいて、祇園祭の由来から説明していただいた。
八坂神社は大昔疫病が流行し、各神社が祈祷をしたが収まらず、東山の祟りとわかり、祈ったところ疫病が収まり、 天皇家、将軍家庇護のもと発展し、八坂神社となり現在に至ったのである。

祇園祭は八坂神社のお祭りで疫病、悪霊退散を祈願して山鉾、神輿で練り歩くお祭りで、日本三大祭りのひとつとなっている。

私もこのコロナ禍の中、神社に行き疫病退散の祈願してきた。
ただあまりの人出にコロナも退散しなくなっては困るので早々にホテルに戻りじっとしていることにした。



11月13日 有馬アートナイト

鎌倉幕府ができる1年前の1191年に創業という由緒ある有馬温泉御所坊に宿泊。
夕食の後、有馬アートナイトというイベントで私どもで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による映像作品を見に行ってきた。
指定された地点でアイフォンやアイパッドにダウンロードしたものをクリックするとデジタル化された映像が地面や夜空に投影される仕組みになっている。
温泉街の路地を巡ると色々な地点で見ることができるのだが、迷路のような路地を回るのは大変で、出展者の岡本氏が案内してくれなければ迷子になるところであった。
また作品を見るのではなく有馬の夜に投影した画像を見なくてはならず、そのためのダウンロードもしなくてはならないため年寄りになんとも分かりにくい。
ただ永久にその地点に行けば映像を見ることができるので、制作者にとってはたいへんありがたい企画といっていいかもしれない。
戸惑いつつも有馬温泉でのファンタジックなひとときを堪能させてもらった。



11月13日B 京都紅葉

今日は芸術祭の合間を縫って、京都のお寺の紅葉巡り。
真っ盛りとは行かなかったが、染まりかけの紅葉も風情があって楽しむことができた。
清水寺、南禅寺、夜はライトアップされた永観堂と周り、夕食は南禅寺門前の料理屋で豆腐料理を食し、京都の秋を満喫。




11月12日A 六甲ミーツ

六甲山の頂上近くにある旧六甲山ホテルでは2室を使って中村萌の作品が多数展示されている他、山頂の展望台にはインスタレーションが飾られている。
リニューアルされたレトロな部屋に、木彫を始め木の板に描かれた絵画作品が所狭しと飾られていて圧巻である。
西宮、神戸市街と海の大パノラマが広がる展望台に併設されたレストランのテラスでは、絶景を背景に木のパネルに描かれた大きな作品が並ぶ。

レトロなホテルの空間と大パノラマを取り込んだ空間演出が実に見事で、画廊やフェアで見る中村萌の作品とは違った新たな側面を見せてくれていて、 これは現場でしか味わえない感動であり、遠くまで見にきた甲斐があった。




11月12日 三つの芸術祭

今日から3泊4日で紅葉見物を兼ねて関西の三つの芸術祭を見に行くことにした。

六甲ミーツは中村萌が、有馬アートナイトは岡本啓、琵琶湖ビエンナーレで三木サチコが参加している芸術祭が、六甲山、 有馬温泉、彦根で開催されていて、三ヶ所を巡るとともに、あいだに京都を挟んで、真っ盛りの紅葉を見てくる予定にしている。
ただ、六甲は14会場、琵琶湖は彦根と近江八幡に18会場が点在していて、それぞれ1日ではとても見切れそうにない。
最初は二泊三日の予定を立てたが、これでは京都見物もままならず、一泊増やして、京都では南禅寺近辺を回ることにしている。

GO TO トラベルもあって、有馬の旅館、京都のホテルもいっぱいだったが、なんとか予約を取ることができた。
ネットの申し込みがうまく出来ず、銀座のJTBを訪ねたが、人で溢れかえっていてソーシャルディスタンスどころではなく、入り口には予約の方のみと書いてある。
外から明日の予約はできますかと声をかけると、予約は10日後しか空いてないという。
それまで待ってたら部屋が取れないので、何とかならないかというと、親切なスタッフが1時間ほど待ってくれたら特別で受け付けをしてくれrことになった。

隣にある画廊で待つことにしたが、そこのオーナーの話では、ついこの前まではガラガラで閉めている日もあったそうだ。
旅行解禁となって一斉に多くの人が堰を切ったように出かけるのだろう。
私も出かけるので偉そうには言えないが、これではコロナの感染者が増えるのは間違いない。
私も完全装備で出かけることにしているのだが。


10月31日A 武田史子個展

こちらは銅版画をメーンにガラス絵、テンペラ画など多岐にわたり発表する。
武田独自の緻密な表現から、ファンタジックな空想世界が生まれる。
気球や大きな風船に誘われ、ピーターパンのように悠久の世界を旅する。
はたまた、さりげない自然の情景を夢想の世界に引き込み、見る人の心を響かせる。
武田の無限の空想世界は限りなく続く。



10月31日 小林裕児展

息つく間もなく二つの展覧会が今日から始まった。

まずは小林裕児展「合歓の庭」

相変わらず精力的に描いていて、3メーター50センチの大作から小品、ドローイング帳まで飾り切れないほどの作品が並ぶ。

自由奔放な絵はとどまるところを知らず、ますます拍車がかかる。
前の個展でも書いたが、内容は初期のストーリー性の強いに表現に戻ってきたようだ。
シャガールを思わせるような空想の夢幻の世界が広がる。
支持体も自由で、アフリカのマサイ族が使った盾やヨルバ族の占いボード、古いインドの小箱、 エチオピアの古いトレーといったそれだけでアートになりそうなものの上にも遠慮会釈なく描き、一体化させて作品とする。

夏に手術をしたというが、それをものともせずに描き続ける小林のエネルギーには感服させられる。
美しくも楽しげな世界をご堪能いただきたい。



10月27日 オンラインフェアA

昨日でオンラインフェアの画廊での展示は終了したが、10月31日まではオンラインで展示を見ることができる。
3割ほど残っていると言っていた作品もほぼ完売し、後は木下雅雄、高木まどかの作品が若干残っているだけで、 オンラインでご覧になりご興味のある方はぜひお申し出をいただきたい。

コロナ禍の中、台北のフェアに参加できないことから、苦肉の策として画廊にて台北アートフェア用の作品を展示し、 オンラインで見ていただこうとなったのだが、意外やほとんどの作品が売約となり、更には山本麻友香、中村萌作品には大勢の人の申し込みがあり、 抽選という方法を取らざるを得なくなった。
抽選も無事終了し、山本麻友香の作品は日本人の方2名、台湾の方3名、韓国の方1名が当選。
中村萌は日本の方3名、台湾の方2名、中国の方1名が当選。
フィギュアについても申し込み多数の中から抽選で35人の方にお渡しすることになった。
当たった方には順次お知らせをさせていただき、ご連絡のない方には申し訳ないが当選しなかったということでご了承をいただきたい。
このようにフィギュアを入れると80点余の作品が売れたことになり、現地にいかなくても成果が挙げられることになった。
それでも、実際の作品を見ていただき、画像では表現できない色彩やマティエール、立体のボリューム感をご自分の目で確かめていただくのが肝要で、 これだけはオンラインではなし得ないことである。
コロナが収束した暁にはぜひ画廊にお越しいただくか、フェアに参加したときはブースに足を運んでいただき作品に触れていただきたい。

まずは無事終了したことに心よりお礼を申し上げる。


10月23日 オンラインフェア

17日から始まったオンラインフェアは大変好評で、約7割の作品が売約となった。
抽選とさせていただく山本麻友香、中村萌の作品も驚くほどの申し込みをいただいていて、その返信もままならない状況である。

大変勝手ながら、私どもを長年サポートしてくださるお客様、今回の他のアーティストを購入してくださった方から優先抽選とさせていただくことにしていて、 ホームページ上で告知させていただいているが、既にそういう方で出品点数を上回る申し込みをいただいており、 山本、中村のみの抽選申し込みをいただいた新たなお客様にはご希望にそうことができそうもないことをお許しいただきたい。

あとはキャンセルが出た作品を抽選させていただくことになるが、その時は改めて通知をさせていただく。
26日の画廊での展示終了後に抽選となるが、当選した方には翌日お知らせをさせていただき、当選が叶わなかった方は翌日お知らせがいかないことで、 当選が叶わなかったことをご了承いただきたい。

アート台北に参加できないことで、このようなオンラインフェアを開催させていただき、果たしてどうなることかと心配したが、 今まで参加していた時以上に盛り上がり、売約も例年を超える結果となっている。
26日まであと3日、まだ3割ほどの作品が残っているので、残っている中にご興味のある作品があれば是非お申し込みをいただきたい。

まずはお声をかけていただいた方、ご購入をいただいた方には心よりお礼を申し上げさせていただく。
ありがとうございました。

10月17日 AITUMN SHOW・TAIPEI/TOKYO/VR

今日から不参加のアート台北に変わり、10人の作家の出品予定作品を一堂に展示することになった。
アートフェアの限られたブースと違い、画廊ではゆっくり展示ができる。
この広さのブースをフェアで借りようとすると、恐らく500万以上のブースフィーがかかるだろう。
フェアを楽しみにしていた台湾の方に見ていただけないのは残念だが、ブースフィー、作品輸送費、渡航費、滞在費、保険、通訳や手伝いの人件費、 その他の費用がかからないのでその分は助かるが、果たして台湾のお客様がオンラインで購入を申し込んでくださるかどうか不安もあったが、 昨夜に各お客様に画像と作品リストを送らせていただいたところ、収拾がつかないほどの購入希望とお問い合わせが殺到した。
初日は冷たい雨が降り続いたにもかかわらず、大勢のお客様にもお越しいただき、ネットでの台湾の熱い勢いも伝わってきて、幸先のいいスタートとなった。
画廊にお越しいただけない方は、他の参加予定だった画廊と一緒に360度VRによる展示風景も画廊のホームページから見ることができるので、是非お試しいただきたい。

AUTUMN SHOW - TAIPEI | TOKYO | VR -
2020年10月17日[土] - 10月26日[月]
http://www.gallery-tsubaki.net/2020/autumn_show/works.html

Japan online VR ART FAIR 2020
https://www.artokyoprogram.com/vr-art-fair


10月14日 紋谷幹男氏印象記 岩渕華林

モチーフは少女、大人になる前の女性。
いずれ消えることになる何かが、
内面でほのかに燃えています。

衣装表現の異様な緻密さが、
日常の一場面風を一気に非日常へと深めます。
「心をこめたひと時が生き方に豊かさを与える」
ならば、
それを絵画で表現するためには、
「心をこめた手仕事で豊かさを与える」
必要があるのでしょう。

筆者がこれらの作品を見る時、
眼前の絵画で心地よい驚きを感じるだけではなく、
画家と和紙の問で作品が醸成されゆく、
密度の濃い時の流れとも対面することになります。

ここには現実に存在している絵画があり、
同時に人間の生きる兆しも漂っている。
そんな印象でした。



10月13日 GO TO トラベル

11月12日から2泊で六甲ミーツ、有馬アートナイト、琵琶湖ビエンナーレ行くことにして、ネットで宿を予約しようとJTBにアクセスした。
案内をしてくれる有馬アートナイトの出品作家岡本啓君推薦の老舗旅館が空いていて、そこを予約すべくなんとか予約までは進むことができた。

ところが、その先にGO TO トラベルの割引とクーポン利用を登録すべく手順に従ってやるようにと指示されるのだが、これができない。
何度やっても登録できず、旅館の予約も完了しない。

ついに諦めて近くにあるJTBの銀座支店に行くことにした。
行ってみるとなんと大勢の人が中で待っているではないか。
入り口には予約して来てくださいと表示されている。
ついこの前まで閑古鳥が鳴いていた旅行代理店だったのだが、GO TO キャンペーンで東京もその制度を利用できることになったせいなのか、 今まで旅行を控えていた人たちが一斉に押しかけてきたのだろう。
中に入って聞いてみると、予約待ちで1週間後でないと予約できないという。
これでは申し込もうとした旅館も空き部屋がなくなってしまう。
事情を話すと、親切なスタッフが1時間待ってくれたらなんとかすると言ってくれた。

待つこと1時間、ようやく旅館と往復の新幹線の予約、それに割引14000円、クーポン券6000円を手に入れることができた。
家に帰りニュースを見ると、キャンペーンの申し込みが殺到し旅行代理店やネット予約の枠が一杯になってしまい、割引やクーポンの特典が大幅に減額されることになったと報じられた。
ギリギリセーフで私は特典を受けることができ、これも待っている人の中を割り込ませてくれた優しいスタッフのおかげと感謝しなくてはいけない。

今まで外出を自粛せよ、蜜を防げ、ソーシャルディスタンスをと言っていたのが嘘のようである。

10月10日 六甲ミーツ他

9月12日から11月23日まで六甲山上の12の施設を舞台に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」が開催されていて、 数々のアート作品をピクニック気分で回りながら楽しめる現代アートの展覧会である。
その中に中村萌も参加していて、旧六甲山ホテルをリニューアルした六甲山サイレンスリゾートに新旧作品が展示されている。

同時に六甲山からロープウェイで降りたところにある有馬温泉では「有馬アートナイト」と題して、 これまた私のところで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による光のインスタレーションが美しく色づいた紅葉のライトアップや夜景と共に光のページェントが繰り広げられている。

さらに場所は移るが、近江八幡と彦根にて今年9回目を迎える「BIWAKO BIENNARE 2020」も開催されていて、 ここには三木サチコが参加していて、日本屋敷の中に多くの作品が展示されている。

関西圏なので皆さんに是非とは言えないが、「GO TO TRAVEL 」もあって紅葉見物を兼ねて行ってみてはいかがだろうか。
私も11月に入ったら行ってみようと思っている。




10月6日 小浦 昇展

小浦昇展も既に一週間が過ぎた。
今回版画よりはアクリルガッシュによる絵画作品がメーンの展覧会である。
版画のテーマでもあった長閑だがどこかミステリアスな世界が展開される。
高橋同様に夜の情景の中に月の一筋の明かりが小浦の持ち味ではあるが、今回は昼のビーチの心温まる情景など、その表現も多岐にわたってきた。
版画も小品だが今までとは違ったエロスの世界が描かれていて、ちょっとびっくり。
一度取り組んでみたいテーマだったようだ。
そんなこともあって、今回は小浦の多様な表現が観られる展覧会となっている。


10月3日 高橋舞子展

退院してからも検査が続き、今日も朝早くから検査であちこちと振り回された。
さらに検査が続くみたいだ。
そんなこともあって展覧会の紹介がすっかり遅れてしまった。

既に一週間が過ぎたがまずは高橋舞子。
私は彼女を暗闇の画家と呼んでいて夜の雪の情景を描くことが多かったのだが、今回案内状にもなった作品は「幾度も西日を巡る道」と題した夕景を描いている。
夕日があったり、真っ赤に染まる空を描いているのではないが、微かに注ぐ西陽の光が染まりゆく情景を見事に描き出している。
達者な表現力で近代絵画の風景画とは一線を画した風景画なのだが、それでもバルビゾン派や印象派に通じる懐かしさもあり、 人物画全盛の時代にあって彼女の風景画はより新鮮に見える。
表現力で言えば雪が舞い散る情景を描いた「流れ星探しの道」は秀逸で、雪が細かく降る様子が描かれているのだが、 全体は雪に煙るような情景になっていて、見事という他はない。
流行に流されず独自の道を歩む彼女に期待をしたい。


10月2日 70の手習い。

長年の友人が会社を移譲して故郷の長野に戻り、安曇野にログハウスを建てて残りの人生を謳歌している。
先日も仲間たちと自宅で恒例の音楽ライブを開いたが、彼もドラム演奏で初登場。
バンド仲間に70になってドラムを習っていたのだが、いよいよ今回デビューとなった。

その様子が地元の新聞に載り、記事が送られてきた。
既にドラマーとしての風格を備えている。
手足を使いリズム感を養うということで、ボケ防止に始めたそうだが大したものである。

さて我が身を振り返ると情けないもので、何も自慢するものがない。
高校大学とヨット部でヨットレースに没頭し、40になってスキューバーダイビングに夢中になり、50からはテニスを始め、 今は下手くそなゴルフをやるのみで、身体は使っても頭を使うような趣味は一つもない。
来年は後期高齢者の仲間入り。
今回も入院して思ったのだが、身体も言うことを聞かなくなると、スポーツもそう長くはやっていられない。
それに代わる趣味を持たないと、それこそボケの進行が早まる。
さてと言って思い当たるものはないが、何かをやらなくてはいけないと友人の新聞記事を読んで焦っている。


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