GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿

コイズミ アヤ展
AYA KOIZUMI
2001年10月17日(水) - 11月2日(金)
11:00 - 18:30 日曜休廊


ひとりで立つために
木・アクリル・フィルム
500x300x105mm

お問い合わせ e-mail - gtsubaki@yb3.so-net.ne.jp

引越し
沈んだ場所で I
言葉にするまえに
コイズミアヤ 関連情報
1999.7
しまわれているもののために
出会いの準備 I

コイズミ アヤ
Aya Koizumi [1971- ]
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 1971年、東京に生まれる。94年、武蔵野美術大学空間演出デザイン科卒業。在学中から舞台芸術に関心を持っていたコイズミアヤは、「箱」を一つの閉鎖された空間としてとらえるのではなく、そこに建築的な広がりを見いだした独自な世界観と感性によって、一貫してボックス作品の制作を行なってきた。
 コイズミアヤが作る「ボックス」は、いずれも木の素材に白のペイントを施したシンプルな箱である。これらはまた、閉じられている箱を「開く」ことによって、その内部におさまっている空間があらわれるしくみになっており、ここでの箱は舞台装置のような役割をもっているようにも感じられる。蓋を開くタイプのものから、数段階に分かれて開く仕掛けがあるものまでそのしくみはさまざまだが、箱を開くとそこには、同じ材質で作られた木の林、あるいは行き先のわからない階段、まるで別 の次元につながりそうな扉などがあらわれる。
じっと箱のなかをながめていると、いつしか遠い記憶に埋もれたままの懐かしい場所や風景の印象とそれらが重なり、不思議な安堵感さえ芽生えてくる。
現在、コイズミアヤは、箱庭療法に関心を寄せている。いままで箱のなかにモチーフをどう配置するかという意味を重視するが為に、その「意味」自体に束縛されていたというコイズミアヤは、箱庭療法に出会ったことで、「意味」の束縛から解き放たれ、今、新しいステージへと一歩すすみはじめているようだ。 (M.M.)

コイズミ アヤ 略歴
1971 東京に生まれる
1994 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業

1996 個展 :ギャラリー椿 (京橋)
1997 「距離と変容の器」時と立体のコラボレーション展示 :ギャラリー椿
                  詩=「言語地図」関口涼子
     第5回国際コンテンポラリーアートフェスティバル‘97 出展
1998 個展「未知の信仰のための空の器」 :コバヤシ画廊 (銀座)
1999 個展「Destonation」 :ギャラリー椿 (京橋)
     個展「庭−the world technique−」 :ギャラリー人 (吉祥寺)
2000 個展「1997 〜 1999の仕事」 :ギャラリー・イン・ザ・ブルー (宇都宮)
     個展「部屋」 :楽風 (浦和)
2001 個展  : switch point (国分寺)
     BOXART展 出展  : リアス・アーク美術館
     (2002にかけて巡回)  新潟市
                   おかざき世界子ども美術博物館
                   静岡アートギャラリー
                   高知県立美術館
     個展「頭上のプール」  : ギャラリー椿 (京橋)

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