GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿
小原馨
展 2月19日(土)〜3月5日(土) 11:00〜18:30 (日曜休廊) |
深い闇から一筋の光明が見えたときの情景を描いた小原馨の新作展「光の発芽」 和紙やパステルを用いた作品を制作してきた小原が新たな展開をみせる油彩画です。 新作22点が並びます。どうぞご高覧ください。 「今まで、郷里岩手の自然の記憶を抽象化した作品をつくってきました。それは、具象と抽象の境界をなくし、表現においても油彩と日本画といったカテゴリーに捕らわれず、凹凸のある自作手漉き和紙を使用した作品でした。 しかし、自分で確立してきた様式に自ら捕らわれ、そこ抜け出すために四苦八苦した末に今回のテーマの連作が始まりました。 きっかけは、制作途中の作品を黒く塗りつぶした時に、その闇の中に光を描いたこと に始まります。 暗夜行路のような状態の中で、無意識に光を欲したのかもしれません。 それは、我々の心に灯る光が、植物のように芽を出し、光の柱となって世界に広がっていくようなイメージでした。 今回は、自分の制作の原点にもどり、キャンバスに油絵という表現を用い、また今までこだわってきた触覚的な凹凸のある表現も避けました。 それは、支持体やマチエルに頼らず、オーソドックスな表現で絵画の美を追求したかったからです。」 小原馨 |
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