ギャラリー日記

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2月28日 「as it is」

古美術の名店「古道具坂田」が運営する千葉の長南町の山の上にあるミニ美術館「as it is」を訪ねた。
ここでは昨年の9月から3月27日まで望月通陽展が開催されていて、私どもの望月展が終了したこともあって、ようやく見に来ることができた。
よくぞこんなところにと思う場所にあるので意を決して出かけないとなかなやって来れないところだが。
主人の坂田氏とは望月を通して以前からの知人なのだが、松濤美術館で開催された「古道具、これからの行き先  坂田和實の40年」のオープニングで会って以来で久しく会うことはなかった。
その坂田氏が病に倒れ、目白のお店もたたみ、この「as it is」も望月展終了後に閉館し、建物自体も壊すことになっているそうだ。
この建物はシンプルな建築で知られる中村好文の設計によるもので、山の中の味わい深い建物がなくなるもの寂しい限りである。
実は望月の初めての個展は、坂田の目白の店で開催され、「as it is」の終焉も望月展とはなんとも感慨深いものがある。
展示をじっくり見せてもらったが、型染め、筒描き、ガラス絵、ブロンズ、木彫、レリーフと望月の集大成とも言える展示で、 これがこのシンプルな空間に実にマッチしていて、このまま終わらせてしまうのが惜しいくらいである。
足の便も悪く、是非にとは言い難いが、お時間がある方は見てほしい展覧会である。






2月26日A 武田史子ギャラリーコレクション

今日からGT2では武田史子ギャラリーコレクション展が始まる。
ここに並ぶ作品の多くは偶々まとまって市場に出てきた作品で、全てが額装されていて、私が一括で購入することになった作品である。
私が今まで見ていなかった作品や絶版になった作品もあり、よくぞ私の前に出てきてくれたものと感謝している。
多くは植物をテーマにした作品で、確かな観察眼と精緻なテクニックによる作品は、その香りさえ漂わせるようで、空想の建物をテーマにした作品が多い中、 武田のもう一つの側面を見せてくれる。
新作展が主になる私どもの展示だが、過去の作品に触れることで、作家の軌跡を知ることになり、こうした展示も満更ではないと思っている。

フェースブックに河原と武田の展示を同時に見ることができ、盆と正月が一緒に来たようだとのコメントがあった。
嬉しいことである。
是非のご高覧をお待ちしている。


2月26日 河原朝生個展

明日から河原展が始まる。
深いマティエールで描かれた河原独特のミステリアスな作品が並ぶ。
哀愁が漂うようでいて、どこか不気味な作風は私が河原を扱う以前から惹かれていて、20年前縁あって私の画廊で個展を開催するようになった。
ローマ国立美術学校で油彩画を学び、帰国後に肉筆浮世絵を世に広め、孤高の画家長谷川利行を世に送り出した羽黒洞店主木村東介氏に見出され、初個展が開催された。
木村の死後、私同様に河原に魅入られた画廊轍で個展を重ねていたが、轍が画廊を閉じることになり、念願であった河原の個展を私どもで開催することになった。
今は亡き大コレクター寺田小太郎氏もファンの一人で、オペラシティーミュージアムに多くの作品を寄贈している。
大規模なコレクション展が同館で開催されることになっていて、そこで河原の作品のいくつかを観ることになるだろう。
また、一昨年来、札幌で事業を幅広く展開する北部グループの会長小西政秀氏の独自の視点で蒐集した作品をもとに設立された美術館「HOKUBU記念絵画館」にも 多数の作品が収蔵されることになった。
今回の出品作品の一部も北部記念絵画館に収蔵が決まっている。
ご子息である小西政幸氏は河原の作品にインスパイアされ、写真小説「DO IT」を著し、私どもでも個展に合わせ紹介させていただくことになっている。
更に美術館名は教えていただけなかったが、香港の美術館のキュレーターが選んだ大作が数点海を渡っていて、いずれの日か公開されることを楽しみにしている。
コロナ禍の折だが、是非のご高覧をお待ちしている。


2月24日 富士山の日

昨日2月23日は語呂合わせで富士山の日だそうだ。
そういうわけでもなかったが、画廊が2月から月曜日を休みにしたので、昨日まで三連休ということで久しぶりに河口湖に行ってきた。
富士山の日にふさわしく、絶好の天気の中、富士山の絶景を見ることができた。
家の前の朝日に染まる富士山も素晴らしかったが、千円札の裏面の富士山と同じ本栖湖からも富士の眺めを満喫した。
今年は富士山に雪が積もらず、正月に行った時も頂には雪がなく、噴火の前兆かと心配したが、今は三号目あたりまで雪が被り、まずは一安心であった。

本栖湖からは身延山の日蓮宗総本山久遠寺を訪ねることにした。
延々と山を車で登り、駐車場からはミニロープウェイがあって、歩くことなく難なく到着。
写真でもお見せするが、以前は山道を登り、急な階段を上がって、麓からここ久遠寺まで辿り着くのは容易なことではなかっただろう。

久遠寺は壮大な伽藍が続き、拝観料は無料で先のロープウェイもタダ、賽銭箱だけが置いてあるだけ。
京都の小さなお寺が1000円近くの拝観料を取るのとは大違いである。
いく棟かの伽藍を廊下伝いに巡ったが、これがまた金箔に覆われた荘厳な伽藍が続き、見応え十分である。
圧巻は本堂の天井に掲げられた「龍墨」図である。
加山又造画伯の手によるもので、11m四方の巨大な墨絵で、龍の姿は迫力満点である。

長いこと河口湖にいながら行くことのなかった久遠寺であったが、ようやく拝観することができて大満足であった。
帰りにボケ防止のお守りを買ってきた。




2月19日 認知症検査

今年の6月で75歳となり、後期高齢者の仲間入り。
その第一関門で、運転免許証更新前の認知症検査を受けに行ってきた。
日頃の行動を思うと不安でいっぱいだったが、結果はほぼ満点で一安心。
物忘れや思い込みも多く、家内にはボケ老人としょっちゅう言われているが、これで今夜は胸を張って帰ることができそう。
これで運転もしばらくは出来そうだが、判断力が衰えているのは間違いなく、油断は禁物である。

2月18日 昭和会賞

私どもで発表を続ける内藤亜澄から新人の登竜門と言われる日動画廊の「昭和会」展でグランプリを受賞したとの知らせが届いた。
同時に損保ジャパン日本興亜の公募展「FACE」展にも入賞したとのことでダブルで嬉しいニュースである。
私が初めて内藤の作品を観たのは、「シェル賞」で審査員賞を受賞した時のことであった。
このように内藤は公募展に応募し多くの審査員の目に留まり、次々に成果を出してきている。

それ以来私のところで個展を開催し、海外にも紹介してきて、内外の目利きのコレクターの目にも留まり、将来を期待する作家の一人として応援をしてきただけに、 今回の知らせは大変嬉しいことである。

ダイナミックで幻想的であり、未来を暗示するかのような内藤の画風は、とても惹かれるところで、スケールの大きい作家として今後の期待は大である。

ただ心配なのは受賞したことで、主催の日動画廊に囲い込まれることである。
以前にも、大いに期待し応援した作家が、昭和会で受賞することで囲い込まれ、予定していた個展をキャンセルしてきたことがあった。
歴史ある洋画界の重鎮画廊での発表は作家にとっては魅力的で、そうなるのも仕方がないこととは思うが、やはり複雑な思いをするのは否めない。

ただこの経験があるので、このことは作家の考え次第だと割り切るようにしている。
さらに飛躍を求めて大手画廊で発表するのも一つの選択であり、零細な私のところで細く長く発表することを選ぶのも作家の考え方一つである。

受賞したからといって、急に絵が良くなるわけでもなく、その賞も一つの評価の証と受け止め、さらに先を見据え進んでいくのが作家としての心構えではないかと思っている。

毎日新聞主催の当時は同じように注目を浴びた新人作家の登竜門「安井賞展」というのがあり、そこで大賞を受賞した作家は、 初めての個展が私のところで、それ以来いまだに私のところで発表を続けている。
その時彼に言ったのは今まで振り向かなかった人が、受賞を機に振り向くようになったくらいに思って、そこが頂点ではなく、 逆に受賞がハンディーだと思って頑張ってほしいと言ったことがある。

同じ言葉を内藤亜澄にも送りたい。

-内藤亜澄 アーティストページ-

2月9日 税務の豆知識

顧問をしてもらっている会計事務所から事務所通信というリーフレットが毎月送られてくる。

今月は「絵画が経費で処理できる?」というテーマ。
身近な問題なので要約加筆して転載させていただく。

絵画を会社で飾ろうと思うが経費として処理できるかという質問が来た。
業務のために用いられる資産で、建物や備品は時間の経過とともにその価値が減っていく資産を原価償却資産という。
絵画や彫刻などの美術品は2015年以後に取得するものから新たな取り扱いが適用されることになった。
それ以前は一点20万円以上かどうかで判定されていたが、改正後は1点100万円未満の美術品は原則として減価償却資産に該当することになった。
ただし、金額に関係なく時間の経過により価値が減少することが明らかなものは減価償却資産として扱われる。
壁画とか屋外のモニュメントなどはそうした範疇に入る。
また展示されていなくても倉庫に保管されて維持管理ができていて、いつでも展示ができる場合は償却資産の対象となる。
償却期間は金属の彫刻などは15年、それ以外の彫刻、絵画、陶磁器などは8年となる。
額縁の費用も絵画の一部として取得価格に含まれる。
古美術品は今のところ減価償却の対象となっていない。

以上ですが参考になったでしょうか。

2月8日 偽版画

昨日今日の新聞,テレビニュースで「日本画巨匠の偽版画」と大きく報じられた。

報道の内容については事実であり、業界全体の問題として既に弁護士にも相談し、その対応について準備を進めているところであった。

偽版画を制作販売をした画商は私も以前に理事長をした組合のメンバーであったが、この件は許し難い由々しき問題であり、組合の信頼を著しく傷つけたということで、 この事実が判明した時点で除名処分にしている。

また、全国美術商連合会の理事長の呼びかけで、各美術商組合や交換会(美術業者だけのオークション)の代表が集まり、業界全体の問題として捉え、 「臨時偽物版画調査委員会」を設立し、判明した偽版画の対象となる作品については東美鑑定評価機構を通して鑑定をすることになった。

すでに警察では著作権侵害ということで捜査を進めていて、詳しい内容についてはいずれ解明されることになるだろう。

2月6日 小原馨展

今日からGT2では小原馨展が始まる。
彼も望月同様に古い付き合いである。
うちの元スタッフが彼の奥さんという縁もある。

小原が作品を持ち込んでみてほしいというのがきっかけだった。
当時彼は盲学校で子供たちに美術を教えていた。

目の見えない子供達に美術を教えるのは並大抵のことではない。
色も形も健常者と違い認識ができない。
それでも形は手で触ることで漠然と判るが全体像を立体的に把握するのは難しい。

小原は手の感触で作品を作ることを教えた。
ドロドロに溶かした紙を伸ばし、子供たちはその紙を引っ掻いたり摘んだりして形を作っていく。
本人達には実体の感覚がないままに線や形が創出されていく。
そこには当たり前に形や線を認識する健常者と違った手によるイメージだけの絵画が生まれる。
それは小原にとっては新鮮な形であり線であった。

子供たちに触発されて、小原は「子供の情景」というタイトルの作品を制作するようになった。
それが今に繋がり、「子供の時間」というタイトルの連作が生まれ、今回の発表になった。
紙に染み込む色彩は微妙に混ざり合い、海や空の色を見るかのように遠く深い色となる。
線や形も自在に躍動し、その融合からポエジーが生まれる。
パウル・クレーがそうであったように、小原の絵画から音が聞こえ詩が奏でられる。

コロナ禍の中、小原の作品を観ることで、少しでも荒んだ心が癒され揺さぶられれば幸いである。


他の作品画像はこちらから
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/kaoru_obara/works.html

2月5日 望月通陽展

ギャラリー椿オークションも終了し、はや2月。
緊急事態宣言は更に延長されましたが、私どもではめげずに今年初の二つの個展が明日から始まります。
一人は望月通陽、もう一人が小原馨で二人とも長きにわたりお付き合いをさせていただいているアーティストです。
特に望月は私が新たに独立して京橋にギャラリー椿を構えて最初の個展をやらせていただいた大変ご縁のある作家であります。
当時は彼は全く無名の染色家で、個展は絵画と違い染色ということもあってか、また開いたばかりの画廊ということもあって、会期中ほとんど訪ねてくる人はいませんでした。

その彼が今や染色界と言っても伝統工芸の世界ではありませんが、そうした中では第一人者と目されていて、染色にとどまらず絵画、立体をはじめ多方面で活躍をしております。
特にブックデザイナーとしては大手出版社では欠かせない存在となっていて、装丁画集というのが出てもおかしくないほど素晴らしい仕事を数多くしております。
尤も新潮社が創立百年を記念して望月の画集も出したくらいですから、装丁集の出版ももさほど遠くない話のように思います。

今回は染色でも型染めと違い筒描きという糊を筒から絞り出して描く技法で、それを絵画表現だけではなく、王羲之の書のような文字による筒描き作品も多く出品されています。
中でもヨブ記の一節を表した超絶的な技法による作品は実に見事で、絵画以上の表現といっても過言ではありません。
コロナ禍の中、大変な時期ではありますが、その卓越した表現をぜひご覧ください。

小原馨の紹介は次の日記にて。


他の作品写真はこちらから
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/Michiaki_Mochizuki/works.html

1月28日 フェースブックより

去年の今頃、中国の展覧会でFBにこんな事を書いていました。
それから一年、中国のことを心配していたのが、それどころではなくなり、日本も今や二度目の緊急事態が出されるまでになってしまいました。
アートの力がどこまで発揮できるかは分かりませんが、作家の皆さんとともに作品を発表し続けることで、少しでも皆さんに勇気、元気を与えることができたらと思っています。

2020年1月26日

新型肺炎が中国で猛威を振るっている。
日本を始め諸外国にも感染は広がり、不安はつのるばかりである。

4月から7月にかけて中国7都市で私どもの作家30名による展覧会が予定されていて、果たして実施できるのか心配になってきた。
参加を予定している作家さん達も動揺しているに違いない。

恐らく発表される中国の感染者や死者はそんな数字ではないと思っている。
そんな時にのこのこ出かけて行って、展覧会ををやっていいものか、それどころではない状況なのに決まったことだから展覧会は計画通りにやって欲しいとはとても言えない。

今日も中国側と連絡を取り、無理なようなら延期もしくは中止もやむを得ないと伝えてある。

ただ私の考えは正直なところ真逆なことを考えている。
こういう時だからこそ迷惑でなければ展覧会を本当はやりたいと思っている。
アートの力がどのくらいあるかは知らないが、不安に慄き身を竦める人がいるならば、展覧会を開き中国の人たちに見てもらい、 少しでも癒しになったり、勇気付けることができるならと思う。

神戸の震災の時に避難所に行って歌を歌い続ける人がいたそうだ。
こんな時に何だと思う人もいたそうだが、だんだんと人が集まりじっと歌声に耳を傾ける人たちが増えていったという。
物資を送ったりボランティアで被災地で復旧に手助けをする人もいるが、音楽が被災者の人たちの救いになっていることを知った。

原発事故の風評で疎開先でいじめにあったり、海外で福島の野菜や魚の輸入を禁止した国も多い。
もう少し被災地や被災者の身になって考えたらどうなのかと思ったものである。

中国の人たちを避けるのではなく、寄り添うことも大事ではないかと私は思う。
参加者が減っても私はできれば展覧会をやりたいと思っている。

中国の関係者にもその思いは伝えてある。


1月25日 オークション終了

オークション無事終了。
コロナ禍と週末の悪天候の中にあって結果はまずまずといったところでしょうか。
緊急事態宣言下、寒さの中をお越しいただいた多くの方に厚くお礼申し上げます。

いつものオークションに比べて落札率、落札総額は劣りますが、正直なところ今回のオークションは殆どお客様には来ていただけないものと思っておりました。
当然落札も微々たるものと予測をしていました。
そのために急遽作品を撮影し、オンラインによるオークションへの参加をお願いすることにしました。
その効果もありメールやFAXによる入札もありましたが、それ以上に初日にたくさんの方に来ていただいたのには感激しました。
やはり絵好きな方達にとっては一年に一度のオークションで掘り出し物を探すことが楽しみなことを改めて実感させられました。

落札の詳細はホームページに掲載されておりますのでご確認ください。
また落札された方には請求書を送らせていただきますのでご入金と引き取りをよろしくお願いいたします。
配送希望の方はお申し出ください。
不落札の方にはお知らせは届きませんので、ご不明の方はホームページにてお確かめください。
なお同額落札の方は私どもが代行しジャンケンにて落札者を決めさせていただきましたのでご了承ください。

今一度皆様にお礼を申し上げ、引き続きのご厚誼をよろしくお願い申し上げます。

1月24日 冷雨

予報通り昨日今日と冷たい雨が降っています。
幸い雪にはなりませんでしたが、雨は止みそうにありません。
暮れからずっと雨が降らず、乾燥しきっていただけに雨が降るのを願ってはいましたが、よりによってオークションの時に降るとは。

私は友人達には稀代の雨男として知られていて、ゴルフや旅行に友人たちと出かけるとかなりの確率で雨になります。
晴天下でゴルフをしていると突然空が掻き曇り雹が降ってきたり、台風が日本列島を襲うという予報の中、 釜山に行った折には進路が急に変わり釜山を直撃し大変な目にあったこともあります。
数え上げたらキリがありませんが、嵐を呼ぶ男とも言われております。
日照りでお困りの時は私を呼んでいただければ喜んで参上いたします。

そんなわけで今年も年明けから雨力を発揮しておりますが、そんな中でも画廊にお越しいただき熱心に作品を品定めし、 入札していただく方も多く、大変ありがたい事と心より感謝申し上げます。

今日明日とあと2日ありますので、ご興味のある方はこんな中ではありますがぜひご参加ください。
コロナ禍の中、来ることが叶わない方にはギャラリーのホームページのリストと画像をご覧いただき、メールやFAXにて入札いただくこともできます。

こうした状況下の中で開催できたことだけでも大変有難いことで、これもご出品いただいたお客様、悪条件の中お越しいただいたお客様のお蔭と厚くお礼申し上げます。
引き続きのご支援よろしくお願い申し上げます。

1月22日 オークションスタート

オークション始まりました。
緊急事態宣言下にあって、蓋を開けてもお客様が来てくださるか心配しましたが、心配は杞憂となり、来る人が途絶えることはありませんでした。
と言っても密になるほどではなく、じっくりと作品を見定め、入札していってくださいました。
また画像をホームページに掲載したことで、お越しいただけない方からもメールやFAXで入札をいただいております。
土日は雨模様で少し心配ですが、今日のような具合で皆様に来ていただければ有難いのですが。


1月20日 ギャラリー椿オークション

22日よりいよいよオークションが始まります。
準備もほぼ整い皆様のお越しを待つばかりですが、今回ばかりはそうもいきません。
WEBによる画像紹介もほぼ終わりましたので、お越しいただけない方には、こちらをご覧いただきオークションにご参加ください。

詳細は以下の通りです。

ギャラリー椿オークション2021

【オークションの開催につきまして】
ギャラリー椿オークション2021は1月22日〜25日の日程にて予定通り開催いたします。
現在の状況を踏まえ、オンラインからもオークションへご参加いただけますよう出品作品の画像をwebにて公開致します。
ご入札をご希望のお客様は、参加方法をご確認・ご了承の上メールまたはFAXにてご入札ください。

ギャラリーでは従来通り作品を展示致しますので作品を実際にご覧頂くことも可能です。
ご来廊の折は必ずマスクを着用の上、アルコール消毒をしていただくなど感染予防のためご協力をお願い致します。
会場が混雑した場合には入場制限などさせて頂きますのでご了承ください。

皆さまに安全に楽しんでいただけますよう準備を進めて参りますので是非ご参加下さい。
今後も状況により変更が生じる場合が御座います。
ギャラリーのウェブサイト、SNSにてご確認下さい。

2021年1月22日[金] - 25日[月]
22 January − 25 January , 2021
会期中無休 / 12:00AM - 6:00PM
24日[日]は営業いたします。

25日16:30 入札締め切り
17:00より開札

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リストはこちらから

http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/tsubaki_2021.pdf

画像はこちらから

http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/001-100.pdf
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/101-200.pdf
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/201-300.pdf
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/401-500.pdf
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/501-600.pdf
http://www.gallery-tsubaki.net/2021/auction2021/PDF/601-635.pdf
1月12日 仕事始め

今日から仕事始めです。
今年はコロナ騒動から幕が開きました。
昨年から続くコロナ感染が更に増加し、1月7日には再び緊急事態宣言が発令され、暗雲垂れ込める新年となりました。
私どももそれに備え、長い冬休みを取ったつもりでおりましたがそれどころではなく、一応2月7日まで自粛要請がなされております。
その間の私どもの予定は1月22日から25日まで「ギャラリー椿オークション2021」が予定されております。

本来は昨年8月に開催予定でしたが、当時の状況を鑑み、延期として今年1月に開催を予定しており、昨年末には出品リストも皆様に送らせていただいておりました。
今回は多くのお客様から売却依頼の作品が来ており、またオークションについての作品問い合わせもすでにいくつかきております。
そんなこともあり、苦渋の決断ですが今回は実施ということにさせていただきます。

但し、オークション前日の1月21日までは画廊は閉廊とさせていただき、画廊内にてオークションの準備をさせていただくことにいたしました。
スタッフもその間は行き帰りのリスクを少なくするためにフレキシブルに出勤することにいたします。
ご用事のある方は前もって電話にてアポイントを取っていただいた上でお越しいただければと存じます。

また従来ですとリストを参考にお問い合わせをいただくか、会場ライブで作品をご覧いただき入札をしていたでいておりましたが、 今回は全作品画像を掲載したPDFを作成し、皆様にはそれをダウンロードしていただいた上で作品をご覧いただき、メールもしくはFAXにて入札をしたいただくようにいたしました。
また、会場には従来通り作品を展示させていただき直接ご覧いただくことも可能です。
但し、ご来廊の折はマスク着用の上、入り口にて検温、アルコール消毒をしていただき、ソーシャルディスタンスをとって、ご覧いただくことにいたします。
私どもも出来うる限りの安心、安全の準備で皆様をお迎えすることにいたしておりますので、どうぞご無理のな範囲でお越しいただければと存じます。

大変な幕開けとなってしまいましたが、皆様のご支援のもと今年も何卒よろしくお願い申し上げます。


12月28日 来年は丑年。

かって、農家では牛を飼っていて、水田を耕したり重い荷物を運んだり、農家にとってはかけがえのない大切な動物でした。
台湾の知人には牛肉を食べない方がおられます。
宗教上の理由かと聞くとそうではなく、牛は一家のために一生懸命働いてお金をもたらしてくれるということで、牛肉を食べないのだそうです。
それだけ人にとっては身近な動物だったようです。

コロナで今年は大変な一年でした。
亡くなられた方も多く、画廊の近所でもお店を閉じたり、長く休業しているところがいくつかあり、私どもも4月5月とは休業を余儀なくされました。
営業時間も短縮したり、展覧会に来ていただく方を予約制にしたりと、今までにない経験をいたしました。
幸いオンラインによる作品紹介で国内外の方から多くのご注文をいただき、この苦難の年を乗り切ることができました。
これも皆様の支えがあってこそと心より感謝申し上げます。

まだまだコロナの勢いが収まる目処が立ちません。
来年もまたコロナに振り回される年になりそうですが、牛のように牛歩の歩みで慌てずゆっくりと時の流れに身を任せながら歩んで行きたいと思っております。
さすれば牛がご褒美を運び、世の中に平穏安寧幸をもたらしてくれるに違いありません。

画廊は12月30日より1月12日までお休みさせていただきます。
どうぞ皆様におかれましてはお身体に気をつけていただき良き年をお迎えください。


12月14日 入院

9月に発症し、10日ほど入院して、炎症がひどくて後回しになっていた胆嚢の全摘手術を12月初めに終えて、ようやく昨日くらいから痛みも取れ、これで安心して年末年始を過ごすことができそうです。
驚くのは医療技術の進歩で、友人が30年前に胆嚢の手術をした時は、開腹手術で1ヶ月入院し、術後も具合が悪くなりもう1ヶ月入院したそうですが、私は腹腔鏡手術で二日後には退院ですからびっくりです。

コロナもようやくワクチンができて、これがうまく行けば収束に向かうことになるのでしょうが、 今のところは感染者は増えるばかりで、Go To トラベルも休止、65歳以上は外出自粛となり予定していた旅行もやめることにしました。
身体は元に戻りましたが、まだ脂系は食べては行けない、3ヶ月は散歩以外運動禁止で、年末年始旅行にも行けず、美味しいものも食べられず、ゴルフにも行けずではてさてどう過ごしたらいいのやら。

ひたすら冬眠するしかありません。

12月12日 個展初日

桑原展の作品購入は先着順ということになっていて、毎回コアなお客様が徹夜で並ぶのが恒例となっていましたが、 今回はコロナのこともあり、始まる二日前の18時に順番に整理券を出して、初日の朝に整理番号順に作品を選んでいただくことにしたのですが。
そうしたにもかかわらず、展覧会4日前から熱心なお客様が何人かお見えになり、整理券を受け取るまで昼は画廊の中で、夜は外でお待ちいただくことになりました。
ただ今回は早めに並んでいるのをみて、諦めて帰られる方もいて、混乱なく初日を迎えることになりました。
私どもにとっては大変ありがたいことなのですが、時節柄体調を崩されていないことを願うばかりです。


12月9日 金井訓志個展

桑原展と同時に金井展をギャラリー椿で開催いたします。
私どもで発表する作家ではベテランの部類に入りますが、相変わらず色彩の華やかさとメリハリの効いた画面は若々しさを感じさせてくれます。

金井氏のコメント
 今回は「せつりのかたち」というテーマで、引き続き花のかたちにこだわって描きました。また人間もチャレンジしてみました。
 掲載の作品は昨年から今年にかけて制作した大きい作品です。自然の摂理は自由奔放なフォルムを生み出します。わたしの頭には摂理などない訳なのに、 不自由な「かたち」ばかりを作ってしまう。まだまだ勉強が足りません。
 コロナ禍の中ですが、もしお近くにお出掛けの際にお立ち寄りいただければ幸いです。


12月8日 桑原弘明個展

12月12日から桑原展が始まります。
例年だと徹夜組が出たり、会期中も毎日長い行列ができる人気の展覧会です。

ところが今年はコロナ禍。
それもここに来て第三波、感染者が増加し開催も危ぶまれましたが、精緻な作品のため一年に4、5点しか制作されない桑原作品、新作を心待ちにしているお客様も多く、その方達のためにも感染防止を万全にして開催をすることにいたしました。

そのためには完全予約制として一日の観覧時間も区切り、その時間に観ていただく人数も制限することにいたしました。

また、いつもですとボランティアの方たちにお願いし、小箱の中を覗いていただくときには、いくつか開けられた小さな穴からペンライトをかざして光の変化を楽しんでいただくのですが、今回はそれも避けなくてはならず、鑑賞者がご自身でペンライトをかざして観ていただくことにいたしました。
v このように桑原ファンの方には大変ご不便をおかけいたしますが、どうぞこういう状況下でありますのでご無理をなさらずお越しいただければ幸いであります。

なお、日本橋高島屋美術画廊Xでも9日から13日まで桑原作品が展示されますので、併せてご覧ください。



12月6日 台湾バブル

台北のオークションが昨日今日と開催されました。
私どもの作家の作品が驚くような価格で落札されたました。
中には30万円で売った作品が手数料を入れると1000万円を遥かに超える価格で落札されました。
簡単なドローイングでも300万円を超えていて怖いくらいです。
他の日本人作家も高値で落札されていて、オイルショック前の絵画ブーム、20年前のバブル時代が思い出されます。
キャリアのあるアーティストがそれなりに評価されるのはいいのですが、まだ無名の発展途上にあるアーティストたちが高値となり、 結果ブームがはじけると消えていくのを何度も見てきました。

コロナ禍にあっても国内でも一部の若手アーティスト達の作品が即日完売や抽選といった状況が多く見られます。
一部のアーテェストに群がる状況は昭和40年代の絵画ブームとそっくりです。
バブルの時は企業や美術館、富裕層が著名作家を高値で購入する時代でしたが、今は内外共に若手作家に殺到する状況です。

私どももその渦中にありますが、バブルに踊らされず、本当に作品を愛し、 若い作家を支援する方達も多くおられ、そういう方とともに足元を見つめながら歩んでいきたいと思っております。

そのためにも人気作家だけを求める方ではなく、私どもの多くの作家を支え、長くお付き合いをしてきた方、 人気の出る前から支援をしてくださった方、新たな出会いの中で私どもと信頼関係を築けると思える方とお付き合いをしていきたいと思っております。

12月5日 蔦屋展覧会

4日夜8時から銀座シックスにある蔦屋ギャラリーにて蔦屋のVIPを招待して一夜限りの展覧会が開催されました。
私どもから山本麻友香、横田尚、中村萌が参加しました。
私は残念ながら入院中で伺うことができませんでしたが内外のお客様で賑わっていたそうです。
蔦屋は書店から広く文化事業を拡大させ、今後は上海にも大きなスペースの建設を予定していて、そこでの文化事業の展開を計画しているようで、私どもにも協力を依頼されています。
蔦屋ブランドを活かしての文化事業に注目が集まります。



12月2日 師走

早いものでもう今年も最後の月となりました。

先生も走る忙しない年となるはずでしたが、コロナ感染者増加で外出自粛、飲食店の時短要請や65歳以上は旅行も自粛せよとのお達しです。 ということで、高齢者の私はじっとしているに越したことはありません。 画廊は4月5月のように休業するような事態にまでは至っておりませんが、お客様やスタッフにも何かあったらと心配は募ります。

そうは言いつつ、今開催中の展覧会が終わると、あと二つの展覧会が12日から始まり、年末29日までは営業をすることにしています。
その間、ソウルでも山本麻友香の個展が予定されていて、休むわけにはまいりません。

年始は12日からとなりますが、夏から延期されたギャラリー椿オークションの開催を予定していて、年明けから忙しくなりそうで、暫しも休まず槌打つ響きといったところでしょうか。

プライベートでは本来なら、年末年始に北海道に子供達ニ家族を連れてスキーに行く予定を立てていましたが、これは早くに断念し、そこで私は年明けに金沢から鳥取島根に行く予定を立てました。
椿原神社という神社が金沢にあると聞いていて、一度はお参りに行かなくてはと思っていて、鳥取には生前お世話になった写真家植田正治先生の美術館があり、島根にはこれも私が大阪の画廊に勤めていた時にお世話になった足立美術館、それと元スタッフが嫁いで開いているイタリアンのお店があり、それぞれを回ってみようと計画を立てていたのですが。

それが65歳以上はGO TO トラベルを控えよということで、年末年始の長い休みもまた4、5月のようにじっとしているしかありません。

思ってもみない年末年始となりますが、画廊はコロナに負けずに頑張りますので、皆様よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。

11月29日 オークションの免税

読売の朝刊一面に「オークション免税で誘致・美術品など対象」の見出しが。

財務省は美術品などの国際的なオークションを国内で開きやすくする方針を固めたようです。
海外の富裕層の消費拡大や関連する美術イベントなどによる文化・経済振興を図ることに。

競売品を海外から持ち込む場合には10%の消費税がかかり、高額な作品の税負担は大きく、我が国で国際的なオークションは開催されていませんでした。
一方、国が指定する保税地域では消費税や関税を払う必要がありません。
そこでオークション主催者が会場を保税地域とするように申請すれば、税関が許可を出し納税の必要がなくなることになります。

アジアでは優遇税制を敷く香港で国際オークションが開催されることが多かったのですが、政情不安もあり日本での開催を検討する動きが出てきているそうです。

美術品などの取引は年7兆円を超え、アメリカ4割、イギリスと中国が約2割を占めていますが、日本はわずか3%にとどまっています。

ここまでは読売新聞の記事ですが、税金以外にもう一つ問題になるのが追及権という遺族や著作権者に二次市場で売買された美術品の売買額の一部を還元しなくてはならないという法律です。
フランスで制定されて以降EU諸国などで広く施行されてきました。 文学や音楽などは印税で著作権者が保護されているのに、美術の世界では作品自体が複数作られるものでないため、印税といった制度にはそぐわず、遺族などにいくら高額で美術品が取引されても還元されないという矛盾があり、こうした制度ができてきた経緯があります。

ただしこうした法律を日本やアメリカ、香港などでは未だ制定されておらず、そのため多くのオークション会社がヨーロッパではなくアメリカや香港でオークションを開催するようになりました。

免税措置が講じられた上で、追及権による支払いの必要がないということは、日本でのオークションや大規模な国際アートフェアの開催は大きなメリットがあることになります。
ところが我が国の富裕層が美術品をコレクションするケースが少ない日本では、追及権がないにもかかわらず国際規模のオークションやアートフェアは開催されることはありませんでした。
こうした日本の状況が続く限りは、もし実施されても海外からの富裕層に頼らざるを得ないでしょう。

昨日も日本に帰化した台湾出身のご婦人お二人を案内して、ワインのオークションに行ってきましたが、会場の多くは日本在住の海外の方のようでしたし、入札、電話でのオークション参加も多くは海外の方だったようです。

ただ現状はそうであっても、こうした優遇税制による国際オークションの誘致が日本の美術市場の活性化の起爆剤になれば、私たちにとってこんなありがたいことはありません。

11月25日 コロナの中の展覧会A

TTF終了
TTFは無事に22日に終わりました。

コロナ禍の中で心配しましたが杞憂でした。
入場券の販売も制限して、入場者を少なくするなどの対応をしたようですが、入場待つ人で延々長蛇の列。
台湾は感染者が少ないこともあるのでしょう。
送られてきた写真を見ると三密どころか、濃密状態でこれで大丈夫なのかと心配してしまいます。
ギャラリー椿ブースは1番の賑わいだったようで、ブース前には連日400人の人が並んだそうです。
フィギュアの抽選、Tシャツやポスター、ポストカード、画集などの販売でブースに詰めていただいたモンスター台北のスタッフの方にはすっかりお世話になってしまいました。
ただ残念なのは毎回のことですが、転バイヤーに雇われたおじさんおばさんが早くから並んでいて、抽選をしたフィギュアの一部はそういった方の手に渡ってしまったようです。
TTFでは不特定多数の人が大勢押しかけるので、こうした方法を取らざるをえないのでしょうが、
私どもでは顔の見えない方、今までお付き合いがなく初めての方、所謂一見さんには販売をしないようにしています。
抽選もそういう方が参加できないようにしています。
それでも手を変え品を変えてやってきます。

人気があるのは大変ありがたいことなのですが、本当に欲しい方の手に渡らないことは残念でなりません。
TTFの最終日に別の場所で開催されたオークションでも中村萌の以前に制作されたフィギュアが数種類出て、販売価格の5倍、6倍で落札されていました。
市場原理で仕方のないことなのでしょうが、私たちは地道にやっていくしかありません。




11月25日 コロナの中の展覧会

コロナがまた蔓延してきました。
その影響なのかもしれませんが、土曜日初日を迎えた展覧会も見に来る人が少なく、二日目になる連休明けの昨日も同じような状況でした。

幸い海外からの注文や大作の予約などで作品は売れているのですが、やはり実際に作品をじっくりと鑑賞していただくのが展覧会の本来のあり方ですので、 仕方ないとはいえ、こういう状況を心配しております。

2ヶ月の休業中や真夏の山本麻友香個展、先日までのオンラインフェアーでの売り上げは予想をはるかに超える売り上げとなっていて、 大いにSNSの恩恵に与ってはいるのですが、やはり見にきて実際の目で作品を鑑賞していただきたいというのが本音です。

いくら精度の高いカメラでも本来の色彩や質感は再現できませんし、それをさらに画像にしたり、印刷をすることでその精度は落ちてしまいます。
また会場での臨場感はSNSではなかなか味わうことはできません。

私どもでは360°VRを使い、会場の雰囲気を味わっていただくようにしていて、 見たくても画廊に来れない方たちに少しはお役に立てていると思うのですが、やはり現場で見るのとはだいぶ違ってしまいます。

GO TO トラベルも制限されることになり、外出していただくのは更に難しくなってきましたが、画廊は換気に心掛け、密になることに配慮し、 消毒の励行、マスクの着用をお願いし、私たちでできる範囲で皆様をお迎えすることにしておりますので、どうぞご無理のないところでお越しいただければ幸いであります。

https://storage.net-fs.com/hosting/6425311/35/

11月20日 台北トイショー

今日から台北トイフェスティバルTTFが始まりました。
私たちはコロナ禍のため台北に行くことができませんが、ギャラリー椿としては参加していて、 ブースでは主催者のモンスター台北の黄社長をはじめスタッフの方にお任せしています。
コロナのため入場券も制限をしていて、入るのにはかなりの狭き門のようです。
フィギュアも間に合わず、見本だけが展示されていますが、3日間毎日20体を抽選予約をするそうです。
ドローイングも展示されているようですが、既に完売をしているみたいです。
私はフィギュアもドローイングも全く見ていなくて、お客様から送られてきた写真で初めて知ることになりました。
ブースデザインも写真で知りましたが、うちのスタッフが森をイメージしてデザインしたようです。
いい雰囲気になっています。
作品以外にTシャツや新たに制作したポストカードなども販売されますがこれも人気沸騰だと思います。

会場はおそらく大変な熱気に包まれていることでしょうが、三日間無事に終わることを願っています。





11月19日 井澤由花子展

21日から始まる井澤由花子展の作品が届きました。
水彩による表現ですが、色彩の美しさに微妙な色の重なり合いが相まって、水彩で描いたとは思えないインパクトのある画面が表出されます。
妊娠した時に浮かんだ胎内のイメージが今のモチーフになっています。
女性作家には妊娠というかけがえのない体験から生まれる本能的なイマジネーションが制作に大きな影響を与えるようです。




11月17日 TAMAVIVANT

TAMAVIVANT2020
幕間以前・以後ー信号・シグナル・標識・サイン

多摩美術大学美術学部芸術学科の学生が企画・構成・運営する現代の美術・芸術のアニュアル展が学内のアートテークギャラリーにて開催され、昨年は井澤由花子、 今年は北村奈津子が参加している。
彼女の飄々としてどこかユーモラスな作品を広い会場に並び、画廊とはまた違った視点で作品と対峙することができ、はるばるやってきた甲斐があったというものである。
11月19日(木)までの会期となるが、是非足をお運びください。
https://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/blog/201116/

多摩美は都心からは遠く離れた八王子郊外の山の上にあるが、自然に囲まれ、紅葉真っ盛りのキャンパスは実に美しく、 この素晴らしい環境でキャンパス生活をおくれる学生達がうらやましい。

私が在学した大学はちょうど70年安保の真っ最中で、書きなぐった立て看板が林立し、バリケードに囲まれた騒然としたキャンパスの中で勉学どころでなく、 この美しい自然に囲まれたキャンパスに当時を思い出し、しみじみと感慨に耽っている。





11月15日 琵琶湖ビエンナーレ

京都駅から琵琶湖線で彦根に向かう。

彦根の手前に草津駅があるが、ここは父親が生まれたところ。
父親は5歳で両親と死別し草津には僅かしか住んではいなかったのだが。
子供の頃に両親に一度連れて来られた記憶があり、ものすごい田舎だったような気がしていたが、 車窓から見ると小綺麗な住宅が立ち並び、全く記憶とは違う風景が広がっている。
聞いてみると草津は今や大阪京都のベッドタウンとして人気の街だという。

彦根駅から三木サチコの展示場にむかう。
途中に昔の城下町を思わせる通りがあって土産物屋やうなぎ屋に立ち寄るが、日曜日とあって人と車で溢れていて、食事するにも土産を買うにも長い行列。

その通りの先の足軽屋敷に三木サチコの作品が展示されているのだが、細い路地が入り組んだところにあり、やっとのことでたどり着いた。
古い屋敷に三木作品では違和感があると思ったが、不思議とマッチしていて、それなりに三木作品の魅力を感じることができた。

他の展示を見るにも場所が点在しいて見切れそうになく、駅に向かいながら彦根城に向かうことにした。
しかしながら、ここで力尽き果てお堀沿いに天守閣を見ただけで、たまたまやってきた人生初の人力車に乗って彦根駅に戻ることになった。
この四日間に実によく歩き、最後に精魂尽き果てたが、久しぶりの国内旅行を堪能させてもらった。






これにて関西の芸術祭見学と紅葉見物は無事終了。11月14日 八坂神社

2泊3日のきついスケジュールだったので、もう一泊京都に泊まり、明日日曜日に琵琶湖ビエンナーレに行くことにした。
昨日の平日でも相当人が出ていたこともあり、今日の観光は三密間違いなし。
あまり遠くには行かずに、注意しながら八坂神社近辺を散策することにした。

祇園祭の山鉾が展示されているところがあり、覗いてみると胴懸けを外して本体の構造と荒縄の絡みが見られるようになっている。
見ていると熱心に解説をしてくださる人がいて、祇園祭の由来から説明していただいた。
八坂神社は大昔疫病が流行し、各神社が祈祷をしたが収まらず、東山の祟りとわかり、祈ったところ疫病が収まり、 天皇家、将軍家庇護のもと発展し、八坂神社となり現在に至ったのである。

祇園祭は八坂神社のお祭りで疫病、悪霊退散を祈願して山鉾、神輿で練り歩くお祭りで、日本三大祭りのひとつとなっている。

私もこのコロナ禍の中、神社に行き疫病退散の祈願してきた。
ただあまりの人出にコロナも退散しなくなっては困るので早々にホテルに戻りじっとしていることにした。



11月13日 有馬アートナイト

鎌倉幕府ができる1年前の1191年に創業という由緒ある有馬温泉御所坊に宿泊。
夕食の後、有馬アートナイトというイベントで私どもで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による映像作品を見に行ってきた。
指定された地点でアイフォンやアイパッドにダウンロードしたものをクリックするとデジタル化された映像が地面や夜空に投影される仕組みになっている。
温泉街の路地を巡ると色々な地点で見ることができるのだが、迷路のような路地を回るのは大変で、出展者の岡本氏が案内してくれなければ迷子になるところであった。
また作品を見るのではなく有馬の夜に投影した画像を見なくてはならず、そのためのダウンロードもしなくてはならないため年寄りになんとも分かりにくい。
ただ永久にその地点に行けば映像を見ることができるので、制作者にとってはたいへんありがたい企画といっていいかもしれない。
戸惑いつつも有馬温泉でのファンタジックなひとときを堪能させてもらった。



11月13日B 京都紅葉

今日は芸術祭の合間を縫って、京都のお寺の紅葉巡り。
真っ盛りとは行かなかったが、染まりかけの紅葉も風情があって楽しむことができた。
清水寺、南禅寺、夜はライトアップされた永観堂と周り、夕食は南禅寺門前の料理屋で豆腐料理を食し、京都の秋を満喫。




11月12日A 六甲ミーツ

六甲山の頂上近くにある旧六甲山ホテルでは2室を使って中村萌の作品が多数展示されている他、山頂の展望台にはインスタレーションが飾られている。
リニューアルされたレトロな部屋に、木彫を始め木の板に描かれた絵画作品が所狭しと飾られていて圧巻である。
西宮、神戸市街と海の大パノラマが広がる展望台に併設されたレストランのテラスでは、絶景を背景に木のパネルに描かれた大きな作品が並ぶ。

レトロなホテルの空間と大パノラマを取り込んだ空間演出が実に見事で、画廊やフェアで見る中村萌の作品とは違った新たな側面を見せてくれていて、 これは現場でしか味わえない感動であり、遠くまで見にきた甲斐があった。




11月12日 三つの芸術祭

今日から3泊4日で紅葉見物を兼ねて関西の三つの芸術祭を見に行くことにした。

六甲ミーツは中村萌が、有馬アートナイトは岡本啓、琵琶湖ビエンナーレで三木サチコが参加している芸術祭が、六甲山、 有馬温泉、彦根で開催されていて、三ヶ所を巡るとともに、あいだに京都を挟んで、真っ盛りの紅葉を見てくる予定にしている。
ただ、六甲は14会場、琵琶湖は彦根と近江八幡に18会場が点在していて、それぞれ1日ではとても見切れそうにない。
最初は二泊三日の予定を立てたが、これでは京都見物もままならず、一泊増やして、京都では南禅寺近辺を回ることにしている。

GO TO トラベルもあって、有馬の旅館、京都のホテルもいっぱいだったが、なんとか予約を取ることができた。
ネットの申し込みがうまく出来ず、銀座のJTBを訪ねたが、人で溢れかえっていてソーシャルディスタンスどころではなく、入り口には予約の方のみと書いてある。
外から明日の予約はできますかと声をかけると、予約は10日後しか空いてないという。
それまで待ってたら部屋が取れないので、何とかならないかというと、親切なスタッフが1時間ほど待ってくれたら特別で受け付けをしてくれrことになった。

隣にある画廊で待つことにしたが、そこのオーナーの話では、ついこの前まではガラガラで閉めている日もあったそうだ。
旅行解禁となって一斉に多くの人が堰を切ったように出かけるのだろう。
私も出かけるので偉そうには言えないが、これではコロナの感染者が増えるのは間違いない。
私も完全装備で出かけることにしているのだが。


10月31日A 武田史子個展

こちらは銅版画をメーンにガラス絵、テンペラ画など多岐にわたり発表する。
武田独自の緻密な表現から、ファンタジックな空想世界が生まれる。
気球や大きな風船に誘われ、ピーターパンのように悠久の世界を旅する。
はたまた、さりげない自然の情景を夢想の世界に引き込み、見る人の心を響かせる。
武田の無限の空想世界は限りなく続く。



10月31日 小林裕児展

息つく間もなく二つの展覧会が今日から始まった。

まずは小林裕児展「合歓の庭」

相変わらず精力的に描いていて、3メーター50センチの大作から小品、ドローイング帳まで飾り切れないほどの作品が並ぶ。

自由奔放な絵はとどまるところを知らず、ますます拍車がかかる。
前の個展でも書いたが、内容は初期のストーリー性の強いに表現に戻ってきたようだ。
シャガールを思わせるような空想の夢幻の世界が広がる。
支持体も自由で、アフリカのマサイ族が使った盾やヨルバ族の占いボード、古いインドの小箱、 エチオピアの古いトレーといったそれだけでアートになりそうなものの上にも遠慮会釈なく描き、一体化させて作品とする。

夏に手術をしたというが、それをものともせずに描き続ける小林のエネルギーには感服させられる。
美しくも楽しげな世界をご堪能いただきたい。



10月27日 オンラインフェアA

昨日でオンラインフェアの画廊での展示は終了したが、10月31日まではオンラインで展示を見ることができる。
3割ほど残っていると言っていた作品もほぼ完売し、後は木下雅雄、高木まどかの作品が若干残っているだけで、 オンラインでご覧になりご興味のある方はぜひお申し出をいただきたい。

コロナ禍の中、台北のフェアに参加できないことから、苦肉の策として画廊にて台北アートフェア用の作品を展示し、 オンラインで見ていただこうとなったのだが、意外やほとんどの作品が売約となり、更には山本麻友香、中村萌作品には大勢の人の申し込みがあり、 抽選という方法を取らざるを得なくなった。
抽選も無事終了し、山本麻友香の作品は日本人の方2名、台湾の方3名、韓国の方1名が当選。
中村萌は日本の方3名、台湾の方2名、中国の方1名が当選。
フィギュアについても申し込み多数の中から抽選で35人の方にお渡しすることになった。
当たった方には順次お知らせをさせていただき、ご連絡のない方には申し訳ないが当選しなかったということでご了承をいただきたい。
このようにフィギュアを入れると80点余の作品が売れたことになり、現地にいかなくても成果が挙げられることになった。
それでも、実際の作品を見ていただき、画像では表現できない色彩やマティエール、立体のボリューム感をご自分の目で確かめていただくのが肝要で、 これだけはオンラインではなし得ないことである。
コロナが収束した暁にはぜひ画廊にお越しいただくか、フェアに参加したときはブースに足を運んでいただき作品に触れていただきたい。

まずは無事終了したことに心よりお礼を申し上げる。


10月23日 オンラインフェア

17日から始まったオンラインフェアは大変好評で、約7割の作品が売約となった。
抽選とさせていただく山本麻友香、中村萌の作品も驚くほどの申し込みをいただいていて、その返信もままならない状況である。

大変勝手ながら、私どもを長年サポートしてくださるお客様、今回の他のアーティストを購入してくださった方から優先抽選とさせていただくことにしていて、 ホームページ上で告知させていただいているが、既にそういう方で出品点数を上回る申し込みをいただいており、 山本、中村のみの抽選申し込みをいただいた新たなお客様にはご希望にそうことができそうもないことをお許しいただきたい。

あとはキャンセルが出た作品を抽選させていただくことになるが、その時は改めて通知をさせていただく。
26日の画廊での展示終了後に抽選となるが、当選した方には翌日お知らせをさせていただき、当選が叶わなかった方は翌日お知らせがいかないことで、 当選が叶わなかったことをご了承いただきたい。

アート台北に参加できないことで、このようなオンラインフェアを開催させていただき、果たしてどうなることかと心配したが、 今まで参加していた時以上に盛り上がり、売約も例年を超える結果となっている。
26日まであと3日、まだ3割ほどの作品が残っているので、残っている中にご興味のある作品があれば是非お申し込みをいただきたい。

まずはお声をかけていただいた方、ご購入をいただいた方には心よりお礼を申し上げさせていただく。
ありがとうございました。

10月17日 AITUMN SHOW・TAIPEI/TOKYO/VR

今日から不参加のアート台北に変わり、10人の作家の出品予定作品を一堂に展示することになった。
アートフェアの限られたブースと違い、画廊ではゆっくり展示ができる。
この広さのブースをフェアで借りようとすると、恐らく500万以上のブースフィーがかかるだろう。
フェアを楽しみにしていた台湾の方に見ていただけないのは残念だが、ブースフィー、作品輸送費、渡航費、滞在費、保険、通訳や手伝いの人件費、 その他の費用がかからないのでその分は助かるが、果たして台湾のお客様がオンラインで購入を申し込んでくださるかどうか不安もあったが、 昨夜に各お客様に画像と作品リストを送らせていただいたところ、収拾がつかないほどの購入希望とお問い合わせが殺到した。
初日は冷たい雨が降り続いたにもかかわらず、大勢のお客様にもお越しいただき、ネットでの台湾の熱い勢いも伝わってきて、幸先のいいスタートとなった。
画廊にお越しいただけない方は、他の参加予定だった画廊と一緒に360度VRによる展示風景も画廊のホームページから見ることができるので、是非お試しいただきたい。

AUTUMN SHOW - TAIPEI | TOKYO | VR -
2020年10月17日[土] - 10月26日[月]
http://www.gallery-tsubaki.net/2020/autumn_show/works.html

Japan online VR ART FAIR 2020
https://www.artokyoprogram.com/vr-art-fair


10月14日 紋谷幹男氏印象記 岩渕華林

モチーフは少女、大人になる前の女性。
いずれ消えることになる何かが、
内面でほのかに燃えています。

衣装表現の異様な緻密さが、
日常の一場面風を一気に非日常へと深めます。
「心をこめたひと時が生き方に豊かさを与える」
ならば、
それを絵画で表現するためには、
「心をこめた手仕事で豊かさを与える」
必要があるのでしょう。

筆者がこれらの作品を見る時、
眼前の絵画で心地よい驚きを感じるだけではなく、
画家と和紙の問で作品が醸成されゆく、
密度の濃い時の流れとも対面することになります。

ここには現実に存在している絵画があり、
同時に人間の生きる兆しも漂っている。
そんな印象でした。



10月13日 GO TO トラベル

11月12日から2泊で六甲ミーツ、有馬アートナイト、琵琶湖ビエンナーレ行くことにして、ネットで宿を予約しようとJTBにアクセスした。
案内をしてくれる有馬アートナイトの出品作家岡本啓君推薦の老舗旅館が空いていて、そこを予約すべくなんとか予約までは進むことができた。

ところが、その先にGO TO トラベルの割引とクーポン利用を登録すべく手順に従ってやるようにと指示されるのだが、これができない。
何度やっても登録できず、旅館の予約も完了しない。

ついに諦めて近くにあるJTBの銀座支店に行くことにした。
行ってみるとなんと大勢の人が中で待っているではないか。
入り口には予約して来てくださいと表示されている。
ついこの前まで閑古鳥が鳴いていた旅行代理店だったのだが、GO TO キャンペーンで東京もその制度を利用できることになったせいなのか、 今まで旅行を控えていた人たちが一斉に押しかけてきたのだろう。
中に入って聞いてみると、予約待ちで1週間後でないと予約できないという。
これでは申し込もうとした旅館も空き部屋がなくなってしまう。
事情を話すと、親切なスタッフが1時間待ってくれたらなんとかすると言ってくれた。

待つこと1時間、ようやく旅館と往復の新幹線の予約、それに割引14000円、クーポン券6000円を手に入れることができた。
家に帰りニュースを見ると、キャンペーンの申し込みが殺到し旅行代理店やネット予約の枠が一杯になってしまい、割引やクーポンの特典が大幅に減額されることになったと報じられた。
ギリギリセーフで私は特典を受けることができ、これも待っている人の中を割り込ませてくれた優しいスタッフのおかげと感謝しなくてはいけない。

今まで外出を自粛せよ、蜜を防げ、ソーシャルディスタンスをと言っていたのが嘘のようである。

10月10日 六甲ミーツ他

9月12日から11月23日まで六甲山上の12の施設を舞台に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」が開催されていて、 数々のアート作品をピクニック気分で回りながら楽しめる現代アートの展覧会である。
その中に中村萌も参加していて、旧六甲山ホテルをリニューアルした六甲山サイレンスリゾートに新旧作品が展示されている。

同時に六甲山からロープウェイで降りたところにある有馬温泉では「有馬アートナイト」と題して、 これまた私のところで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による光のインスタレーションが美しく色づいた紅葉のライトアップや夜景と共に光のページェントが繰り広げられている。

さらに場所は移るが、近江八幡と彦根にて今年9回目を迎える「BIWAKO BIENNARE 2020」も開催されていて、 ここには三木サチコが参加していて、日本屋敷の中に多くの作品が展示されている。

関西圏なので皆さんに是非とは言えないが、「GO TO TRAVEL 」もあって紅葉見物を兼ねて行ってみてはいかがだろうか。
私も11月に入ったら行ってみようと思っている。




10月6日 小浦 昇展

小浦昇展も既に一週間が過ぎた。
今回版画よりはアクリルガッシュによる絵画作品がメーンの展覧会である。
版画のテーマでもあった長閑だがどこかミステリアスな世界が展開される。
高橋同様に夜の情景の中に月の一筋の明かりが小浦の持ち味ではあるが、今回は昼のビーチの心温まる情景など、その表現も多岐にわたってきた。
版画も小品だが今までとは違ったエロスの世界が描かれていて、ちょっとびっくり。
一度取り組んでみたいテーマだったようだ。
そんなこともあって、今回は小浦の多様な表現が観られる展覧会となっている。


10月3日 高橋舞子展

退院してからも検査が続き、今日も朝早くから検査であちこちと振り回された。
さらに検査が続くみたいだ。
そんなこともあって展覧会の紹介がすっかり遅れてしまった。

既に一週間が過ぎたがまずは高橋舞子。
私は彼女を暗闇の画家と呼んでいて夜の雪の情景を描くことが多かったのだが、今回案内状にもなった作品は「幾度も西日を巡る道」と題した夕景を描いている。
夕日があったり、真っ赤に染まる空を描いているのではないが、微かに注ぐ西陽の光が染まりゆく情景を見事に描き出している。
達者な表現力で近代絵画の風景画とは一線を画した風景画なのだが、それでもバルビゾン派や印象派に通じる懐かしさもあり、 人物画全盛の時代にあって彼女の風景画はより新鮮に見える。
表現力で言えば雪が舞い散る情景を描いた「流れ星探しの道」は秀逸で、雪が細かく降る様子が描かれているのだが、 全体は雪に煙るような情景になっていて、見事という他はない。
流行に流されず独自の道を歩む彼女に期待をしたい。


10月2日 70の手習い。

長年の友人が会社を移譲して故郷の長野に戻り、安曇野にログハウスを建てて残りの人生を謳歌している。
先日も仲間たちと自宅で恒例の音楽ライブを開いたが、彼もドラム演奏で初登場。
バンド仲間に70になってドラムを習っていたのだが、いよいよ今回デビューとなった。

その様子が地元の新聞に載り、記事が送られてきた。
既にドラマーとしての風格を備えている。
手足を使いリズム感を養うということで、ボケ防止に始めたそうだが大したものである。

さて我が身を振り返ると情けないもので、何も自慢するものがない。
高校大学とヨット部でヨットレースに没頭し、40になってスキューバーダイビングに夢中になり、50からはテニスを始め、 今は下手くそなゴルフをやるのみで、身体は使っても頭を使うような趣味は一つもない。
来年は後期高齢者の仲間入り。
今回も入院して思ったのだが、身体も言うことを聞かなくなると、スポーツもそう長くはやっていられない。
それに代わる趣味を持たないと、それこそボケの進行が早まる。
さてと言って思い当たるものはないが、何かをやらなくてはいけないと友人の新聞記事を読んで焦っている。


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