GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿

丸尾康弘展 −child-
9月4日(月)〜18(月) 9月10日のみ休廊
11:00 am〜6:30 pm


「旅・child 1」 楠に彩色・鉄 2005 H152 cm(台を含む)

● 丸尾康弘 インタビューはこちら!

両方とも「不安」の要素はあると思うし、逆に希望も見えないわけではないんです。その二つの要素に対してはどちらも同じだと思います。例えば半身像でも手が細かったり小さかったり手自体がなかったり、そういう「不安」を表現したかった。その部分では共通していますね。> > 続き

 

関連ライブイベント

9月9日(土) 19時〜 「南無」ライブ 入場料¥1500(1ドリンク付)

 

ギャラリー椿では初めての展覧会となる丸尾康弘。
宙に浮いた絶対的な存在感を持つ人形にはまるで魂が宿っているようだ。
気持ちの推移により消えてゆく一瞬の表情を捉えた、等身大の人形であるがゆえのそれなのだろう。
座像にこだわりを持ち続けるうちに、最近では丸尾の中で「座る」というテーマから「浮く」というテーマへと少しずつ変化が生じ、より形は自由に、半身像なども制作するようになったという。
独特の彩色によりより際立つ、彫刻の自由なフォルムを楽しみたい。新作約12点を展示予定。

 

 

20代から30代中頃までその当時流行でもあった抽象彫刻やインスタレーションを多く展開していましたが、子供が生まれ木でうさぎを作った像をプレゼントしたことから具象彫刻を志しました。
その頃私は畑を借りて作物を作っていましたが、畑で作業している時の時間の流れ、それは普段の生活では得られない、ゆるやかな流れでした。種をまいて芽が出てくるのを待つその時間、その行為、それをテーマに作品を作ろうと思い立ち、人物の座像シリーズが始まりました。足を浮かせた像、背もたれのある椅子、抽象作品を作っていた頃からこだわっていた彩色。「座る」から「浮く」ということにテーマが少しずつ変化し、最近では座像もより自由になりました。

丸尾康弘

■丸尾康弘 略歴  
 
1956
熊本県に生まれる
1982
東京造形大学彫刻科卒業
1985
かやぬま彫刻シンポジウム(釧路)
1987
グループ源展(熊本県立美術館)
海馬空間(東京都美術館)
1988
Be’art 展( Be’artギャラリー・京都)
1989
京都美術展(京都文化博物館)
個展(なびす画廊・東京)
1990
個展(ギャラリーTAKA・京都)
1991
日独現代美術展 熊本県立美術館他
1994
二人展(矢吹町ふるさとの森・福島)
個展(コンセプトスペース・群馬)
1996
個展(画廊すいらん・群馬)
1997
個展(ギャラリーアートもりもと・東京)
1998
個展(画廊すいらん・群馬)
個展(ギャラリーアートもりもと・東京)
1999
個展(ギャラリーアートもりもと・東京)
2000
個展(久万青銅之回廊開館3周年記念展・愛媛)
個展(ギャラリーおおひら・セブンディズホテル・高知)
個展(画廊すいらん・群馬)
第24回上毛奨励賞受賞
2001
個展(蔵丘洞画廊・京都)
2002
個展(ギャラリーあかね・群馬)
個展(ギャラリー柳井・熊本)
個展(ギャラリーアートもりもと・東京)
2003
個展(画廊すいらん・群馬)
個展(三番町ギャラリー・埼玉)
2004
個展(ギャラリーあかね・群馬)
個展(ギャラリーaria・岐阜)
個展(ギャラリーおおひら・セブンディズホテル・高知)
個展(ギャラリー蔵・熊本)
2005
桐生市本町一丁目にモニュメント設置
二人展(ギャラリーアートG・群馬)
2006
個展(ギャラリー椿・東京)


お問い合わせ

ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
TEL:03-3281-7808 / FAX:03-3281-7848
メール: gtsubaki@yb3.so-net.ne.jp

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