ギャラリー日記

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11月25日 コロナの中の展覧会

コロナがまた蔓延してきました。
その影響なのかもしれませんが、土曜日初日を迎えた展覧会も見に来る人が少なく、二日目になる連休明けの昨日も同じような状況でした。

幸い海外からの注文や大作の予約などで作品は売れているのですが、やはり実際に作品をじっくりと鑑賞していただくのが展覧会の本来のあり方ですので、 仕方ないとはいえ、こういう状況を心配しております。

2ヶ月の休業中や真夏の山本麻友香個展、先日までのオンラインフェアーでの売り上げは予想をはるかに超える売り上げとなっていて、 大いにSNSの恩恵に与ってはいるのですが、やはり見にきて実際の目で作品を鑑賞していただきたいというのが本音です。

いくら精度の高いカメラでも本来の色彩や質感は再現できませんし、それをさらに画像にしたり、印刷をすることでその精度は落ちてしまいます。
また会場での臨場感はSNSではなかなか味わうことはできません。

私どもでは360°VRを使い、会場の雰囲気を味わっていただくようにしていて、 見たくても画廊に来れない方たちに少しはお役に立てていると思うのですが、やはり現場で見るのとはだいぶ違ってしまいます。

GO TO トラベルも制限されることになり、外出していただくのは更に難しくなってきましたが、画廊は換気に心掛け、密になることに配慮し、 消毒の励行、マスクの着用をお願いし、私たちでできる範囲で皆様をお迎えすることにしておりますので、どうぞご無理のないところでお越しいただければ幸いであります。

https://storage.net-fs.com/hosting/6425311/35/

11月20日 台北トイショー

今日から台北トイフェスティバルTTFが始まりました。
私たちはコロナ禍のため台北に行くことができませんが、ギャラリー椿としては参加していて、 ブースでは主催者のモンスター台北の黄社長をはじめスタッフの方にお任せしています。
コロナのため入場券も制限をしていて、入るのにはかなりの狭き門のようです。
フィギュアも間に合わず、見本だけが展示されていますが、3日間毎日20体を抽選予約をするそうです。
ドローイングも展示されているようですが、既に完売をしているみたいです。
私はフィギュアもドローイングも全く見ていなくて、お客様から送られてきた写真で初めて知ることになりました。
ブースデザインも写真で知りましたが、うちのスタッフが森をイメージしてデザインしたようです。
いい雰囲気になっています。
作品以外にTシャツや新たに制作したポストカードなども販売されますがこれも人気沸騰だと思います。

会場はおそらく大変な熱気に包まれていることでしょうが、三日間無事に終わることを願っています。





11月19日 井澤由花子展

21日から始まる井澤由花子展の作品が届きました。
水彩による表現ですが、色彩の美しさに微妙な色の重なり合いが相まって、水彩で描いたとは思えないインパクトのある画面が表出されます。
妊娠した時に浮かんだ胎内のイメージが今のモチーフになっています。
女性作家には妊娠というかけがえのない体験から生まれる本能的なイマジネーションが制作に大きな影響を与えるようです。




11月17日 TAMAVIVANT

TAMAVIVANT2020
幕間以前・以後ー信号・シグナル・標識・サイン

多摩美術大学美術学部芸術学科の学生が企画・構成・運営する現代の美術・芸術のアニュアル展が学内のアートテークギャラリーにて開催され、昨年は井澤由花子、 今年は北村奈津子が参加している。
彼女の飄々としてどこかユーモラスな作品を広い会場に並び、画廊とはまた違った視点で作品と対峙することができ、はるばるやってきた甲斐があったというものである。
11月19日(木)までの会期となるが、是非足をお運びください。
https://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/blog/201116/

多摩美は都心からは遠く離れた八王子郊外の山の上にあるが、自然に囲まれ、紅葉真っ盛りのキャンパスは実に美しく、 この素晴らしい環境でキャンパス生活をおくれる学生達がうらやましい。

私が在学した大学はちょうど70年安保の真っ最中で、書きなぐった立て看板が林立し、バリケードに囲まれた騒然としたキャンパスの中で勉学どころでなく、 この美しい自然に囲まれたキャンパスに当時を思い出し、しみじみと感慨に耽っている。





11月15日 琵琶湖ビエンナーレ

京都駅から琵琶湖線で彦根に向かう。

彦根の手前に草津駅があるが、ここは父親が生まれたところ。
父親は5歳で両親と死別し草津には僅かしか住んではいなかったのだが。
子供の頃に両親に一度連れて来られた記憶があり、ものすごい田舎だったような気がしていたが、 車窓から見ると小綺麗な住宅が立ち並び、全く記憶とは違う風景が広がっている。
聞いてみると草津は今や大阪京都のベッドタウンとして人気の街だという。

彦根駅から三木サチコの展示場にむかう。
途中に昔の城下町を思わせる通りがあって土産物屋やうなぎ屋に立ち寄るが、日曜日とあって人と車で溢れていて、食事するにも土産を買うにも長い行列。

その通りの先の足軽屋敷に三木サチコの作品が展示されているのだが、細い路地が入り組んだところにあり、やっとのことでたどり着いた。
古い屋敷に三木作品では違和感があると思ったが、不思議とマッチしていて、それなりに三木作品の魅力を感じることができた。

他の展示を見るにも場所が点在しいて見切れそうになく、駅に向かいながら彦根城に向かうことにした。
しかしながら、ここで力尽き果てお堀沿いに天守閣を見ただけで、たまたまやってきた人生初の人力車に乗って彦根駅に戻ることになった。
この四日間に実によく歩き、最後に精魂尽き果てたが、久しぶりの国内旅行を堪能させてもらった。






これにて関西の芸術祭見学と紅葉見物は無事終了。11月14日 八坂神社

2泊3日のきついスケジュールだったので、もう一泊京都に泊まり、明日日曜日に琵琶湖ビエンナーレに行くことにした。
昨日の平日でも相当人が出ていたこともあり、今日の観光は三密間違いなし。
あまり遠くには行かずに、注意しながら八坂神社近辺を散策することにした。

祇園祭の山鉾が展示されているところがあり、覗いてみると胴懸けを外して本体の構造と荒縄の絡みが見られるようになっている。
見ていると熱心に解説をしてくださる人がいて、祇園祭の由来から説明していただいた。
八坂神社は大昔疫病が流行し、各神社が祈祷をしたが収まらず、東山の祟りとわかり、祈ったところ疫病が収まり、 天皇家、将軍家庇護のもと発展し、八坂神社となり現在に至ったのである。

祇園祭は八坂神社のお祭りで疫病、悪霊退散を祈願して山鉾、神輿で練り歩くお祭りで、日本三大祭りのひとつとなっている。

私もこのコロナ禍の中、神社に行き疫病退散の祈願してきた。
ただあまりの人出にコロナも退散しなくなっては困るので早々にホテルに戻りじっとしていることにした。



11月13日 有馬アートナイト

鎌倉幕府ができる1年前の1191年に創業という由緒ある有馬温泉御所坊に宿泊。
夕食の後、有馬アートナイトというイベントで私どもで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による映像作品を見に行ってきた。
指定された地点でアイフォンやアイパッドにダウンロードしたものをクリックするとデジタル化された映像が地面や夜空に投影される仕組みになっている。
温泉街の路地を巡ると色々な地点で見ることができるのだが、迷路のような路地を回るのは大変で、出展者の岡本氏が案内してくれなければ迷子になるところであった。
また作品を見るのではなく有馬の夜に投影した画像を見なくてはならず、そのためのダウンロードもしなくてはならないため年寄りになんとも分かりにくい。
ただ永久にその地点に行けば映像を見ることができるので、制作者にとってはたいへんありがたい企画といっていいかもしれない。
戸惑いつつも有馬温泉でのファンタジックなひとときを堪能させてもらった。



11月13日B 京都紅葉

今日は芸術祭の合間を縫って、京都のお寺の紅葉巡り。
真っ盛りとは行かなかったが、染まりかけの紅葉も風情があって楽しむことができた。
清水寺、南禅寺、夜はライトアップされた永観堂と周り、夕食は南禅寺門前の料理屋で豆腐料理を食し、京都の秋を満喫。




11月12日A 六甲ミーツ

六甲山の頂上近くにある旧六甲山ホテルでは2室を使って中村萌の作品が多数展示されている他、山頂の展望台にはインスタレーションが飾られている。
リニューアルされたレトロな部屋に、木彫を始め木の板に描かれた絵画作品が所狭しと飾られていて圧巻である。
西宮、神戸市街と海の大パノラマが広がる展望台に併設されたレストランのテラスでは、絶景を背景に木のパネルに描かれた大きな作品が並ぶ。

レトロなホテルの空間と大パノラマを取り込んだ空間演出が実に見事で、画廊やフェアで見る中村萌の作品とは違った新たな側面を見せてくれていて、 これは現場でしか味わえない感動であり、遠くまで見にきた甲斐があった。




11月12日 三つの芸術祭

今日から3泊4日で紅葉見物を兼ねて関西の三つの芸術祭を見に行くことにした。

六甲ミーツは中村萌が、有馬アートナイトは岡本啓、琵琶湖ビエンナーレで三木サチコが参加している芸術祭が、六甲山、 有馬温泉、彦根で開催されていて、三ヶ所を巡るとともに、あいだに京都を挟んで、真っ盛りの紅葉を見てくる予定にしている。
ただ、六甲は14会場、琵琶湖は彦根と近江八幡に18会場が点在していて、それぞれ1日ではとても見切れそうにない。
最初は二泊三日の予定を立てたが、これでは京都見物もままならず、一泊増やして、京都では南禅寺近辺を回ることにしている。

GO TO トラベルもあって、有馬の旅館、京都のホテルもいっぱいだったが、なんとか予約を取ることができた。
ネットの申し込みがうまく出来ず、銀座のJTBを訪ねたが、人で溢れかえっていてソーシャルディスタンスどころではなく、入り口には予約の方のみと書いてある。
外から明日の予約はできますかと声をかけると、予約は10日後しか空いてないという。
それまで待ってたら部屋が取れないので、何とかならないかというと、親切なスタッフが1時間ほど待ってくれたら特別で受け付けをしてくれrことになった。

隣にある画廊で待つことにしたが、そこのオーナーの話では、ついこの前まではガラガラで閉めている日もあったそうだ。
旅行解禁となって一斉に多くの人が堰を切ったように出かけるのだろう。
私も出かけるので偉そうには言えないが、これではコロナの感染者が増えるのは間違いない。
私も完全装備で出かけることにしているのだが。


10月31日A 武田史子個展

こちらは銅版画をメーンにガラス絵、テンペラ画など多岐にわたり発表する。
武田独自の緻密な表現から、ファンタジックな空想世界が生まれる。
気球や大きな風船に誘われ、ピーターパンのように悠久の世界を旅する。
はたまた、さりげない自然の情景を夢想の世界に引き込み、見る人の心を響かせる。
武田の無限の空想世界は限りなく続く。



10月31日 小林裕児展

息つく間もなく二つの展覧会が今日から始まった。

まずは小林裕児展「合歓の庭」

相変わらず精力的に描いていて、3メーター50センチの大作から小品、ドローイング帳まで飾り切れないほどの作品が並ぶ。

自由奔放な絵はとどまるところを知らず、ますます拍車がかかる。
前の個展でも書いたが、内容は初期のストーリー性の強いに表現に戻ってきたようだ。
シャガールを思わせるような空想の夢幻の世界が広がる。
支持体も自由で、アフリカのマサイ族が使った盾やヨルバ族の占いボード、古いインドの小箱、 エチオピアの古いトレーといったそれだけでアートになりそうなものの上にも遠慮会釈なく描き、一体化させて作品とする。

夏に手術をしたというが、それをものともせずに描き続ける小林のエネルギーには感服させられる。
美しくも楽しげな世界をご堪能いただきたい。



10月27日 オンラインフェアA

昨日でオンラインフェアの画廊での展示は終了したが、10月31日まではオンラインで展示を見ることができる。
3割ほど残っていると言っていた作品もほぼ完売し、後は木下雅雄、高木まどかの作品が若干残っているだけで、 オンラインでご覧になりご興味のある方はぜひお申し出をいただきたい。

コロナ禍の中、台北のフェアに参加できないことから、苦肉の策として画廊にて台北アートフェア用の作品を展示し、 オンラインで見ていただこうとなったのだが、意外やほとんどの作品が売約となり、更には山本麻友香、中村萌作品には大勢の人の申し込みがあり、 抽選という方法を取らざるを得なくなった。
抽選も無事終了し、山本麻友香の作品は日本人の方2名、台湾の方3名、韓国の方1名が当選。
中村萌は日本の方3名、台湾の方2名、中国の方1名が当選。
フィギュアについても申し込み多数の中から抽選で35人の方にお渡しすることになった。
当たった方には順次お知らせをさせていただき、ご連絡のない方には申し訳ないが当選しなかったということでご了承をいただきたい。
このようにフィギュアを入れると80点余の作品が売れたことになり、現地にいかなくても成果が挙げられることになった。
それでも、実際の作品を見ていただき、画像では表現できない色彩やマティエール、立体のボリューム感をご自分の目で確かめていただくのが肝要で、 これだけはオンラインではなし得ないことである。
コロナが収束した暁にはぜひ画廊にお越しいただくか、フェアに参加したときはブースに足を運んでいただき作品に触れていただきたい。

まずは無事終了したことに心よりお礼を申し上げる。


10月23日 オンラインフェア

17日から始まったオンラインフェアは大変好評で、約7割の作品が売約となった。
抽選とさせていただく山本麻友香、中村萌の作品も驚くほどの申し込みをいただいていて、その返信もままならない状況である。

大変勝手ながら、私どもを長年サポートしてくださるお客様、今回の他のアーティストを購入してくださった方から優先抽選とさせていただくことにしていて、 ホームページ上で告知させていただいているが、既にそういう方で出品点数を上回る申し込みをいただいており、 山本、中村のみの抽選申し込みをいただいた新たなお客様にはご希望にそうことができそうもないことをお許しいただきたい。

あとはキャンセルが出た作品を抽選させていただくことになるが、その時は改めて通知をさせていただく。
26日の画廊での展示終了後に抽選となるが、当選した方には翌日お知らせをさせていただき、当選が叶わなかった方は翌日お知らせがいかないことで、 当選が叶わなかったことをご了承いただきたい。

アート台北に参加できないことで、このようなオンラインフェアを開催させていただき、果たしてどうなることかと心配したが、 今まで参加していた時以上に盛り上がり、売約も例年を超える結果となっている。
26日まであと3日、まだ3割ほどの作品が残っているので、残っている中にご興味のある作品があれば是非お申し込みをいただきたい。

まずはお声をかけていただいた方、ご購入をいただいた方には心よりお礼を申し上げさせていただく。
ありがとうございました。

10月17日 AITUMN SHOW・TAIPEI/TOKYO/VR

今日から不参加のアート台北に変わり、10人の作家の出品予定作品を一堂に展示することになった。
アートフェアの限られたブースと違い、画廊ではゆっくり展示ができる。
この広さのブースをフェアで借りようとすると、恐らく500万以上のブースフィーがかかるだろう。
フェアを楽しみにしていた台湾の方に見ていただけないのは残念だが、ブースフィー、作品輸送費、渡航費、滞在費、保険、通訳や手伝いの人件費、 その他の費用がかからないのでその分は助かるが、果たして台湾のお客様がオンラインで購入を申し込んでくださるかどうか不安もあったが、 昨夜に各お客様に画像と作品リストを送らせていただいたところ、収拾がつかないほどの購入希望とお問い合わせが殺到した。
初日は冷たい雨が降り続いたにもかかわらず、大勢のお客様にもお越しいただき、ネットでの台湾の熱い勢いも伝わってきて、幸先のいいスタートとなった。
画廊にお越しいただけない方は、他の参加予定だった画廊と一緒に360度VRによる展示風景も画廊のホームページから見ることができるので、是非お試しいただきたい。

AUTUMN SHOW - TAIPEI | TOKYO | VR -
2020年10月17日[土] - 10月26日[月]
http://www.gallery-tsubaki.net/2020/autumn_show/works.html

Japan online VR ART FAIR 2020
https://www.artokyoprogram.com/vr-art-fair


10月14日 紋谷幹男氏印象記 岩渕華林

モチーフは少女、大人になる前の女性。
いずれ消えることになる何かが、
内面でほのかに燃えています。

衣装表現の異様な緻密さが、
日常の一場面風を一気に非日常へと深めます。
「心をこめたひと時が生き方に豊かさを与える」
ならば、
それを絵画で表現するためには、
「心をこめた手仕事で豊かさを与える」
必要があるのでしょう。

筆者がこれらの作品を見る時、
眼前の絵画で心地よい驚きを感じるだけではなく、
画家と和紙の問で作品が醸成されゆく、
密度の濃い時の流れとも対面することになります。

ここには現実に存在している絵画があり、
同時に人間の生きる兆しも漂っている。
そんな印象でした。



10月13日 GO TO トラベル

11月12日から2泊で六甲ミーツ、有馬アートナイト、琵琶湖ビエンナーレ行くことにして、ネットで宿を予約しようとJTBにアクセスした。
案内をしてくれる有馬アートナイトの出品作家岡本啓君推薦の老舗旅館が空いていて、そこを予約すべくなんとか予約までは進むことができた。

ところが、その先にGO TO トラベルの割引とクーポン利用を登録すべく手順に従ってやるようにと指示されるのだが、これができない。
何度やっても登録できず、旅館の予約も完了しない。

ついに諦めて近くにあるJTBの銀座支店に行くことにした。
行ってみるとなんと大勢の人が中で待っているではないか。
入り口には予約して来てくださいと表示されている。
ついこの前まで閑古鳥が鳴いていた旅行代理店だったのだが、GO TO キャンペーンで東京もその制度を利用できることになったせいなのか、 今まで旅行を控えていた人たちが一斉に押しかけてきたのだろう。
中に入って聞いてみると、予約待ちで1週間後でないと予約できないという。
これでは申し込もうとした旅館も空き部屋がなくなってしまう。
事情を話すと、親切なスタッフが1時間待ってくれたらなんとかすると言ってくれた。

待つこと1時間、ようやく旅館と往復の新幹線の予約、それに割引14000円、クーポン券6000円を手に入れることができた。
家に帰りニュースを見ると、キャンペーンの申し込みが殺到し旅行代理店やネット予約の枠が一杯になってしまい、割引やクーポンの特典が大幅に減額されることになったと報じられた。
ギリギリセーフで私は特典を受けることができ、これも待っている人の中を割り込ませてくれた優しいスタッフのおかげと感謝しなくてはいけない。

今まで外出を自粛せよ、蜜を防げ、ソーシャルディスタンスをと言っていたのが嘘のようである。

10月10日 六甲ミーツ他

9月12日から11月23日まで六甲山上の12の施設を舞台に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」が開催されていて、 数々のアート作品をピクニック気分で回りながら楽しめる現代アートの展覧会である。
その中に中村萌も参加していて、旧六甲山ホテルをリニューアルした六甲山サイレンスリゾートに新旧作品が展示されている。

同時に六甲山からロープウェイで降りたところにある有馬温泉では「有馬アートナイト」と題して、 これまた私のところで発表をしている岡本啓ともう一人中島麦による光のインスタレーションが美しく色づいた紅葉のライトアップや夜景と共に光のページェントが繰り広げられている。

さらに場所は移るが、近江八幡と彦根にて今年9回目を迎える「BIWAKO BIENNARE 2020」も開催されていて、 ここには三木サチコが参加していて、日本屋敷の中に多くの作品が展示されている。

関西圏なので皆さんに是非とは言えないが、「GO TO TRAVEL 」もあって紅葉見物を兼ねて行ってみてはいかがだろうか。
私も11月に入ったら行ってみようと思っている。




10月6日 小浦 昇展

小浦昇展も既に一週間が過ぎた。
今回版画よりはアクリルガッシュによる絵画作品がメーンの展覧会である。
版画のテーマでもあった長閑だがどこかミステリアスな世界が展開される。
高橋同様に夜の情景の中に月の一筋の明かりが小浦の持ち味ではあるが、今回は昼のビーチの心温まる情景など、その表現も多岐にわたってきた。
版画も小品だが今までとは違ったエロスの世界が描かれていて、ちょっとびっくり。
一度取り組んでみたいテーマだったようだ。
そんなこともあって、今回は小浦の多様な表現が観られる展覧会となっている。


10月3日 高橋舞子展

退院してからも検査が続き、今日も朝早くから検査であちこちと振り回された。
さらに検査が続くみたいだ。
そんなこともあって展覧会の紹介がすっかり遅れてしまった。

既に一週間が過ぎたがまずは高橋舞子。
私は彼女を暗闇の画家と呼んでいて夜の雪の情景を描くことが多かったのだが、今回案内状にもなった作品は「幾度も西日を巡る道」と題した夕景を描いている。
夕日があったり、真っ赤に染まる空を描いているのではないが、微かに注ぐ西陽の光が染まりゆく情景を見事に描き出している。
達者な表現力で近代絵画の風景画とは一線を画した風景画なのだが、それでもバルビゾン派や印象派に通じる懐かしさもあり、 人物画全盛の時代にあって彼女の風景画はより新鮮に見える。
表現力で言えば雪が舞い散る情景を描いた「流れ星探しの道」は秀逸で、雪が細かく降る様子が描かれているのだが、 全体は雪に煙るような情景になっていて、見事という他はない。
流行に流されず独自の道を歩む彼女に期待をしたい。


10月2日 70の手習い。

長年の友人が会社を移譲して故郷の長野に戻り、安曇野にログハウスを建てて残りの人生を謳歌している。
先日も仲間たちと自宅で恒例の音楽ライブを開いたが、彼もドラム演奏で初登場。
バンド仲間に70になってドラムを習っていたのだが、いよいよ今回デビューとなった。

その様子が地元の新聞に載り、記事が送られてきた。
既にドラマーとしての風格を備えている。
手足を使いリズム感を養うということで、ボケ防止に始めたそうだが大したものである。

さて我が身を振り返ると情けないもので、何も自慢するものがない。
高校大学とヨット部でヨットレースに没頭し、40になってスキューバーダイビングに夢中になり、50からはテニスを始め、 今は下手くそなゴルフをやるのみで、身体は使っても頭を使うような趣味は一つもない。
来年は後期高齢者の仲間入り。
今回も入院して思ったのだが、身体も言うことを聞かなくなると、スポーツもそう長くはやっていられない。
それに代わる趣味を持たないと、それこそボケの進行が早まる。
さてと言って思い当たるものはないが、何かをやらなくてはいけないと友人の新聞記事を読んで焦っている。


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