奇怪な人体+動物のような立体。
隙間なく埋め尽くされた極彩色の文様。
高木まどかがつくる立体作品は強烈な印象を残します。
文様は古来、死や魔から自分、家族、集落、部落などを 守るために体や装飾品や家や門に刻まれてきた魔除けの 意味合いが強かったのです。
高木の作品の装飾文様からは力強い生命力を感じます。
その力強い生命力が魔をよけていたのだということがわかります。
いつしか文様は装飾としてしか認知されなくなりましたが、 高木の作品をみると本来の意味を体感できるようです。 現代では魔除けとはただの儀式や慣例、縁起物のようになっており 魔を感知したり信じたりはしないでしょう。
しかし今、精神に忍び寄る魔を払うことが、 切実に必要なのではないだろうかと思います。

2007年在学中ギャラリー椿GT2での初めての個展で話題をさらい、
2008年台湾でグループ展に参加、
2008〜2010年のアジアのアートフェアでも人気を博しています。
立体１３点を展示します。 この機会にどうぞご高覧下さい。

1983 徳島生まれ
2008 多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業(M.A.)

個展
2007 ギャラリー椿GT2（Tokyo）
2009 Shonandai my gallery (Tokyo)
2009 ギャラリー椿GT2（Tokyo）
2010 Shonandai my gallery (Tokyo)
2011 ギャラリー椿GT2（Tokyo）

アートフェア及びグループ展
2008 Gallery J.Chen（Taipei）
　　　 Art Taipei 2008（Taipei）
　　　 Art Singapore2008(Singapore)
2009 Art Taipei 2009（Taipei）
2010 Art Taipei 2010（Taipei）
2011 Art Taipei 2011（Taipei）