GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿
渡辺達正 展 「紺青の韻律」 |
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紺青の韻律
紺青の韻律―空と海は、太陽の光を受けて、スカイブルーや紺碧の青を演出する。空を見上げたとき、スカイブルーは私に穏やかな安心を与えてくれる。そのときに感受する青は、温かな青であり、また、自然に眠りを誘われる柔らかな青でもある。海の水が太陽の光を受け表出される紺碧の青は、すべてを吞み込み,無の世界へと連れ去ろうという企てを感じる。 青に対する想いは,人それぞれに異なった感情を持っている。青という色を作り出す方法にも多様な技法があり、さまざまである。私の青は、1インチに85の点を刻む彫刻刀・ベルソーによって、無数の小さな穴を、銅板に刻み込むメゾチント技法によって生まれる。この小さな点の周りには,粘りのある銅が起き上がり、あたかもサンドペーパーのような形状となっている。そんな、ざらざらな地肌を削ったり磨いたりすることにより,青の階調が現れる。そう,メゾチントの技法は,無限の時間をのみ込みながら,創作する私に素敵な青―紺青の韻律を送ってくれる。 「星」について 「line」について 「Fusion」について 「青、ゆらぐ」について |
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